予想
円相場が一時160円台をつけました。円高を予想していた金融機関は、ここ数年ドル円相場を外し放しです。そんな様子を振り返りながら2024年末の円相場を占ってみましょう。お時間があったらお付き合いください。
160円に一時突入
ゴールデンウィークのまっただ中に、驚きのニュースが飛び込んできました。4月29日10時35分頃、対ドル円相場が160円台を突破しました。実に34年ぶりだそうです。
その後、急反発して154円台に戻しています。日銀の介入らしいと言われています。
国内市場が閉鎖している取引が少ない時期とは言え、この160円という壁があっさり突破されたことで焦った方も多いことでしょう。
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金融機関は24年を円高と予想
多くの金融機関が2024年は円高になると予想していました。
たとえば、こちらは、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の2023年12月28日の予想コメントです。120円台だそです(^0^;)
こちらは、三井住友DSアセットマネジメントの23年12月25日付けに予想した図表です。24年4月頃は141円で、年末138円を予想していました。
もう一つ見てみましょう。楽天証券FXセミナー24年1月26日資料からです。ドル円は130円台が順当シナリオと説明されています。
証券会社の予想をまとめた表があったので添付します。
国内の証券会社はおおむね円高を予想していました。一方、海外の証券会社は145円から150円台です。国内証券会社も、このまま円安で推移すると残念な予想となりそうです。
金融機関は2年連続のはずれ?
2021円から最近までの円相場の推移です。
実は、国内金融機関は2023年も円高と予想していました。しかし、結果はご覧の通りです。このままいくと2024年もあぶない状況です。
なんちゃって予想
さて、私の尊敬する大村平先生が「予測のはなし」という本を出しています。
そこから予測のセオリーについての書かれた部分をご紹介します。
先生曰く、過去のパターンから予測する方法は3つあるそうです。
・2度あることは3度ある型
・「歴史は繰り返す」型
・「人のふり見てわがふり」型
です。
今回の円相場は、これらに当てはまることになるのでしょうか?
2度あることは3度あるなら、こんな予想線も書けそうです。
単純な近似線と少々の傾向近似を入れると、2024年12月は169円ということになりました。さて、結果はどうなるでしょう(^0^)
この予想の結果は、12月末の記事で振り返ってみたいと思います。
ちなみに1970年から最近までのドル円相場推移を振り返るとこんな様子です。
今をどう見るか……ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでやってください。
終わり