今年は更新研修もオンラインで
中小企業診断士の資格要件を満たす為、所属協会のオンライン理論政策更新研修を受講しました。
協会の研修は人気が高く何度かエントリーしましたが、すでに満席という状況でした。そこで、今回は申込開始時間直後にエントリーをするという、まるで人気チケットを取る感覚でトライしてみました。
そんな様子を記事にしています。
この体験をきちんとお伝えしたいのですが、
講義資料の転載禁止、研修の画面キャプチャ禁止の為、詳細は書けないが残念です。ルールを持って許せば、協会もより広く認知できる機会になると思うのですが…(^_^;)普段の記事と違って、文字がやたらと多い記事になりました。
ということで、今年限りの参考記事の可能性もありますが、記録として残しておきます。良かったら、お付き合い下さい。
こちらは、昨年末(2020年)に受けた民間の大塚商会さんが開催しているオンライン研修の様子です。
一昨年(2019年)、会場まで行って受講した時の記事です。
こんな記事も書いています。
今が理論政策更新研修受け時
中小企業診断士の資格は、学んだ知識を実務に役立てられますし、資格を持つご縁で副業もやれたので、私としてはお勧めの資格です(*^O^*)
とはいえ、取るのはけっこう大変な資格でした。
私は、二次試験が中々受からず丸3年かかってしまいました(^◇^;)
合格し登録すると、診断士バッジが貸与してもらえます(*^O^*)
一方、この資格を維持するには5年ごとに更新が必要です。
5年間で、半日の座研修を5回受けるのと、30日分の診断実務の証明を中小企業庁に提出しなければなりません。
具体的な更新の要件は、文末に載せておきます。
そちらを参照してください。
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いざ、研修エントリー
普通なら所属する診断協会のオンライン研修をまっさきに受講するのですが、すごい人気であっという間に満席となってしまいました。
たとえば、こちらの年明けの研修は9時から受け付けですが、お昼すぎにエントリーしたら、すでに満席でした(^◇^;)
受付が1月5日と6日ですが、お正月明けでぼーっとしていたのでしょうね(^_^;)
2回とも間に合いませんでした。
そこで、次は申込開始時間の9時ちょうどにエントリーしてみました。
なんか人気チケットのオンライン予約をしているような気分でした(^_^;)
このスクショを翌日取りましたが、撮ったときにはすでに満席でした( ^o^)
受講は2月10日ですが、1月27日の9時から受付です。
満を持して申込画面からエントリー!
どやっ
やりました。
申込の仮申込が出来ました(*^O^*)
早々に協会から仮申込のメールが届きました。
9時1分です。
さっさと、受講料の振り込みをします。
受講料は、6,300円です。
これも銀行のオンライン口座でやってしまいます。
受付時間9時5分でした。
ここまで5分です。
オンラインで処置が出来ると早いですね( ^o^)
夕方、正式に受付が完了したメールが届きました。
受講番号を見てびっくり!
なんと、受講番号2番で取れてしまいました。
1番でなかったのが残念と言えば残念ですが……
なんて思っていました。
が、当日は早い番号が取れたことを後悔することになります…(^_^;)
受講した研修の概要
講義に使った資料の転載禁止、研修の画面キャプチャ禁止の為、講義の詳細はお伝え出来ません。
残念です。
なので概要だけお伝えします。
基本的な理論政策研修の進め方は、中小企業庁の要件で進め方が決まっていますのでそれに沿って進められます。(文末の研修概要をご参照ください)
今回の講義内容と時間配分、講師の方は以下の通りです。
(1)新しい中小企業政策について
13:05~14:40 講師:辰野博一
(2)中小企業の生産性向上支援
14:50~15:50 講師:橋向博昭
16:00~17:35 講師:富田良治
第1時限「新しい中小企業政策」
2つのテーマで講義をしていただきました。
テーマ1は、
令和元年度中小企業施策活用事例掲載の「中小企業活力向上プロジェクト・成長アシストコース」の成果と提言のご紹介でした。
ナノダイヤモンド原料と応用製品の開発をプロジェクトがサポートした様子などをご紹介いただきました。
間にグループワークも行っています。
(具体的な内容は書けないのでご容赦ください)
コロナ禍ということもあってそれに関する経験や意見の交換となりました。
私のチームは5名での議論です。時間は15分です。
時間も短く自己紹介とそれぞれの事例を説明したらあっという間に時間切れです。
しかし、普段お話をしたこともない診断士の先生との会話は違う始点が得られる素晴らしい機会となりました。
もう少し時間が欲しいところですね。
今回は、診断士登録が古い私がチームの代表として意見を紹介することになりました。
テーマ2は、
Afterコロナ・Withコロナの中小企業政策でした。
①乗り切る
②共存・再成長する
③引き継ぐ・畳む
の各段階における給付・融資・助成・補助施策の概要のご説明でした。
また、第3次補正予算の概要もご紹介いただきました。
すでに実施に入った補正予算もあります。
こちらは、座学のみ
約15分の休憩
第2時限「中小企業の生産性向上支援」
お二人の講師からお話を聞きました。
1番目は、橋向博昭先生による講義です。
コロナ禍では、デジタル化の圧倒的な遅れが露呈しましたが、そうした中で中小企業が何をすべきかを問う内容です。
・中小企業におけるIT/IoT活用の事例研究のご紹介
・製造業を中心に実際にDIY型でIT/IoT利活用の事例
・DIY型による中小製造業のIT/IoT利活用の支援事例のご紹介
からの知見を得させていただきました。
2番目は、富田良治先生の講義です。
富田先生は自ら飲食店なども経営されている行動派の診断士です。
ある意味、コンサルタントをしながら、制度を活用して経営もやってしまうというユニークな活動をされています。
中小企業におけるITを投資と位置づけや低コストで生産性の向上を図る重要性のご説明後に、グループワークも行いました。
テーマは、「支援先中小企業にIT導入を進める方策」の議論です。
時間は15分。
このグループワークの発表も、受講番号が一番若い私が発表役になってしまいました。
なんかついているんだか、いなんいんだか(^_^;)
しかも、一番最初の発表でした。
緊張しますね(^_^;)
講師役の富田先生は乗せるのが上手いのか発表の良いところを上図に切り取っておられました。こうした発表で褒められると少し嬉しい。
最後に、
飲食店におけるIT活用事例、データ活用事例の紹介
をご説明いただいて終了となりました。
受講後にアンケートと研修に関連した設問3題の回答を、翌日中に提出しないと修了書がいただけない仕組みです。
忘れないように当日中に、EXCELに書いた回答をDropboxの指定アドレスへアップしました。
アップ後に、受領のメールが届きます。
後は修了書が届くのを待つばかりです。
受講終了後の2月17日に、郵送で修了証明書が届きました。
こちらが修了証明書をスキャンした画像です。
「COPY」と複製ガードがしっかりと入っています。
5年後まで、大切に保管することになります。
2021年度の研修概要が分かるのは7月頃です。
オンラインの研修が継続されていると良いのですが…( ^o^)
中小企業診断士の更新要件
更新の要件を参考までに載せておきます。
登録の有効期間開始日から、5年間の申請日までの間に、専門知識補充要件と、実務要件の両方を満たす必要があります。
・専門知識補充要件
以下のいずれかを合計して5回以上実績を有すること
1) 理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。
2) 論文審査に合格したこと。
3) 理論政策更新(理論政策)研修講師を務め指導。
・実務要件
以下のいずれかを合計して30日以上行ったこと。
1) 診断助言業務等に従事したこと。
2) 実務補習を受講したこと。
3) 実習、実務補習を指導したこと。
さらに詳しい内容を知りたい方は、こちらを参照ください。
今回は、この専門知識補充要件を満たすために、
(1)の理論政策更新(理論政策)研修を受講したことになります。
理論政策更新研修は、更新要件のひとつ専門知識補充にあたる研修です。
研修は、中小企業庁が定めたテーマを元に指定研修機関が行います。
研修時間は、4時間以上と決まっています。
テーマは、
必須の「新しい中小企業政策について」
と個別テーマをいずれか1つとなります。
今年のテーマは以下になっています。
① 中小企業の事業承継支援
② 中小企業の生産性向上支援
③ 中小企業の国際化支援
④ 中小企業の働き方改革支援
⑤ 中小企業の知的資産経営支援
⑥ 起業・創業支援
⑦ 中小企業の防災・減災対策支援
⑧ ICT導入による生産性の向上と働き方改革推進
テーマや理論政策研修の詳細は、こちらを参照ください。
受講料は、大体6,000円+税という感じです。
冒頭でも書いたように、今年は、コロナ禍の暫定処置として、オンラインでの開催も研修として認められました。
中小企業庁:理論政策更新研修機関が実施する理論政策更新研修について、時限的措置としてリモートネットワークによる研修を導入します
当初6月から2ヵ月の実施でしたが、措置の期間を2021年3月末ま延長しています。
中小企業庁:理論政策更新研修機関が実施する理論政策更新研修について、時限的措置としてリモートネットワークによる研修を導入します。(期間延長のお知らせ)
おかげで、今年度中に、大塚商会さんと協会の2つの理論政策更新研修が受けることができました。
コロナの感染状況が分からない現状では、2,021年度分を先取り出来たのはリスク回避として嬉しい限りです。
オンライン研修は、コロナ禍における暫定処置で、来年は実施されるかわかりません。しかし、外出しなくても受講できるので交通費がかからず、かつ、座学では出来ない受講者同士の議論も出来るというメリットがあります。
ぜひ来年以降もオンライン研修を続けて欲しいと願うばかりです。
終わりに
・ 中小企業診断士の資格更新の研修は大変
・コロナ禍で「理論政策更新研修」もオンライン化
・協会のオンライン研修は人気が高い
・ネット環境で手続きが完了できるのはありがたい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでやってください。
終わり