こんにちは、当ブログへご訪問ありがとうございます。
今日は、私がやっているリポート添削の仕事について書いてみます。
いつもと、ちょっと違ったテイストでお送りします。
お時間があるようでしたら、読んでやってください。
1.リポート添削講師になる(過去)
私が添削講師になったのは、今から24年前です。
39歳の時でした。
ちょうど中小企業診断士の試験に受かり、せっかく資格をとったので何かに活かせないかと思っていました。
とはいえ、会社勤めをしている身なのでそんなにハードなことはできないとも思っていました。
そんな時に、所属した診断士協会の支部からある大学が通信教育のリポート添削講師を募集していると紹介があったのです。
自宅で出来る仕事だそうです。
しかも、会社に内緒で収入が得られる副業としてできそう。
美味しい(*^▽^*)
すぐに申し込みました(*^▽^*)
とはいえ、協会の推薦があるといっても事前の課題提出や面談も行い、なんとか採用という運びになりました(*^▽^*)
さて、診断士になるためには、ずいぶんと試験勉強の時間を使っていました。
診断士の資格は、合格率が4%と難関試験の部類に入ります。
(注:1次試験 合格率20%、2次試験合格率20% 20%×20%=4%)
私の場合は、1次試験は1年目で受かりましたが、2次試験は2回落ちました(^_^;
3回目でようやく合格というあまり自慢の出来る受験生ではありません。
いまは試験制度が変わって2次試験は2度しか有効ではありません。
2回落ちると1次試験からやり直しとなります。
今だと私は試験を受けることを諦めていたかもしれません。
早く試験を受けておいて良かったです(^0^)
試験対策にかかった時間を計算してみました。
1年目、
土日 図書館で勉強 5×50週 =250時間
平日 自宅で夜 2×250日=500時間
勤時間 30分×2×250日=250時間
1次試験だけで、合計1000時間くらい勉強したことになります。
しかも、2次試験も同様でしたから、更に2,3年目の2000時間も追加です(^_^;
私の場合は、3000時間もかかったことになります。
ネットで試験合格に要する時間を調べてみました。
試験で有名なTACさんなどが勉強に必要な時間を書かれているので参考にしました。
最難関の司法試験 8000時間は別格として
専門的な試験は合格までの時間がずいぶんかかりものが多いですね。
私の受けた中小企業診断士は、中位にあり1000時間くらいが目安になっています。
やはり、3000時間もかかった私は劣等生だったようです(^_^;(^_^;
まあ、そんな劣等生でも、受かれば診断士です。
めでたく会社に内緒でリポート添削の仕事を始めました。
2.リポート添削の今
それから、24年間。アキもせず毎週コツコツとリポートの添削をしてきました。
おかげさまで、昨年23年の時にリポート添削先の大学から感謝状もいただきました。
24年×1年約50週×平均30通=36,000通くらい添削を行ったことになります。
自分でもよくやったと思います。
36,000通×平均30分として
18,000時間をかけています。
『天才! 成功する人々の法則』という書籍があります。
マルコム・グラッドウェル氏が書いた本で、2009年5月に発売されています。
- 作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代
- 出版社/メーカー: 講談社
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「1万時間の法則」が書かれた本と言った方が分かりやすいかもしれません。
この法則はかなり有名な法則になりました。
スポーツでも音楽でも何でも、何かに習熟して一流になるのに、人は1万時間の練習(積み上げ)が必要なのだというのです。
私は、リポート添削という仕事で18,000時間をかけたので、この法則からすると添削のスペシャリストということになるらしいです。
「継続は力なり」ですね。
3.リポート添削の未来
この仕事は75歳まで出来ることになっています。
後、12年になります。
とはいっても営業努力を続けないと仕事は無くなります。
続けられるよう新しい科目も担当させていただくことになります。
新しい科目をやらせていただけると有り難いですが、
始めた期初は大変です。
まだ慣れないので添削に時間がかかります。
通数をある程度こなして、やっと30分くらいで処理出来るようになります。
ここに、ちょうど2年前に始めたリポート添削時間の記録が有ったので100通分をプロットしてみました。
縦軸が採点にかかった時間です。ヨコ軸は作業した日になっています。
ちなみに時間はラップタイムといって開始から書き終わるまでだけの時間を計ったものです。実際の作業は、リポートの受取や結果の返却票への記載、返却BOXへの収納、送りなどの時間も入るのでラップタイムより+5~10分/通となります。
新しい科目のスタート時は1通に150分もかかっています。(^_^;
20通目くらいで35分くらい、80通目くらいで25分くらいに落ち着きました。
こうした推移を描くことを、「練習のべき乗法則」とか、「学習曲線」などと言います。
ある仕事を始めた当初は終了までの時間がかかりますが、数をこなすと、仕事を終わらせるのにかかる時間が減っていく傾向があることを説明した法則です。
積み重ねることで、質の高い成果が出せる、つまり自身の経験値を上げることになります。
将来もこのように科目を増やしながらリポート添削を続けていきたいですが、この仕事の将来にもAIが忍び寄ってきています。
AIが試験の採点を始めているという記事があります。
すでに、子供向けの添削事業では、ネットとタブレット端末を使った方式が普及し始めています。
こうしたAIのよる代替がどう進んでいくか見定めていく必要があります。
後10年くらいは何か仕事をしないといけませんよね。
その準備も考えないといけません。
その点で力強いのが以下の書籍です。
「たいていのことは20時間で習得できる」
たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術
- 作者: ジョシュカウフマン
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/09/20
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カウフマン氏によると、新しいスキルをゼロからある程度まで学習するのにかかる時間は20時間だというのです。
この本は399ページと分厚いのですが、スキル獲得の為の記事は69ページまでです。
残りは、ヨガやウクレレなど自身が実践した経験が書かれています。興味のある所だけ読めばそれでOKです。
個人的にはウクレレが面白かったですね。
なんと、ウクレレは、4つか5つのコードが分かれば、弾けるそうです。
何百ものコードを覚える必要はない。
Axis of Awesome(4つのコードのみでヒット曲のメドレーを演奏する、海外の人気コメディバンド)というバンドが、4つのコードさえわかれば、過去50年間のヒット曲を学べたり、そのほとんどを演奏できるということを説明しています。
ちなみにその4つとは、G、D、Em、Cでした。(^0^)
これならやれそうです(*^▽^*)
次のスキル獲得を考えていこうと思えました。
4.まとめ
・資格試験に応じた勉強時間がある
・継続すれば1万時間の法則でスペシャリストになれるかも
・AIの搭乗で将来の仕事を考えないといけない
・ラッキー新しいことを習得するにはまず20時間で良い
今日は私のリポート添削の仕事からなんとなく書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終わり