インボディの測定原理と実際の計測結果
数あるブログの中から、ご訪問ありがとうございます。
今週も、健康PDCAのC(評価)を考えてみます。
インボディで測定した私の体脂肪や筋肉量の測定結果を
見ていただきながら健康状態について考えてみます。
また、インボディという体成分測定器のすごさもお伝えします。
調べるほどによくできた測定器と感じました。
機会があったらあなたもインボディを体験してみてください。
無料で測れるところをいくつか紹介しています。
数字をクリックするとジャンプします。
お忙しい方は一部だけでもご覧ください。
作成2018年7月20日 更新2020年2月14日
筋肉に関する記事はこちらです。
1.インボディは体幹がきちんと測れる唯一の装置
InBody(以下インボディ)は、世の中の体成分分析装置の中で唯一、
体幹を含めた全ての部位の生データを算出することが可能な測定器です。
日本では、(株)インボディ・ジャパンが販売しています。
インボディ・ジャパン公式サイト | InBody - Technology
一般的な体成分分析装置は、性別や年齢などの統計データから一部のデータを補正・推測して値を出しています。
しかし、インボディは身体の5つ部位をすべて計測しているため精度の高い結果が得られます。 補正しないため、診断などにも利用可能な評価データを提供可能です。
私は、インボディの関係者ではありませんが、この計測方法はなかなかモノです。
出典:インボディ・ジャパン公式HPより
以下、私が推測した測定原理をご紹介します。
測定は、両手両足の4点の電極A,B,C,Dから微弱な測定電流を流して、 右腕・左腕・体幹・右脚・左脚の5つの箇所に分けて抵抗を計測します。
各電極は、それぞれ2個ずつの電流・電圧電極を配置し、計8個の電極を使用しています。これは、ケルビン接続法などと呼ばれる接触抵抗を減らすための測定技術です。皮膚の接触抵抗の誤差を減らすことができます。
また、手の電極は、アーム式で位置が一定になると思われる工夫をしています。
測定再現性の向上に役立っていると思われます。
利用している部位別直列インピーダンス測定法は、理科の教科書で習ったオームの法則やキルヒホッフの法則、電磁気学を応用したものです。
特許を取得しているそうですが、どのような点を権利化しているのか興味深いです。
案外、コロンブスの卵的な特許かもしれません…
身体の多くは、図のように細胞核と細胞外の体液などで構成されています。
そこで、細胞外の水分と、細胞核内の水分を分けて測定することで、身体全体の水分量を高い精度で分析ができます。
インボディは、3つの周波数で測定し、体水分を細胞内水分と細胞外水分に分けています。周波数は、5 KHz、50KHz、250KHzのようです。
高周波信号が細胞核内を通過する特性を利用し、体全体の水分量をはかり、低周波数信号では、細胞外の水分を測定します。これで、細胞内・外の均等性を評価することができます。
こうして得られたデータを元に、
例えば、体水分量を1.37倍して除脂肪量を求めます。
体重から、この除脂肪量を引くと、体脂肪量が求まるといった具合です。
その他の筋肉量は測定した抵抗値などから算出しているようです。
しかし詳細は、公開されていないようです。
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2.私の測定結果
はずかしいですが、私のインボディ測定結果をすべてお見せします。
体型分析結果
ここでは、基礎的なデータが示されます。
体重が適正目標から1.1kg多いですね(;'∀')
体脂肪も同様に目標より1.1kg多いです(^_^;(^_^;
つまり、もっと脂肪を減らしたほうがいいとアドバイスをいただきました。
「はい、百も承知です」(T-T)
幸い、体型パターンは「理想」という結果でした。
体重・筋肉・脂肪バランスは、右矢印型をしているので良好ですが、
その他のインボディの資料によると、脂肪を減らした方がいいとコメントされていました(;^_^A
その参考資料はこちら(抜粋)
体成分分析結果
いずれも、良好な結果でした。
ミネラルは骨の量を表すので特に関心を持っています。
ただ、インボディのミネラル量は推定値と「ことわり」が書かれてあります。
先ほど書いたように、計算アルゴリズムが書いて無く、検索しても出てきません。
やはり、骨量は先週お見せしたように、骨密度専用の測定器で測った結果を参考にすべきだと感じました。
骨密度のことが書いてある記事はこちら
筋肉成分
インボディならではの測定結果データですね。
右腕、左腕、体幹、左右の足それぞれの筋肉量が出てきます。
このデーターは、抵抗値結果をもとにした、なかなかの優れモノです。
フィットネススコアは81点 80以上で優良者の位置づけでした。
筋肉分布は、
右腕の筋肉は標準以上ですが、体幹、左腕は標準レベルです。
左右のバランスが悪いと指摘されています。
(私は右利き)
また、足の筋肉量はバランスはいいのですが、
標準よりやや低いと出ています。
これはまずいです。
いまも、スクワットやランジをトレーニングに取り入れていますが、
もう少し負荷を増やし、来年までには標準にもっていきたいです。
基礎代謝量
1513kcalでした。標準値が1363kcalとも出ています。
基礎代謝量は、人が1日に何の活動をしなくても使われる安静時のエネルギー量です。
1日に消費するエネルギー量の約6~7割を占めると言われています。
筋肉をつけると消費量が増えます。
なので、負荷の高い運動をして筋肉を肥大させておくと、日常の生活をするだけでも筋肉がエネルギーを消費してくれるのでお得です。
ちょっとうれしい結果となりました。
なお、インボディは、除脂肪量から「カニンガム」の式を基に算出しているそうです。
式は以下です。
REE=21.6×FFM(除脂肪量)+370
脂肪分析
体幹が135.2%でした(^_^;(^_^;アセアセ
お腹の脂肪を減らさないといけないですね。
私の一番の弱点です。
でも、これがなかなか取れなくて…
一応腹筋は週3回くらい、100~200回やっています。
腹直筋、腹斜筋、腹横筋それぞれを数10回やっています。
でも、特にへそ周りの脂肪が取れない(^_^;
ジムで一緒にやっている人に聴いても、なかなか取れないとみなさんおっしゃいます。
どなたか良い方法を教えていただけると嬉しいです。
いまは、ウエストをマッサージする方法に挑戦中です。
良い結果が出たらご報告します。
測定結果は以上です。
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3.インボディを体験できる所
関東なら、池袋や横浜のそごうに、
無料でインボディの測定をしてくれる場所があります。
また、スポーツジムで測定してくれることもあります。
例 神奈川県 本厚木駅 ザムロッド
例 東京都 代々木 ゴールドジム
他、有料ですが、市町村がインボディを導入してサービスを提供している所もあります。
(下の例は300円)
近所でインボディの体験できるところを検索して体験してみてはいかがでしょうか?
自分の脂肪量や筋肉量を可視化(見える化)できるとやる気につながります(^^)
3.まとめ
・インボディは5つの部位を独特のアルゴリズムで正確に測定してくれる
・ミネラル(骨ミネラル)の測定は推定値
・私はとにかく、お腹の「脂肪」を減らすこと
・無料でインボディの体験できる所があります
おまけ
インボディの測定は、トレーニング前がお薦めです。
運動をすると筋肉に色々な物質(代謝産物)が溜まってきます。
そのため、水分量を一定に保つため浸透圧で筋肉内に水分を蓄えやすくなります。
(これを、パンプアップといいます)
また、おしっこを事前にしておくと安定な結果が得られます。
もちろん、食事前が体重測定にもやさしいですね。
注:脂肪量を少なく見せるならその逆をする♡
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