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AARによる振り返り法を紹介

手法

0-表紙-AAR法による振り返りの進め方

夢を描き、計画を立て、実行したら、最後は振り返りをしておくと、次の活動の質が向上すると言われています。そこで、今回は、振り返りの手法の中からAAR法をご紹介します。お時間があったらお付き合いください。

 

目次

 

1.AAR法とは

After Action Review(アフター・アクション・レビュー)、通称「AAR」はアメリカ陸軍の訓練から生まれた検証手法です。事実の検証に基づいて改善策を立てる方法で、仕事や私生活の振り返りにも有効です。

さて、AARは、第2次世界大戦中にアメリカ陸軍から生まれた検証手法です。
計画に時間をかけて緻密な作戦を立てた部隊よりも、大まかな作戦で行動に移し定期的に振り返りを重ねた部隊の生存率が高かったことから生まれました。

AARでは、戦闘などが終わった後に、参加した関係者が集まって、常に次の四つの質問を軸に振り返りを行っていきます。

その質問とは、

1.我々がやろうとしたのは何か?
2.実際には何が起きたのか?
3.なぜそうなったのか?
4.次回我々がやろうとするのは何か?

になります。

この振り返りの狙いは「学びと改善」です。任務に成功したか失敗したかは問わないことになっています。部隊が学びを増やし活動の質を高める為の手段であって、評価の道具ではないところが重要です。

 

さて、具体的な例をご覧頂きましょう。

これは、私がこの冬の電気代を減らす為に、活動した内容をAAR法で振り返ってみたものです。

まずは、短縮版です。

1-1-AAR法による振り返りの事例-短縮版

こうした振り返りを行う場合は、記述する内容の言語化のレベル調整が難しいです。

自分一人の場合や家族と話し合う場合は、共通の認識がほぼ出来ているので、細かいことは気にせず書くことができます。しかし、そうした共有は時間と共の失っていくので最低限のことは記録として残しておくことが良いと言われています。

 

なので、少々内容がクドいですが、少し詳細に書いたAARもご紹介します。

こちらです。

1-2-AAR法による振り返りの事例-フルコメント版

いかがでしょうか?

どちらがいいかはともかくこうした振り返りをしておくことは有効そうと思っていただけると、嬉しいです。

 

おまけに、KPT法の振り返り方法を書いておきます。

 

2.KPT法による振り返り

KPT((ケプト)=プロジェクトマネジメントなどで使われる振り返り手法(Keep、Problem、Tryの頭文字)です。

 

1.何が良かったのか、今後続けたいもの、工夫したこと(Keep)
2.何が問題だったのか、新たに問題として出てきたこと(Problem)
3.1と2を踏まえて、次回やってみたいこと、新たに挑戦したいこと(Try)

具体的な書き方は、以下の記事を参照してください。

www.my-manekineko.net

 

普段は、大きな紙に付箋紙を利用して以下のようにまとめています。
一人で行う時は、パソコン上に同様な区分を作って書いています。

2-1-KPT法による振り返りのまとめ方

 

KPT法で先ほどと同じ電気代の振り返りをしたまとめがこちらです。

 

2-2-KPT法のよる振り返りの例

 

AAR法に比べると、結果とやることにフォーカスしている分、あっさりしている感じがしますね。会社などの活動では取り組んでいる内容が複雑なので、私の実感としては、KPT法が有効なようです。

上の例より沢山内容が出てくるので整理には向いています。

こちらが会社でチーム力の分析振り返りをKPT法で行った事例です。

良かったら参考にしてみてください。

www.my-manekineko.net

 

3.まとめ

本日は、振り返りの手法としてAAR法をご紹介しました。KPT法との比較も参考になるかと思います。

振り返りはPDCAサイクルにおけるC(チェック)の段階になります。PDCAを回すのは、時代遅れだという人もいます。

不確実な時代では、PDCAサイクルを無理に回そうとすると、Pの計画に時間をかけ過ぎてしまうとか、計画を立てても成果が出ない確率が高いと言われているせいでしょう。

しかし、計画は、ほどほどに立てて、行動案が出来たら「とにかく走り出して、走りながら修正すれば良いのではないか」というのが私の経験からのアドバイスです。

とにかく何かの行動案を立てたら、完璧じゃなくても、走ってみて、あとは後で考えれば良い。この「考えれば良い」にAAR法やKPT法が活用できると考えています。

みなさんも振り返りをどんな方法で行ってもいいので、実践してみてください。

おばあちゃんの智恵ならぬ、老兵の独り言ですが耳を傾けていただければ幸いです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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終わり