まねき猫の部屋

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円高への転換期を迎えたか?

予想

0-表紙ー円安から円高の転換点はいつか?

ドル円為替相場が、7月に160円台をつけたあと、一気に153円台の円高に振れています。日銀介入と思われる揺り戻しや、トランプ氏の銃撃事件後、米国の大統領選も大騒ぎで「ほぼトラ」といわれる状態です。そうしたことから、現在は150円台を推移しています。トレード市場が慌ただしくなっているようですね。予想より早く円安から円高への転換点がやってきそうな感じです。そこで、過去のドル円の動きを俯瞰しながら、今後を占ってみたいと思います。お時間があったらお付き合いください。

 

目次

 

160円から一気に153円台

7月に入って、対ドル円相場がふたたび160円台を突破しました。7月3日に161.95円の安値をつけました。その後、日銀の介入などがあって、現在は153円台で推移しています。

1-0-米ドルー日本円為替レートの推移2024年1月から7月25日足



私は、老後資金の約30%を、旧NISAによる米国株ベースの積み立て投資をしていました。現在は円安が進行したおかげで、うまみが減ったので積み立ては中止しています。とはいえ、円安と米国株の好調のおかげで、含み益はかなり出ています。

現在は、その投資の売り時を探っているところです。ということで、ドル円為替の動向はとても気になっています。

 

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過去のドル円為替推移を振り返る

こうした時に参考にしているのが、過去のトレンドや出来事です。

こちらがドル円為替の推移と、円安から円高への転換期に起きた相場に関係ありそうな出来事を整理したものです。

2-1-米ドルー日本円為替レートの年推移と金融トピックス

ご存じのように、ドル円為替の有名な出来事に1985年のプラザ合意があります。これは、アメリカのドルが独歩高となり、貿易赤字解消のために、当時のG5が協調してドル売りをしました。おかげで、ご覧のように250円だった円が、あっという間に130円台まで円高になりました。

その後は、そう大きな為替変動はなかったものの、円高に振れたトピックスを拾ってみると、
1990年は、不動産投資の総量規制とバブル経済の崩壊
1998年は、消費税5%の導入や、三洋証券の破産や山一証券の廃業など
2001年は、9.11世界同時多発テロ日経平均の1万円割れ
2008年は、リーマンショックによって、日経平均が翌年過去最安値を更新
2016年は、日銀がマイナス金利を導入、トランプ氏が大統領に就任

などがありました。

やはり金融関係の出来事や、アメリカの動向影響していると個人的には感じています。

 

ちなみに、日本の好景気の時期を為替推移と重ねてみると、

2-2-米ドルー日本円為替レートの年推移と景気

円安が進行している時期は、好景気の時期と合致しているように見えます。

現在の円安も好景気と報道はされていませんが、例えば一般会計の税収はここ数年絶好調です。2023年の税収は、約72兆円と過去最高になっています。企業は儲かっているのですがねぇ……

 

2-3-2023年の税収は過去最高

出典:朝日新聞デジタル 2024年7月3日付けの配信記事より

 

円高への転換点を迎えたのか?

さて、私の尊敬する大村平先生が「予測のはなし」という本を出しています。

そこから予測のセオリーについての書かれた部分を抜き出したのがこちらです。

1-5-よそくのはなしからの過去のパターンからの予測方法

先生曰く、過去のパターンから予測する方法は3つあるそうです。
・「2度あることは3度ある」型
・「歴史は繰り返す」型
・「人のふり見てわがふり」型
です。

今回の円相場も、これらに当てはまることになるのでしょうか?

「歴史は繰り返す」型なら、こんな予想線も書けそうです。

3-1-ドル円為替年末の予想

 

毎年7月~8月や、年末は円高になりやすいようです。今回の円高もその傾向に沿っているようです。

今年はそれに加えて、アメリカの大統領選挙があるので、トランプ氏が当選した場合、円高に振れる可能性がメディアなどで騒がれています。今回の円高も「ほぼトラ」を市場が織り込にはじめたと報道しています。

私が予想する単純な近似線と少々の傾向近似を入れた予測では、2024年12月は162円と若干の円高の方向にシフトしています。(前回4月の予想は169円)150円台は一時的との予想です。

ある専門家は、円高は一時的でアメリカは金利をそんなには下げられず、円安が継続するという予想をしています。

 

さて、年末から来年にかけて為替はどうなっているでしょうか?
私も円高は一時的で、円安は継続するんではないかと推察しています。

 

その結果は、来年の1月ごろの記事で振り返ってみます。今の市場の動向からすると外す可能性も高いのですが、どちらにせよ、その結果をきちんと振り返ってみたいと思います。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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終わり