まねき猫の部屋

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②表情から読み取る相手の心理

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ご訪問ありがとうございます。

昔から「顔色を読む」などと言う言葉があるように、相手の表情を見て、その人の想いを察することがコミュニケーションでは大切ですね。

ある実験では、表情やしぐさといった言葉以外で伝わることが多いという結果も出ています。

でも、読み取るのは容易ではないかも(^_^;)

そこで、今日は顔の表情から気持ちを読み取るポイントについて考察してみます。

お時間があったらお付き合いください。

 

目次

1.メラビアンの法則

2.顔の表情について

3.笑顔・怒り・悲しみの例

4.その他の表情

5.まとめ

 

お忙しい方は、「終わりへ」をクリックすると文末に飛びます。

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1.メラビアンの法則

改めてメラビアンの法則をご紹介します。

コミュニケーションは、言葉だけで行われるものではないそうです。
身振りや表情、視線といった非言語で伝わることが多いと言われています。

それを明らかにしたのがメラビアン先生です。

先生は、UCLAの学生を対象に印象実験をしました。その結果から、人は顔の表情や態度という視覚情報から印象を55%得ているという結果が出ています。

言葉そのものからは、わずか7%だそうです。
声の特徴(どなり、甘えた、詰問調)の方が、38%と高い値となっています。

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前回は、目の表情について書いてみました。

その記事がこちらです。

 

www.my-manekineko.net

 

 

また、言語コミュニケーションについてはこちらのブログで書いています。

  

www.my-manekineko.net

 

では、顔の表情について見ていきましょう。

 

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2.顔の表情について

人の表情は、言うまでも無く雄弁ですね。

ここに示した例の様なら分かりやすいです。

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写真引用:写真AC、ぱたくそ フリー素材より

 

では、こちらはどうでしょうか?

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写真引用:写真AC、ぱたくそ フリー素材より 以下も同じです。

Aの「少し微笑む」はわかりやすいですね。
笑顔については皆さん感度が高そうです。

Bは、いかがでしょうか?
「これが普通の顔だよ」( ^o^) 
「でも、怒っているかな?」
分かりづらいですね。

では、Cはどうでしょう?
「困っているかも?」
「悲しい?」
これも分かりづらいですね。

こうした微妙な変化を「微表情」と言います。


この微表情とは、
「抑制された感情がフラッシュのように一瞬で表れては消え去る微細な顔の動きのこと」を言うそうです。
表れる時間にして0.2秒以下です。


様々な研究から多くの表情があることが分かっています。
その中で、「幸福」「軽蔑」「嫌悪」「怒り」「悲しみ」「驚き」の7種類は、文化や民族、性別、年齢に関係なく人が共通に持っている特性だそうです。


こうした微表情については、以下の本に詳しく書かれています。  
この記事でも参考にさせていただきました。

微表情を見抜く技術

微表情を見抜く技術

 

 こちらは、さらに詳しく書かれたポール・エクマン先生の著書です。

 

表情分析入門―表情に隠された意味をさぐる

表情分析入門―表情に隠された意味をさぐる

 

 

では、もう少し詳しく見ていきましょう。
 

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3.幸福・怒り・悲しみの例

*幸福

始めに、幸福(笑顔)の表情について見てみましょう。

幸福は、受容、期待、承認、喜び、楽しみなどの肯定的な感情を言います。
幸福の表情は、何かが満たされた時に現れるもので、同意や好意を懐いているときも現れます。

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幸福の表情の主な特徴は、

・口角が上がる
・頬が上がる
・目尻にシワができる

といった点にあります。

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上図引用:よい顔を創る 新人物往来社 p.246,247

 

また、幸福の表情の笑顔については、

本当に笑っている時と、作り笑いの時では

違いがあります。


本当に笑っているとき
まず、口が笑って、次に目が笑う。
身体全体も楽しげに動く。


作り笑顔のとき
目と口が同時に笑う。
口は笑っているが目が笑っていない場合もあります。

また、顔の左側だけが笑っていることもあります。これは、右脳が顔の左側を支配しているためです。右脳は感情を制御しているためです。

 

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反対に、顔の右側は左脳が支配しているので、論理優先の顔となるそうです。


このことから、好意を寄せる人と話す時は、左の顔の表情を見せると良いと言われています。

反対に、別れたいとか厳しい交渉をする時は右側を見せるといいそうです。

 

*怒り

怒りは、苛立ち、煩わしさ、不和、不服などの否定的な感情になります。
自分の行動がさえぎられた時や、他者に気にくわないことがあると現れます。

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怒りの表情の主な特徴は、

・口角が下がる
・頬が下がり引き寄せられる
・凝視目になり、目尻が下がる

・眉間に縦のシワができる

といった点にあります。

怒りにも程度の差で色々な表情が出てきます。

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イラスト引用:イラストや フリー素材より

 

いくつかの感情が入り交じるのでなかなか難しいですね。

怒りは、感情の中ではもっとも危険なものです。
相手に身体的、あるいは言葉による攻撃を受ける可能性が高いサインです。

早い段階で気づき相手の感情の原因を探り対処することが望まれます。

 

*悲しみ

悲しみは、失望、喪失、敗北感、期待外れなどの否定的な感情の表れです。
悲しみのサインが出ると相手はなぐさめようとします。
人は、同情心を引き起こすことを知って利用することもあります。

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悲しみの表情の主な特徴は、

・口角が下がる
・下唇が上がる
・眉が中央に寄る

といった点にあります。

悲しみ表情も色々ですね。

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悲しみは、何か嫌なことが起きたサインです。
人との接触を避けたいのかもしれません。
自分の気持ちを外に出すためにも利用されます。

状況を理解して対処することが望まれます。

 

その他の表情も見ていきましょう。

 

 

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4.その他の表情

*驚き

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驚きの表情の主な特徴は、

・口を空ける
・目を見開く
・額に水平のしわ

といった点にあります。

驚き方もさまざまですが、特徴の共通点は一致します。

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ここから先は、図だけご覧ください。

*軽蔑

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*恐怖

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*隠蔽・嫌悪

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隠蔽:上唇と下唇が口内へ強く入り込む。感情を抑えている可能性がある。

嫌悪:下唇が口の中に入り、上唇が下唇を噛む。への字の時もある

 

 いかがだったでしょうか?

「見分けるのは簡単」
と思われた方は素晴らしい( ^o^)

あなたは、感情の受信力が高い方です。

 

「難しそう…」
と思われた方は、ご安心ください。

 

日本人の多くは、「怒り」「恐怖」「軽蔑」「嫌悪」を読み違えることが多いそうです。あまり、表情を出さない国民性の為と言われています。

 

日頃から観察に心がけてみましょう。

 

 

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5.まとめ

・メッセージは非言語で伝わる

・微細な顔動きは0.2秒以下

・感情を司る右脳が左側の表情を作る

・口や目の動きを注意深く観察すること

・日頃から人を観察すると力が向上する

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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