まねき猫の部屋ーブログ

問題解決や人についての想うことを発信していきます。2019年から基本月曜日に更新しています。

老齢基礎年金を65才から62才に繰上げ受給する手続きをしてきました。

スポンサーリンク

f:id:my-manekineko:20171207102157j:plain

老齢基礎年金(国民年金)を62才で受給できるよう繰上げ手続きに行ってきました。

私は、今年(2017年)の8月で満62才になりました。男性の場合は、62才から老齢厚生年金の受給が可能となります。

しかし、下の表にあるように、1955年生まれの老齢基礎年金受け取りは65才からです。
62才からの3年間は、老齢厚生年金だけの支給となります。

 

目次

 

2017年12月8日作成 2019年9月07日更新

 

年金支給開始時期はいつから?

年齢性別別の老齢厚生年金と老齢基礎年金の支給開始時期

f:id:my-manekineko:20171207121607j:plain

 

 老齢厚生年金の支給は、9月早々に手続きをして、無事に10月から支給が始まりました。その当時の手続きの様子は、以下のブログでも報告させていただきました。
 受け取ると、自分が年金生活者という実感が沸いてきました。

 さて、その手続きの際、担当の方から「老齢基礎年金の前倒し受給の手続きも同時にできますが、やりますか?」と聞かれました。

 しかし、その時は判断できなかったので保留にさせてもらいました。
いつでも、前倒し手続きは出来ると聞いて安心したこともあります。

  

www.my-manekineko.net

 

 

 そして、3ヶ月経ってやっと決心し前倒し手続きをすることにしました。

 ちなみに、私のような厚生年金の受給資格のある人が、前倒し手続きをする割合は男性で6%くらいしかいないそうです。(女性13%)なお、老齢基礎年金だけをもらう人の場合は、その数字が45%になるそうです。

 私は、厚生年金受給組の中では、「変わり者」に入るようです。

参考:年金の繰上げ受給は損って本当? [年金] All About

 この参考ブログのタイトルにもありますが、前倒し(繰り上げ)支給は損という認識が一般的なのですね。

 

スポンサーリンク

 

 

支給繰上げの損得を計算してみる

 そこで、どのくらい損なのか、計算してみました。

 普通に65才から受給すると、年額約78万円となります。1ヶ月約65,000円です。

 たとえば、2年6ヶ月(30ヶ月)前倒しすると、下の早見表から

 減額率は、0.5%×30=15%になります。

f:id:my-manekineko:20171207124220j:plain

 ですので、2年半前倒しすると受け取る額は、

 満額65,000円×(1-0.15)=55,250円になります。

 差し引き、65才から受け取る分より、

 65,000-55,250=9,750円少ないことになります。

 

 損得を計算してみましょう。

 

 前倒しで受け取る分

 30ヶ月分なので、30×55,250円
 =1,657,500円です。

 次にいつ前倒しで受け取った分がなくなるかを計算します。

 前倒ししてもらえる約166万円を差額の9,750円で割れば損益分岐点が出せます。

 計算すると、1,657,500÷9,750=170

 170ヶ月となりました。つまり、14年と2ヶ月になります。

 65才に14年2ヶ月を足すと、

 79才2ヶ月が損益分岐点になります。

 

以降は毎月9,750円ずつ損をする計算になります。

 グラフにしてみました。より直感的に理解できます。

 80才以上生きると65才で普通通り受け取る方が得ということですね。

f:id:my-manekineko:20171207124413j:plain

  なお、64才で前倒しすると、損益分岐点は188ヶ月となります。

 15年と8ヶ月なので、このケースでも80才以降は前倒しが損になる計算です。

 2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳だそうです。

 なので、平均的には81才以上は生きるので、前倒しするより65才から普通に支給を受ける方が得ということになります。

 こうしたことから、65才から老齢基礎年金を受給するのが得だと言われます。


繰り上げないリスクを考えてみる

 では、この損得計算にリスクはないのでしょうか?

 この計算の前提は、将来的にも支給額が減らないことです。

 これから、80才まで減らないことが保証されるのでしょうか?

 これまでの老齢基礎年金の推移を検索してみました。

f:id:my-manekineko:20171208061554j:plain

 1994年に78万円になってから、バブル以降の約20年間はほぼ横ばいになっていることがわかります。また、2000年以降、減額が続いています。物価スライド分などの調整が入っています。

 特にこれから受給しようという直前で、受取額がわずかでも減ると分かるのは寂しいものです。

 その他、検索してみると、いろいろなリスクが浮かんできました。

 ・増税しないと年金財源がいずれ枯渇する

 ・支給年齢や額の見直し議論がされている

 ・消費税10%増税の使い道の変更が議論されている

 などなど、暗い話ばかりです。

 そして、こんな本も見つけてしまいました。

 

 

この本は最新の「日本の将来推計人口」を元にして人口減少する日本の将来に起こることをカレンダーで示しています。書籍のカバー以外の例も示します。 
<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2040年 自治体の半数が消滅の危機に
 
 買った本のカバーには30万部の印刷もされており、6ヶ月で21刷しているベストセラー本のようです。
 私のような心配ものが買うのでしょう。
 人口動態は、将来の予測確度が高いことが証明されています。その点を上手に利用した書籍といえます。
 反対に当たらない典型的な予測は、経済関係、長期天気予報などが上げられます。特に毎年の経済予測の結果は、10中8・9ハズレています。
 
 今回の老齢基礎年金についていえば、
 「確かなことは少子高齢化が進むことで色々な変化が生じるかもしれないが、
経済政策などの動向は不確かでどう進むかは予想通りには行かず読めない。」
ということになりそうです。
 このことを、ゲーム理論ペイオフマトリクス(利得表)の評価で言えば、ミニマックス原理を用い、最良ではないが、現実的にどうころんでも一定の利益を確保する策を選ぶ。がよさそうです。
注:ミニマックス原理とは、プレーヤーがマクシミン基準やミニマックス基準をもとにして戦略をたてること.これらは最悪の中から最良を選ぶという意味で(消極的ではあるが)安全な方法である。
 
 など、あれこれ考えながら、妻とも相談をし、老齢基礎年金の前倒し手続きをすることを選択しました。最良ではないが、安定して受け取る額を確定することを優先したのです。 
 
 決断は、自分の判断に結果責任を負うことを言います。この決断したことが、自分の行動にとって最良となるよう務めていきたいと思います。
 
 以上、老齢基礎年金受給の手続きのお話でした。

 

 
こんな記事も書いています。
 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。