まねき猫の部屋

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守破離から読み解く学びの姿勢

守破離は真似ることから学べる技芸の法則

 

ご訪問ありがとうございます。

新しいことを学ぶ時は、上手な人を見よう見まねで真似ることが多いですね。

知識も経験もない段階では、言葉では伝わらない部分があるからです。

真似て疑問が湧いたら、基本の原理・原則を知識として理解することになります。

そうした学習の流れを、「守・破・離」から考えてみます。

 

あなたの学びのヒントになれば幸いです。

 

目次

1.初めは形から入ると理解しやすい

2.守・破・離とは?

3.あなたの知らないことを知って学ぶ

4.まとめ

 

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1.初めは形から入ると理解しやすい

 日本舞踊や茶道、スポーツ全般では、初心者が学ぶときは、上手な人を見て真似ることから始めることが多いですね。

言葉では説明しきれないことを教える方も分かっているからまず見せて真似ることを勧めます。

こうしたことは、身体を使った技能だけに限りません。

 

たとえば、お坊さんの世界は、形から入ることが多いと言われます。

 

そんなことがうかがえる事例です。
あるアナウンサーと京都のお坊さんの話しです。
古い対談記事からですが、興味深い言葉です。

 

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アナウンサー:

宗教には形式的なことが沢山あるけれどそれをどう思うか?」


坊さん:

「天才は形式的なことを除いても物事を理解できるけれど.私のような凡人には形から入るのがいちばん理解しやすい

 

形から入るのがいちばん理解しやすい。

真似ることの大切さを端的に表している言葉です。

 

仏教には、経典と呼ばれる教えの書があります。

しかし、実際に学ぶ時は経典を唱えながら、修行をし身体で理解を深めていくことになります。

こうした点は、たとえば数学などの論理の世界でも共通する点があります。

公式を学んだら、何度も解いて色々な問題に使えるようになるよう努力します。

技術は、学んだことを真似て出来るようになるまで本人が自分の力で身体を動かして身につけていくことになります。

 

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2.守・破・離とは?

 こうした型を真似るについて、 

茶道や剣道などの技芸の世界で使われる「守・破・離」という言葉が参考になります。

師について技芸を身につけるときの大切なことを表した言葉です。

守・破・離 芸術や芸事、スポーツでの学ぶポイント

 

「守」は、師の教えを忠実に学び,型や作法、知識を習得する段階のこと
「破」は、経験と鍛錬を重ね、教えを土台としながら、自分なりの真意を会得する
「離」は、学んだ型や知識にとらわれず、新たな自分なりのスタイルを形成すること

 

始めてのことを覚えるには、「型」を身につけることが、理解を早くし、悩まずに手足を動かせるツボだと教えています。

とはいえ、

型を学んだだけの知識だけでは使えません。


といって、

見よう見まねだけでは条件が変わると知識がないと対応できないものです。

 

守の段階では、
知識(型)と身体を使って訓練することの両方行うことが重要と言われています。

 

 

守破離の由来(コラム)

茶道の修行段階を表現した成語。
武田信玄重臣 海津城主 高坂弾正昌信 の遺記を小幡景憲(おばたかげのり)が集大成した。
本来は、高坂弾正昌信の書いた「甲陽軍鑑」などの兵法用語であった。

これを千利休が詠んで、後の川上不白が「守破離」として説いた。
とされる。

入門から免許皆伝を経て独立していく武道の成語を茶湯の修行上における語として取り入れたのは横井淡所の「茶話抄」であった。
のち、「利休百首」に追加されて、
「規矩(きく)作法 注:規矩=手本
 守りつくして 破るとも 離るるとてももとを忘るな」
の一首が出現する。

茶道の創始者である千利休(1522-91)の修行観を後世の川上不白(1719-18007)が「不白雑記」で「守破離」と表現した。

 

 

3.あなたの知らないことを知って学ぶ

世の中には色々な知識があふれています。

その中で、あなたが知っていることと、知らないことを把握することが学ぶ上で参考になります。

たとえば、
あなたの知っていることと知らないことを、世の中の既知と未知で区分してみるとこんな感じになります。

 

あなたと世の中の理解の区分

 

自身の知識と技能の上のようなマップを作り、「守・破・離」の手順で学んでみてはいかがでしょうか?


マップを作る上では、向上したいスキルの要素を確認しておくと良いでしょう。

たとえば、問題解決能力なら以下のようになります。

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4.まとめ

・初めてのことは、言葉では説明しきれない
 まず見て真似ることが良い

・学ぶ時は、形から入るのが理解しやすい
・形から入る学びを「守・破・離」と呼ぶ
・あなたの成長したい未来のマップを作ってみよう


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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