問題解決
仕事のできる人は、準備力と実行力が優れているといわれます。
準備力については以前書いているので、今回は、実行力を高めるポイントをご紹介します。
久しぶりに問題解決をテーマにした記事です。お時間がありましたらお付き合いください。
2019年10月21日のリメイク版となります。更新2022年10月27日
1.仕事の出来る人
仕事のできる人は、準備力と実行力がある人です。
そして準備力は、
・目標設定の力
・予測する力
・手順化の力
の3つに分解できます。
実行力は、
・手法の知識
・経験値
・行動力
の高さに比例します。
準備力については、こちらでご紹介しました。
今回は、実行力を高めるヒントをご紹介します。
2.実行力とは
実行力は、
思い描いたことを、経験を駆使してリスクを回避し、正しく進めていく力
となります。
思い描いたこととは、準備段階で、描いた目標や計画のことです。
そして、経験を駆使して、リスクを回避し正しく進めていく上で必要となる力が以下の3つです。
知識は、実行する上での勇気をくれます。
特に問題を解決する時は、判断に迷うことが多いものです。優先度の選択や、解決策を考える上での誘導灯となります。
リスクを回避する上では、経験が有効です。
そして、行動しなければ、結果に繋がりません。
また、行動と経験は、相互作用があります。
手法の知識
実行を効果的に行う手法を一覧にしてみました。
ご存じのPDCAサイクルの各段階で、何が効果的か知っておくがあなたの実行力を高めます。
詳細はこちらをご参照ください。
経験値を上げる
経験は、次の失敗リスクを下げます。
たとえば、料理で手を切った経験は、包丁の使い方を身につけ、料理の腕を上げるのに役に立っているはずです。
自転車の乗り方を覚えるのだってそうですね。
かのエジソンも沢山の失敗を経験していますが、それは、上手く行かなかった方法を見つけた経過にすぎないと、へっちゃらで結果を出しています。
このように経験は、すればするほど自身の成長に役立ちます。
あなたが、すでに身につけている部分を
①経験済みな部分=今の経験値
とすると、
あなたが未経験なことは、
②未経験で学べる部分=未来の経験値
です。
③=①+②で経験値が上がる
という具合です。
未経験な問題への取り組み方の詳細はこちらをご覧ください。
行動力
行動力を高めるヒントを考えてみましょう。
行動力は、とにかく動き出す力です。
では、どんな時に動きやすいでしょうか?
ポイントは、その問題が経験済みか、未経験の問題かにあります。
経験済みの問題は、直感が働くので、すぐに行動しても失敗が少なく、ほぼ上手く行きます。逆に未経験な問題は、行動にブレーキがかかりやすいですね。
経験済みな問題を種類でいうと、
直面する問題
発生型の問題
になります。
この問題はPDCAサイクルでいうと、行動優先のD-CAPの手順で回すのが効果的です。
D-CAPの詳細は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
上で説明した以外のステップから問題へ取り組みもご紹介しておきます。
CAP-D:
評価からスタートするこのパターンは仮設検証型と相性が良いです。
(C-APDは、CAP-Dと書いて、キャップDとすると呼びやすいです)
出所:「戦略思考コンプリート」 河瀬誠著 日本実業出版
アマゾンURL:http://amzn.to/2staS0V
こちらも詳しくは、以下の記事をご覧ください。
AP-DC:
改善案をまず考えるこのパターンは、探索型の問題に向いています。
将来の姿がぼんやりと見えていてやりたいこともだいたいわかっているときはこうした進め方が適しています。
(AP-DCは、アップDCと呼びます)
ご参考
このように動き方を理解することでも行動力が高まります。
初めのうちは中々判断が難しいでしょうが、学びながら高めていきたいですね。
3.まとめ
出来る人は、準備力と実行力が高い人
そして、今回のテーマである
実行力とは、
思い描いたことをリスクを回避して正しく進めていく力
です。
実行力を高めるポイントは、
・手法の知識
・経験値を上げる
・行動力を高める
の3つとなります。
ぜひ、身につけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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以上です。
終わり