ブログへご訪問ありがとうございます。
あなたは、経営戦略の手法を自分の為に活用されていますか?
「え、経営戦略の手法でしょ
自分の為に使えるの?」
はい、経営戦略の手法は、人生を考えるのにも有効な手法が多いです。活用してみましょう。
会社の資料ような細かいものは作らなくてOK。
手書きでよく。
複雑な計算もしない。
今日はその2回目、
で、自分の強みや弱みを知る。
の巻です。
数字をクリックするとジャンプします。
お忙しい方は一部だけでもご覧ください。
お忙しい方は、「終わりへ」を「プチ」とすると文末に飛びます。
ちなみに前回の記事はこちらになります。
1.SWOT分析とは?
まず企業分析に使うSWOT分析をご紹介します。
基本シートの内容をご覧ください。
シートは4つのマス目になっています。
内部が、強み(Strength)と弱み(Weakness)
外部が、機会(Opportunity)と脅威(Threat)
に分かれています。
この頭文字を取って、SWOTとなります。
SWOT分析とは、
企業の戦略を導き出すために、企業の強み、弱み、機会、脅威を客観的に把握する分析をいう。
企業の外部環境と内部環境に基づく、自社の今を知ることが出来ます。
では、具体的な事例を1つを見て見ましょう。
皆さんもよく利用するアマゾンを事例に書いてみました。
アマゾンは日用品をワンクリックで買える便利なサイトという強みの印象があります。
一方、クラウドサービス(AWS)が強みとしては上位ではないかと私は見ています。
見方の問題はありますが、このサービスで営業利益のほとんどを稼いでいます。
また、生鮮品やトレンディーなアパレルの取り扱いは弱みとなります。
さらに配送はヤマトの取り扱い縮小などから今後弱みになる可能性が高いでしょう。
SWOT分析で、今のアマゾンを少し違った視点から観察できたと思いませんか?
これが、SWOT分析を行うメリットです。
しかし、SWOT分析には気をつけたい点もあります。
SWOT分析は、課題を発見したり、方向性を見い出せる訳ではありません。
そのための作業は、別の手法を用いて行う必要があります。
とはいえ、まずは現状(今)の状況を正しく認識しないと課題設定は出来ません。
孫子の言葉に
「彼れを知りて己を知れば、百戦してあやうからず」
というものがあります。
「自分の現状と、相手(敵)の状況を把握できれば必ず勝てる」
という意味です。
このように、客観的に己(自分)を理解することの大切さを教えています。
あなた自身を改めて再認識するために、良かったSWOT分析を利用してみましょう。
なお、強みや弱み、機会や脅威を探すヒントは以下の図を参考にしてください。
このPEST分析の進め方も、後日記事にする予定です。
キーワードは、PEST分析や3C分析となります。
環境分析では、自分に影響する未来の出来事を予想することになります。
こうした書籍も参考にしてみてください。
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
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お忙しい方へ: 終わりへ
2.人生の局面でSWOT分析をする
人生には節目になる時があります。
・就職する時
・転職を考える時
・老後のセカンドライフを考える時
などなど…
こうした節目で考えるテーマは、人生のライフサイクルで大体決まっています。
シリーズの1回目にこうしたライフサイクルお話をさせていただきました。
良かったら読んでみてください。
そこでは、ライフサイクルを製品に合わせて、4段階で定義しています。
製品 人生 およその年齢
導入期 学生期 0歳から21歳
成長期 成人期 22から43歳
成熟期 壮年期 44歳から65歳
衰退期 老年期 65歳以降
それぞれの段階に応じた自分のSWOT分析を書いてみると良いでしょう。
自分のSWOT分析のまとめ方
自分がこれまでに獲得したスキルや経験から、
強み、弱み
を書き出します。
次に、目指す夢や目標(例 転職先)を想定し
機会(志望する仕事に生かせること)
脅威(志望する仕事の厳しい状況)
を書いてみましょう。
書く時はインスピレーションを重視します。
「こんなことを書いていいのかな~」
なんて迷わないこと。
まずは書いてみることです。
書いては直すを繰り返すことの方が大切です。
その他に気をつけること
・各マスの中に書くことは3~7つに絞る
多すぎても考えがまとまりません。
少ないのはもう少し考えてのサインです。
・見方によって強みは弱みに、機会は脅威
たとえば、行動的は強みと書けますが
独断的な面があると弱みにもなります。
IoTやAIの進展は技術を持つ人には機会ですが
技術進歩の早い業界が脅威とも取れます。
出来れば、対比して書くと良いでしょう。
忙しい方へ: 終わりへ
3.私の場合を例にすると
いまから10年前、2008年頃。
53歳の時に書いた私のSWOT分析をご紹介します。
ここまで書いておきながら、
「なんだたいしたこと書いてないね」
って、言われそうです(^_^;)
稚拙な物でお恥ずかしい限りですが、
こんなもので良いんだという反面教師のつもりで見てやってください。
この時期は、ライフサイクルでいうと壮年期の真っ盛りとなります。
手書きで、付箋紙を使って作成しています。
当時、開発の責任者で立場は部長でした。
世は、いざなぎ景気が終わり、団塊世代の大量退職が始まる2007年問題が話題になっていました。
リーマン・ブラザーズの経営破綻から世界的金融危機が発生したのもこの年です。
日本の輸出企業は大きなダメージを受けました。私の会社も輸出が多かったので経営的に厳しくなりました。
翌2009年に早期退職の応募があったことが記憶に残っています。
会社を辞めて、独立するか?
コンサルタントやセミナー講師でやっていけるか迷っていた時期に書いたものです。
読みにくくてすみません。
きれいに書き直してみたのがこれです。
少し表現をいじっている部分があります。
ご容赦ください。
いま書いた内容を見ると、もう少し現状の深掘りをしておくと良かったかもしれないと反省する部分があります。
なお、家計や親族の介護などの話は別の分析シートを用いていたので、ここでは省略しています。
こんな物でも書いてみることが次のステップへの原動力になります。
まずは、書いてみませんか?
忙しい方へ: 終わりへ
5.まとめ
・人生に少し経営戦略的な要素を
・SWOT分析は自分を知るに役立つ
・気軽に書く。インスピレーションが大事
・各項目は3~7つに絞る
・強みと弱み、機会と脅威を対比させる
第3回は、目標作りや行動計画への落とし込みの進め方です。
バランス・スコア・カード(BSC)の手法をご紹介する予定です。
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終わり