ブログにご訪問ありがとうございます。
人生設計のヒントをお探しでしょうか?
そんなあなたの参考になるかも知れません。
人生の航海図の書き方のヒントをお伝えします。
頭の中にあるイメージを書き出し行動の見える化に役立ててみましょう。
今日はその3回目、戦略マップをご紹介します。
あなたの人生設計の参考なれば幸いです。
数字をクリックするとジャンプします。
お忙しい方は一部だけでもご覧ください。
お忙しい方は、「終わりへ」を「プチ」とすると文末に飛びます。
このシリーズの以前の記事はこちら
1.戦略マップとは?
戦略マップは、バランス・スコア・カード(以下:BSC)という手法で用いる見える化の必須アイテムです。
進むべき方向を4つの視点で課題化し時間軸でつないだ戦略ストーリーです。
まずは、戦略マップの事例をご覧ください。
これは、ある航空会社の戦略を私が戦略マップにまとめ直したものです。
左の縦に並ぶ4つの視点がBSCの特徴です。
財務の視点:
お金に関する課題を書きます。企業の場合は、利益の向上が最上位にくることが多いですね。それを、利益=売上-経費のように分解し展開していきます。なので、売上の拡大、費用の削減や低コスト化などが主な課題になります。財務の視点は、結果の指標が中心で短期的な視点になります。
顧客の視点:
お客様から見て企業が何を課題として取り組むかを書きます。顧客満足度の向上や顧客リピート率の向上、新規顧客の獲得などが課題となります。
業務プロセスの視点:
財務の視点や顧客の視点を実現するための、組織の仕組みや運営の課題を書きます。
多くは効率性の改善やQCD(品質、コスト、納期)の改善、新規ビジネスの立ち上げなどになります。
学習と成長の視点:
業務プロセスを改善するために、人の能力や、やる気を向上する課題を書きます。
人に関わる課題は結果が出るのに時間がかかります。なので、取り組みは一番早く行う必要があります。
そして、成果は長期的な視点で評価しなければなりません。
4つの視点をイメージでまとめるとこんな感じになります。
参考:「バランス・スコア・カードの創り方」同友館 伊藤一彦・上宮克夕己著
p.40の図表2-4を参照しまねき猫が作成
【新訂3版】小さな会社にも活用できるバランス・スコアカードの創り方
- 作者: 伊藤一彦,上宮克己
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お忙しい方へ: 終わりへ
2.人生設計に応用する
戦略マップは、人生設計の航海図として行動の見える化に役立ちます。
人生設計は3つのステップでまとめます。
図をご覧ください。
ステップ1ライフサイクル分析
自身のライフサイクル位置を確認します。
自分の今がどんな局面にあるかを知って、これからの夢や方向性を明らかにします。
詳細は、以下の記事を参照ください。
①ライフサイクルで少し先の未来を予想する-人生設計に経営戦略手法を - まねき猫の部屋ーブログ
このステップの狙いは、将来の夢や方向性を具体的に描くことです。
ステップ2SWOT分析
描いた夢や方向性を基準にして、自分の今をSWOT分析で明らかにします。
自分の強みや弱みは何か?
外部環境の変化から機会や脅威はどう予想できるかを書いてみます。
その詳細はこちらをご覧ください。
②SWOT分析で自分を知る-人生設計に経営戦略手法を - まねき猫の部屋ーブログ
この作業の分析結果を元に、自分の将来の課題を書きだします。
課題を作る際には、ロジックツリーやクロスSWOT分析を利用することもありますが、人生の設計においては、そんな緻密な作業はしなくても大丈夫です。
まずは、あなたの頭の中にあることを直感で書き出しましょう。
そして書いた内容を1年に1回くらい振り返り見直していきます。
ステップ3 戦略マップで行動を見える化する
さきほど説明した戦略マップを描きます。
人生設計では緻密に書く必要はありません。
あなたの関心事を書くだけで十分です。
忙しい方へ: 終わりへ
3.私の例で見ると
私が53歳頃(2008年)の例をお見せします。
始めにライフサイクルを確認してみましょう。
当時、開発責任者で部長の立場にありました。
団塊世代の大量退職問題が始まった頃です。
リーマンブラザーズの経営破綻から、世界的な金融危機が発生した年でもあります。
私の会社も経営的に厳しく、翌年早期退職の募集を開始しています。
会社を辞めて独立するか迷った時期です。
ライフサイクル上の壮年期の課題、
「次の準備」をどうするかが、主要なテーマとなっています。
SWOT分析の様子を見てください。
当時、手書きでSWOT分析をしています。
見にくいので書き直したものがこちらです。
独立する場合を想定して書いています。
SWOT分析から課題を書きだして、戦略マップにまとめたのがこちらです。
元は付箋紙で手書きしています。
これは、見やすく編集したものになります。
こうした人生設計書が私の今に役立っています。
現在、2つの依頼先を持ち添削講師として安定収入に繋がっています。
もちろん、叶わなかった夢も沢山あります。
しかし、いまの所、70歳くらいまでは人生をエンジョイ出来そうな感じです。
それから先のことは、順次見直して書き直しています。
この他、お金のことなどは、別に計算しました。
(エクセルを使い20年分くらい(^_^;)
今見ると、あまり精度が良かったとはいえないですね。
当時見通せない支出や収入減がいくつもありました。
とはいえ、この当時考えたことが行動に役立ています。
例えば、いつセカンドカーを売らないといけないかを検討項目に入れていました。
当時のエクセルの抜粋
当時は、セカンドカーの売却は老齢基礎年金の支給が始まる65歳を想定しました。
しかし、実際には63歳半ば、今年2019年1月末に売却をしました。
収支のバランスを保つ上で役立っています。
人生設計は、作っておしまいではありません。
実行がもっとも大切ですね。
繰り返し見直して修正し、また行動する。
仕事でおなじみのPDCAを回すことが重要です。
出典:下記、私のブログ記事から
計画作りに時間をかけないこと
実行に進まない可能性があります。
計画はほどほどにし実行を大切にしましょう。
そんなPDCAのことが知りたい方はこちらを参照してください。
人生は見えていることより、見えていないことの方が多いものです。
氷山と同じですね。
出典:下記、私のブログから
行動すること、
計画を定期的に見直すこと
を心がけていけば必ず何かのゴールにたどり着くことでしょう。
あなたも人生の航路図を書いて、行動に繋げてみませんか?
忙しい方へ: 終わりへ
4.まとめ
・戦略マップは、行動の見える化に役立つ
・人生設計は3ステップで
・人生は予測不能なことも多い
まずは、自分なりの航海図を作ってみよう
・1年に1回、見直すことが大切
最後まで読んでいただき感謝です。
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終わり