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人生設計のヒントをお伝えする第5回目です。
今日は、人生設計の課題作りに困った時に役立つ手法をお伝えします。
頭の中にある断片を書き出し、論理的で具体的な課題作りがしやすくなります。
皆様もよくご存知の
ロジックツリー
を人生設計の見える化に活用する方法をご紹介します。
数字をクリックするとジャンプします。
お忙しい方は一部だけでもご覧ください。
作成 2019年5月6日 更新 2019年8月23日
お忙しい方は、「終わりへ」を「プチ」とすると文末に飛びます。
このシリーズの最初の記事はこちらです。
1.ロジックツリーとは?
ロジックツリーとは、いろいろな要素間の関係をツリー状につなげて、課題や原因を論理的に可視化(見える化)する手法です。
展開の仕方で
課題解決型のロジックツリー
と
原因分析型のロジックツリー
の2つに分けられます。
まずは、具体的な例を見てみましょう。
事例によく使われる「利益の拡大」を課題解決型で展開した例です。
展開にあたって、MECEを利用しています。
利益=売上ーコスト
売上=売上数×単価
コスト=固定費+変動費
というように、上位の要素をMECEで要素分解しています。
MECEとは、
考察対象をモレなく、ダブりなく分類する手法です。(相互背反、集合網羅)
Mutually
Exclusive
Collectively
Exhaustive
の4つの頭文字から名付けられました。
(ミッシーと読みます)
次に原因分析型のロジックツリーの例です。
このツリーは「なぜなぜ分析」とも言います。
解決したい問題の原因を「なぜ」「なぜ」と深めていくことから、「なぜなぜ分析」と呼ばれます。
この例なら、
「経費が計画をオーバーした」
(なぜ?)→
「材料費が計画以上になった(から)」
(なぜ?)→
「歩留まりが悪化し投入量が増えた(から)」
という具合です。
この展開の検証は反対に、下から
「設備の稼働率が悪化し〜時間が取られた」
(ゆえに)→「残業が計画を超過した」
(ゆえに)→「経費がオーバーした」
とつなげて言葉の繋がりがおかしくないかを確認します。
作成の参考にしてください。
ロジックツリーを作成する上での注意点をご参考までにつけておきます。
・分類の基準をそろえる
・分解の深さを一致させる
・論理の筋道を通す
・MECEに分ける
・分解は2つ以上7つ以下に絞る
お忙しい方へ: 終わりへ
2.人生設計に応用する
人生設計は、次の3ステップでまとめることをお勧めしています。
ステップ1ライフサイクル分析
自身のライフサイクル位置を確認します。
自分の今がどんな局面にあるかを知って、これからの夢や方向性を明らかにします。
詳細は、以下の記事を参照ください。
①ライフサイクルで少し先の未来を予想する-人生設計に経営戦略手法を - まねき猫の部屋ーブログ
このステップの狙いは、将来の夢や方向性を具体的に描くことです。
ステップ2SWOT分析
描いた夢や方向性を基準にして、今の自分の強みや弱み、機会や脅威を明らかにします。
その詳細はこちらをご覧ください。
②SWOT分析で自分を知る-人生設計に経営戦略手法を - まねき猫の部屋ーブログ
このSWOT分析の結果を元に、自分の将来の課題を書いていきます。
課題作りが思うようにいかない時に用いるのが、ロジックツリーとなります。
課題が直感で出せるなら無理して利用する必要はありません。
ステップ3の進め方は、以下の記事をご覧ください。
忙しい方へ: 終わりへ
3.私の例で見ると
私は今63歳です。
会社生活を61歳で終了しました。
今は、年金の受給と添削講師のアルバイトで生計を立てています。
そんな私のライフサイクル位置は以下の通りです。
今、老年期に入った所です。
なので、自己実現が主要テーマとなります。
もう少し具体的にすると、
・健康でピンコロ
・家計収支をプラス
・自己実現の具体化
になります。
その点から、PEST分析で自分に関係する外部環境の影響を書き出したモノが下のシートになります。
そして、この影響からSWOT分析をします。
脅威がずいぶん目につくシートになりました。
さらに、SWOT分析から課題を書きだしていきます。
その時に、ロジックツリーを利用すると課題が出しやすくなります。分かりやすいように、MECEの註釈もつけました。
このロジックツリーは、すでに実行済みの内容も入っています。
例えば、一番上の「老齢基礎年金の繰上」をした時の様子が、この記事です。
車代の削減もこのように実行しました。
課題は作っておしまいではありません。
実行して解決を目指すPDCAを回すことが大切ですね。
出典:私のブログ記事から
計画作りに時間をかけないこと
計画はほどほどにし実行を大切にしましょう。
そうすれば、必ず何かのゴールにたどり着くことでしょう。
あなたも人生の航路図を書いて、行動に繋げてみませんか?
忙しい方へ: 終わりへ
4.まとめ
・ロジックツリーは、
課題や原因を論理的に可視化する手法
・課題作りが難航した時に利用しましょう。
・作成にはいくつかのポイントがある
分類の基準をそろえる
分解の深さを一致させる
論理の筋道を通す
MECEに分ける
分解は2つ以上7つ以下に絞る
最後まで読んでいただき感謝です。
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終わり