ピンピンコロリを目指すのは大変
私の老後の人生目標の1つに「ピンピンコロリ」があります。
略してピンコロ(PPK)。
そのためには健康寿命を伸ばさないと……(^_^;)r
そんなピンコロや健康寿命に関わるデータや考えを整理してみました。
ご興味のある方は、お付き合いください(^^)/
なお、お話上、寿命や死について語ることになります。そうしたお話が苦手の方は、そっと退出をお願いします。
1.ピンピンコロリ
ご存じのように、ピンピンコロリとは、
病気に苦しむことなく、
元気に長生きし、
最後は寝付かずにコロリと死ぬこと
です。
略してピンコロ(PPK)。
私が願っている人生の最後のシーンは、
美味しい夕飯をいただき、
ブログの巡回も終わって就寝。
翌朝、起きてこないからと
家族が心配して見に来ると…
布団の中で安らかな寝顔で
息を引き取っている
というイメージです。
家族には一時的に迷惑をかけますが、
長期の寝たきりのまま亡くなる
ネンネンコロリ(NNK)(以下ネンコロ)
よりは、ピンコロの方がましでは無いかと思っています。家内も同じ考えです。
とはいえ、ピンコロを実現するのはそう簡単な話しでは無いようです。
自宅で死ねる人の割合
ピンコロを目指す上で1つ目のポイントは、自宅で死ねるかという問題です。
2019年の厚生労働省のデータでは、自宅で死ねる人はわずか14%だそうです。
出典:厚生労働省「2019年人口動態統計」より著者作成
かつては、多くの人が自宅で無くなっていました。
しかし、最近は、
病院で亡くなる人が増え、微減していますが約71%と高率です。
また、施設等で亡くなる方が、微増し約14%となっています。
そして、
自宅で亡くなる方が、横ばいの約14%
という割合です。
現状は、病院や施設などで亡くなる方が約85%という状況です。
ピンピンで直前まで元気だったが、事故や急に具合が悪くなってコロリの方も85%に入っているでしょうし、施設で介護を受けながら静かに亡くなる方もおられると思います。
逆に、自宅死には在宅介護も含まれていると思われます。
なので、現実にピンコロを実現出来た人が、実際どの程度の割合かはこのデータだけではなかなか読み取れません。
死因から考える
ピンコロの2つ目のポイントは、死亡理由です。
ピンコロのイメージに沿うのは、老衰という考えに賛同くださる方は多いと思います。
老衰の明確な定義はないそうですが、
事故や病気とは異なり、年齢とともに心身が衰えて、自然に死亡すること
老化に伴いゆるやかに身体機能が低下していき、やがて花が命を終えるように自然に逝くこと
などで表現されています。
ピンコロに合いそうです。
厚生労働省の、「死亡診断書記入マニュアル」では、
老衰を「高齢者でほかに記載すべき死亡原因のない、いわゆる自然死」と書かれています。
では、死亡原因別の数字を見てみましょう。
出典:厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況 p.11より
1位は、ご想像通りのいわゆる「ガン」です。
2位が、心疾患で主に心臓がらみになります。
そして3位が「老衰」でした。
割合で見てみましょう。
出典:厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況 p.10より
老衰は、全体の9.6%でした。率で見ると中々厳しそう。
しかし、老衰で死亡した方の年齢を見ると期待出来そうです。こちらのグラフをご覧ください。
出典:厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)
年齢的には80歳以上がほとんどです。
もっとも多い層が90-99歳となっています。
数字から読み取れることは、ピンコロのためには、80歳以上、出来れば90歳以上でも足腰丈夫で健康を維持しすることが必須です。
加えて老衰で亡くなるくらい自分を管理することが重要だと感じました。
2.平均寿命と健康寿命
平均寿命
まず、2020年に発表された現在の平均寿命を確認してみましょう。
厚生労働省から、令和3年の簡易生命表が2021年7月20日に出ています。
URL: 令和2年簡易生命表の概況|厚生労働省
令和2年簡易生命表によると、
男性の平均寿命は81.64 年、
女性の平均寿命は87.74 年
と、どちらも過去最高値を更新しています。
平均寿命を1955年(昭和30年)から2020年(令和2年)までグラフにしてみました。
出典:厚生労働省のデータからまねき猫が作成
1955年から2020年の65年間で、
平均寿命が
男性が18.04歳、
女性が19.99歳、
伸びています。
ちなみに国別の順位も発表されていました。
女性が、圧倒的な差で一位
男性が、スイスに次いで二位
という結果でした。
健康寿命
さて、ピンコロを目指す上で大事なのは、健康寿命の数値です。
そのデータも確認しておきましょう。
出典:厚生労働省のデータから招き猫が作成
健康寿命は3年に1度発表されていて、最新は2019年になります。
それによると、
男性が、72.68歳
女性が、75.38歳
でした。
私は今66歳なので、このデータからすると、後6~7年しか健康でいられないということになります。
それは、嫌ですね~(^_^;)
3.健康寿命を伸ばす
これまでは、平均的な数字を見てきました。
男性の場合、72歳程度までしか健康でいられないというのは残念な数値です。
一方、見方を変えれば平均以上の方もいると言うことです。
ピンコロを目指す私は、その平均以上のグループに入れるよう頑張りたい。
自分のことは自分でできる身体と脳を長く維持することが重要ですね。
そのための課題は、3つありそうです。
ロジックツリーで書いてみました。
3つの課題とは
・身体の健康
・家計の健康
・心の健康
です。
身体の健康
説明の必要がないと思います。
ピンコロの大前提は、自分のことは自分で出来る身体であることです。足腰が丈夫であることや、自分の歯で食べられる状態、脳や内臓系の疾患にかからないよう身体を維持していくための努力をしていきたいです。
たとえば、運動を継続し筋肉量を維持することや、タンパク質などの栄養補給を欠かさないよう心がけたいものです。そのうえで、自分の健康状態を定期的に検査して客観的に観察してもらうことで健康のPDCAを回していきたいと思います。
家計の健康
ピンコロが継続できる前提は、老後の家計の安定だと考えています。運動のためにジムに通うのも、身体を維持する栄養を補給するのも、検査するのにもお金がかかります。
最近よく目にする老後破産なんてしたくありません。
とはいえ、残念ながら私はマネタイズが下手くそで、働かないでいられるほどの蓄えはありません。そのため、定年後も継続してアルバイト続けていく必要があります。
幸い今の所、添削講師の仕事は順調ですが、進化の著しいAIが添削の仕事へ浸食してくる可能性は高いと読んでいます。すでに小学生の学習では、実用化レベルです。
年金と合わせて平均的な生活が維持できるよう新たな収入源を検討していきます。
もちろん支出の削減も頑張らないと…
心の健康
身体が健康で、家計も健康でも、心の健康が維持できないとピンコロになりません。
死ぬまでぼけないことや家族との平和を維持したいと思います。
また、健康的な生活には、社会貢献が極めて大切なんだそうです。
そうした意味からも講師のバイトは出来る限り長く続けていきたいし、ブログも継続していくのは良いことだと思っています。
あとは未来を不安がらずに俯瞰するリサーチは継続していくつもりです。
4.終わりに
ピンピンコロリを実現するために、健康寿命を伸ばしていきたいと考えています。
そのポイントは3つ
・身体の健康
・家計の健康
・心の健康
このブログもこうした視点から発信できればと思い始めたところです。
平均寿命や平均余命の計算の仕方の詳細はこちらの記事に書いてあります。
ご興味があったらご覧ください。
概念図だけ示しておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり