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今日のブログは、コーヒーブレイクです。通信制で学ぶ機会が増えていることを少し書いてみます。ちょうど新学期で忙しくなってきて、テーマデータを検索する時間が取れず、そうした記事が書けないので……(いつもこんな言い訳ばかりだね:通りがかりの訪問者)
お時間があったらお付き合いください。
1.FD研修でのこと
私は、とある通信制大学の非常勤教員をしています。主な仕事は課題リポートの添削などです。そうした大学の教員は年に1度、FD研修を受けることになっています。
(FD研修:Faculty Developmentの略 大学として教育内容や方法の組織的研修)
先日もネットを使って研修が行われました。その時の学長の説明で、当学の生徒が増えていると報告がありました。それ自体はとても嬉しいことです。私の仕事も増えそうですから(^^)
2020年のコロナ禍以降、通信制の大学で学ぶ人が増えているようです。コロナのおかげで、通信制大学では必須のスクーリング授業が、これまでは通学でしか単位が認められなかったのですが、ネット授業でも単位認定がされることになりました。
こうした環境の変化もあって、高校を卒業した人だけでなく、生涯学習の機会として社会人が新しい知識を得るためや、学位の取得を目的に入学する人も多くなりました(例 看護学士)
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2.週刊ビジネス新書から
そうした通信制で学ぶ機会について、興味深い番組がありました。テレビ東京が放送している「週刊ビジネス新書」です。この週刊ビジネス新書の概要は以下の通りです。
「DX」「SDGs」「人材活用」「脱炭素」「AI」「メタバース」・・・など、毎回、1つのビジネステーマを設定し、掘り下げ、学ぶ経済番組!
テーマに沿った企業を取材し、その企業の独自の取り組みを発見。
スタジオでは、メインキャスターの伊集院光さんと、解説キャスターが、紹介企業の取り組みを元に、明日から使えるビジネスのヒントを探る。
番組を見終わった後は、「新書1冊の知識」が得られる、土曜日午前の経済情報番組。MC:伊集院光 アシスタント進行役:竹内香苗
MCの伊集院光さんは私の好きな方の一人です。
さて、その週刊ビジネス新書の2024年3月9日(土曜日)の番組では、
少子化でも絶好調の教育ビジネス~学校の勉強を教えない小学生向けの塾?優秀なビジネス人材を次々に輩出する大人気の高校
というテーマで2つの学校が紹介されていました。
テレビ東京は、この番組の要約をYouTubeで見られるようにしています。
こちらにリンクをつけておきます。
小学生向け塾「探求学舎」
この番組の中で紹介されていた小学生向けの塾が「探求学舎」です。進学塾のような学校で学ぶことは教えていません。こどもが夢中になるテーマを題材にした授業を行っています。
たとえば、放送で紹介していたのは「建築」をテーマにした授業です。こちらは体験型の学習です。
先生は、建築についてのさまざまなことを4択クイズのようにして参加者に答えてもらったり、カードゲーム式に答えを導いたりとしています。
AIが進化した時代に、子供たちが大人になったときに必要なのは、情緒価値を高めておくことだというコンセプトで授業を行っているのです。生徒数は約1万人だそうです。
こうした体験型授業のほか、知識を広めたり、深めたりするためのオンラインの授業も豊富なんだそうです。
小学生のうちからこうした授業を受けている子供達の将来の姿もトレースしてみたいですね。
N高等学校
もう一つがN高等学校です。
ネットの学校なんですが、実際の校舎もあるのですね。たしかにネットで授業するにも施設は要りますし、どうも体験的な学習の場もあるようです。
生徒数は約2万7千人だそうです。
この学校はネットと通信制の制度を利用したネットの高等学校になります。自宅にいてすべての授業が受けられて高校の卒業単位が取れます。KADOKAWAとドワンゴが協力して設立した学校です。
この生徒は、声優や映像関係の仕事を目指していますが、通学の無駄や学校行事に時間を取られることがなく、発声の稽古や機器の操作を学ぶ時間が取れるのでN高等学校を選んだそうです。こうした将来の目的がはっきりしている学生には通信制の高校はとても良いと感じました。
また、課外授業も充実しているとのこと
こちらは、お化粧の課外授業だそうです。
なお、この学校からは、東京大学や京都大学の合格者も出ていると書いてありました。
3.おわりに
今回は、通信制で学ぶ環境の変化から学ぶ人が増えてることを書いてみました。
通信制大学は、以前と違い自宅にいながら学士の単位が取れる時代になりました。すでに高校もそうした状況にあることを今回、週刊ビジネス新書で改めて知りました。
N高等学校という新しいスタイルの学び方は将来の標準形になる予感がします。これまで通りの学校経営を続ける所は、こうした変化をどうとらえているのでしょう?
私の主な副業であるリポート添削もネット環境への移行準備が進んでいます。ネットやITの知識を使いこなす世代がもうすぐメジャーな顧客になる時代です。
これからさらに増えてくることでしょう。そうしたカスタマーに対応できる力を高めておこうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お勧め記事はこちらです。
終わり