低GL値なお菓子
最近、低GI値をアピールする食品が増えてきましたね。GI値は、食品を摂取した時の糖の吸収の早さを表す指標です。この数値が高いと脂肪を蓄積しやすいと言われています。なので低GI値の食品はダイエットなどにお勧めです。
一方で、GI値には、誤解されやすい面もあります。たとえば、スイカのGI値は72と高GI値食品と位置づけられますが、ダイエット中でも食べても大丈夫な食品です。
そこで、こうした点を考慮した炭水化物の量も加味したGL値という指標が注目されています。このGL値でスイカを判定すると、スイカ200ｇ（１切れ）の場合は、13.7と中GL値の食品になります。
このようにGI値では誤解されやすい食品は、炭水化物（糖質）の量が少ない食品に多くみられます。
今回は、このGL値からお菓子やデザートを見て見ましょう。また、GL値の気をつける点も書いてみました。お時間があったらお付き合いください。
作成2021年11月04日
こちらが、お菓子やデザートのGI値についてまとめた記事になります。
お菓子とデザートのGL値とカロリー
GL値とは「Glycemic Load（血糖負荷）」の略です。
GI値の弱点である糖質量の少ない食品も考慮して、炭水化物（糖質）の量も加味して考えられた指標です。
GL値の求め方は、
（食品の炭水化物の量（g）× GI値）/100
です。
たとえば、スイカは炭水化物の割合は9.5％です。
出典：文部科学省－食品成分データベースより
1きれ200ｇのスイカを食べる時のGL値は、
（200g×9.5％）×72（GI値）/100＝13.7
1切れ200ｇのスイカを食べた時のGL値は13.7となります。
GL値の判断基準は、
高GL食品 20以上の食品
中GL食品 11～19の間の食品
低GL食品 10以下の食品
です。
なので、200ｇのスイカは中GL食品となります。
では、色々なお菓子とデザートのGL値を観てみましょう。合わせてカロリーも載せています。
さすがに、炭水化物の量が多い、どら焼きや大福、お餅、ショートケーキなどは、高GL値食品となります。
しかし、さきほどお話したようにスイカは、高GI値食品ですが、GL値からすると中GL値食品となります。
この他、ばななやアイスクリーム、シュークリームなども中GL値食品です。
おせんべいもGI値が89と高いのですが、１枚の重さが10gなので、GL値は7.5と低GL値食品となります。
このように食べる量も加味すると、中GL値や低GL値のお菓子やデザートが思いの外多いと感じませんか？
こうした中から、GI値の低い食品を選び、甘いものを摂りたい欲求にも応えてストレスフリーなダイエットをしていきましょう。
お菓子やデザートのGL値をデータで示します。
お菓子・デザートのGL値一覧
この表には、GI値・GL値とカロリーも表示しています。
また、カロリーとGL値は、食材の基本的な量の目安で計算しています。その点もご確認の上、ご利用ください。
参考にしているシドニー大学のGI値データベースのURLは、あいにくURLがhttp:/となっているため、JPEGの写真で載せておきます。
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GL値の注意点
さきほど、すいかのGI値は72、200g１切れのGL値は、13.7と示しました。
この200g１切れという点にGL値の注意すべき点があります。
たとえば、全玉の１/12切れ約550ｇを食べるとどういうGL値になるのでしょうか？
参照URL
スイカのカロリー グラムのわかる写真館 | 簡単！栄養andカロリー計算
この量は、おやつとしてはかなりボリュームがあります。
しかし、夏に男性の大人ならおやつとして食べちゃうかもしれない量です。
GL値の計算式は、
（食品の炭水化物の量（g）× GI値）/100
でしたね。
スイカ約550ｇのGL値を計算してみましょう。
（550g×9.5％）×72（GI値）/100＝37.62
なんと、GL値は約38と高GL値食品になってしまいました。
なにごとも食べ過ぎは注意ということです(^_^;)
そうここが、GL値の気をつけなければならない点です。
検索でGL値を調べた時に、食品の量が書いていないケースがあります。
一般的には100gで表示していると思われます。
たとえば、スイカ100ｇだと、6.8となります。
このようにGL値が6.8と書かれている場合は、100gとなりますが、スイカ100ｇはおやつとしては少々物足りない量ではないかと？
この半分の量はお子ちゃまサイズでしょう。
GL値の算出根拠となる食品の量が表示されていることを確認し、自分が食べる量として判断していくことが大切です。
GI値さえわかれば、食品の炭水化物の割合から、GL値は自分で計算できます。
普通の食品には、大体炭水化物の量が書いてありますし、無い場合は
文部科学省の食品成分データベースからも入手できます。
活用して見てはいかがでしょうか？
まとめ
GL値とは「Glycemic Load（血糖負荷）」の略
（食品の炭水化物の量（ｇ）× GI値）/100で求められる
GL値は、自分が食べる食品の量によって数値が変化するので気をつける事
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こちらは、GI値とGL値の全体的な事を書いた記事です。
筋トレやダイエット時の食事の摂り方などをまとめています。
体脂肪についての記事はこちらになります。
運動と食事時間の関係を書いた記事です。
終わり
