まねき猫の部屋

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改善サイクルをCAP-Dで回す

問題解決

PDCAの回し方CAP-Dの順

PDCAサイクルを問題解決に役立てていますか?
「やってみたけど、上手く回せなかった」と、いう方も多いようです。PDCAの回し方にはちょっとしたコツがあります。前回に続き、今回はCAP-Dの順に回すお話です。

 

前回のD-CAPの記事はこちらになります。

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目次

 

1.PDCAの回し方の4パターン(未読の方へ)

前回お読みの方は下をクリックすると、CAP-Dの移ります。

2へジャンプ

 

PDCAは、使い方次第で、効率的、かつ早く問題解決が図れる有効なフレームワークです。しかし、ISOの認証を得るための面倒な書類のための活動というイメージをお持ちの方も多いようです。また、計画の完璧さを求める会社が多い為か、計画は作るが、肝心の行動や振り返り評価が疎かになっているケースもよく聞きます。

 

PDCAのステップは概念としてはわかりやすいのですが、具体的に進める段階で迷うことが多いようです。そこで、回し方のヒントを3つ取り上げています。

回し方の順番を決めるキーワードは次の3つです。

・経験の有無
・解決手順の存在
・情報収集の可能性

その状況から、4つのパターンに分かれます。
イメージしやすいようにフローチャート形式でまとめたのがこちらです。

PDCAの回し方の順番を決めるフローチャートCAP

今回は、CAP-Dをご紹介します。

 

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2.CAP-Dの順に回す

Cは評価(Check)でしたね。このCからスタートするパターンは、仮説検証型の問題解決と相性が良い手順です。
(CAP-Dは、キャップDと呼んでいます)

これまでに経験したことのない問題で、解決の手順もよく分からない、しかし、現状の情報は入手しやすいケースの問題解決に適しています。

3-1-CAPDの順に回す

仮説検証型は、取り組もうとする事の現状を市場などを観察・評価(C)して、いくつかの仮説を立て(A)、そこから仮説検証のプランを設定(P)して動いてみる(D)という進め方です。動いてみたらまた同様に観察(C)→仮説作り(A)→仮説検証プラン(P)→実行(D)を繰り返していきます。
こうして活動の事実から、仮説を修正し、プランを立て直して目指すゴールに到達するよう活動を繰り返します。

CAP-Dで回す仮説検証型のゴールイメージ

参考:「戦略思考コンプリート」p.40 河瀬誠著 日本実業出版

本の詳細はこちらから: 戦略思考コンプリートブック

 

仮説検証型の問題の例としては、

・どんな広告が有効かわからないので実験したい
・新製品を紹介したいがアプローチ方法がわからない
・ニーズがまだつかみ切れていない開発を行う

などになります。

 

コンサルタントの世界では、CAP-Dと似た考え方に、STPDサイクルがあります。


STPDサイクルは、「See(見る)」「Think(考える)」「Plan(計画する)」「Do(実行する)」の頭文字から来ています。SeeをCheck ThinkをActionと変えると、CAP-Dですね。

STPDサイクルは、現状を認識することから始まるマネジメント手法です。市場調査などを行い、市場がどのようになっているか、商品・サービスに対する顧客や消費者の意見をヒアリングし、事実収集に時間をかける点が特徴です。

CAP-DやSTPDサイクルは、事実を収集するのでリスク回避がしやすく、回転を早くしたい問題解決に向いています。

あなたの取り組む問題が、仮説検証型でしたら、ぜひCAP-Dの順に回してみましょう。

 

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3.おわりに

多くの解説書は、PDCAサイクルPDCAの順でしか説明しておらず、手順が決まっているように誤解されている懸念があります。

仮説検証型のように、市場を把握しやすい問題解決には、CAP-Dの順で改善サイクルを回してみると成果が出やすいです。

 

問題の種類や情報の量から、アプローチを変えてみてはいかがでしょうか?
今回は、CAP-Dをご紹介しました。

次回は、AP-DCをお伝えする予定です。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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こうした記事も書いています。ご参考まで 

www.my-manekineko.net

 

 

 

 

 

 

終わり