健康

健康寿命を延ばし、脳を若々しく保つために欠かせない栄養素について、詳しく掘り下げていきます。お時間があったらお付き合いください。
私は、前期高齢者です。
そんな私の人生目標に「ピンピンコロリ」があります。略してピンコロ(PPK)。

そのために、健康寿命を伸ばすことを心がけています。実現する課題は、
・身体の健康
・家計の健康
・心の健康
の3つです。
高齢者にとって「健康」は、もはや単なる願いではなく、人生の質を左右する最重要課題ですよね。特に、運動機能を保つことと同じくらい気になるのが「脳の健康」ではないでしょうか。
「いつまでもぼけずに、自分の頭で考え、仕事を続けたい」――そんな願いを叶える鍵は、日々の食事、つまり「脳への栄養補給」にあると考えています。
今日は、そんな、大切な脳の栄養素について、掘り下げて見たいと思います。
1.私たちの「健康寿命」の最新事情と、脳の関係
厚生労働省が発表した最新の統計(2022年度)によると、日本人の健康寿命は、男性が72.57歳、女性が75.45歳となっています。
2016年度の調査(男性72.14歳、女性74.79歳)と比較すると、男女ともに延伸傾向にありますが、平均寿命と比べると、依然として「元気に過ごせる時間」には限りがあることがわかります。
私は現在70歳。
最新のデータに照らし合わせると、健康でいられる期間はあと2〜3年ほどという計算になります。もちろんこれは平均値ですが、のんびり構えてはいられません。
骨折を防ぐための筋肉量維持や骨密度のケアはもちろん大切ですが、それと同じくらい「脳の健康」を維持し、機能不全や老化を食い止めることが、真の健康寿命を延ばすことにつながります。
筋肉にはタンパク質、骨にはカルシウムが必要なように、脳にも「専用の栄養」を欠かさないことが重要だと考えています。
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2.脳は驚くほどの「エネルギー食い」?
人間の脳の重さは約1,450g程度。体重のわずか2%ほどに過ぎません。しかし、驚くべきはその消費エネルギーです。脳は基礎代謝量の約20%を消費しており、成人男性であれば1日に約300kcalものエネルギーを脳だけで使い果たしています。

脳にとって唯一無二のメインエネルギー源、それが「ブドウ糖(炭水化物)」です。
脳をガス欠させない「スローリリース」の知恵
脳はエネルギーを貯蔵する仕組みを持っておらず、食事から得たブドウ糖は4時間程度で使い切ってしまいます。そのため、朝食を抜くとブドウ糖が不足し、「頭が働かない」「イライラする」といった脳のエネルギー欠乏症状が現れることがあります。

ここで重要なのが、ブドウ糖の「摂り方」です。
血液中にゆっくりとブドウ糖を放出する「スローリリース」な食品があります。
おすすめ:は、きのこ、豆類、全粒粉など(未精製の食品)です。
一方、注意する食品は、 白米や砂糖たっぷりの飲料などの「ファストリリース」食品。血糖値を急上昇させるため、日常的な摂取には注意が必要だそうです。
3.心と情報のネットワークを作る「必須アミノ酸」
脳の中では、膨大な数の神経細胞が巨大なネットワークを形成し、「神経伝達物質」を介して情報のやり取りをしています。
ドーパミン: 「やる気」や「快感」をもたらし、学習・運動能力を高める。
セロトニン: 「精神の安定」や「安らぎ」をもたらし、睡眠の質を向上させる。
これらの伝達物質が不足すると、認知症やうつ病の原因になるとも言われています。そして、この重要な物質の原料となるのが「アミノ酸」、つまりタンパク質です。
特に、体内で合成できない「必須アミノ酸(トリプトファンなど)」を食事から摂ることが不可欠です。アミノ酸スコアが100の良質なタンパク質(豚肉、あじ、鶏卵、牛乳、大豆など)を、1日に「体重1kgあたり約1g」を目安に摂取することを心がけると良いそうです。

4.脳の柔軟性を保つ「DHA」と代謝を助ける「ビタミンB群」
脳の活性化には、良質な「油」と「代謝のサポート役」も欠かせません。
記憶の要「DHA」
青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、細胞膜を柔軟にし、記憶を司る「海馬」に多く存在します。記憶力や学習能力の維持・向上には、このDHAを積極的に取り入れることが効果的です。

エネルギー変換の火付け役「ビタミンB群」
せっかく摂ったブドウ糖も、代謝されなければエネルギーになりません。ここで活躍するのがビタミンB1やB6です。
ビタミンB1: ブドウ糖をエネルギーに変える(豚肉、ウナギ、大豆など)。
ビタミンB6: アミノ酸の代謝やでんぷんの分解を助ける(鶏肉、マグロ、カツオ、ジャガイモなど)。

5.おわりに:賢い食事で「ぼけない」生活を
脳の健康に良い栄養素と、摂取する上でおすすめの食品は以下の通りです。
ブドウ糖: 脳のメインエネルギー源:全粒粉、豆類(スローリリース)
必須アミノ酸: 神経伝達物質の原料:肉、魚、卵、大豆(スコア100)
DHA: 脳細胞の柔軟性と記憶力維持: 青魚(サバ、イワシなど)
ビタミンB群: エネルギー代謝のサポート: 豚肉、鶏肉、マグロ、レバーなど|
毎日の食事だけで全てを完璧に補うのは大変なこともあります。そんな時は、不足しがちなビタミンなどをサプリメントで補うのも一つの手ですね。
いつまでも自分らしく、瑞々しい知性を保ち続けるために。今日から「脳が喜ぶ栄養」を意識した食生活を始めてみませんか?適度な脳への刺激と、正しい栄養補給こそが、最高のエイジングケアになるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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終わり
