まねき猫の部屋

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OJTでやる気を高める方法-その2コーチング

OJTでやる気も高める-コーチングのスキル

ご訪問ありがとうございます。

OJTを任されて計画を作ってはみたものの、実践でお悩みの方も多いようです。
受け手のメンバーがやる気が高いとは限りません。
OJTは、知識やスキルを身につけもらうだけでなく、メンバーのやる気も高めることが大切です。
やる気が高められると、OJTの効果も高まり、OJTを行ったあなたの評価や自身の成長にも役立ちます。


前回は、「メンバーを知る」でした。
今回は、その2回目。
メンバーのやる気を引き出すコーチングについてです。

メンバーとのコミュニケーションを再認識してやる気を引き出してみましょう。

 3回目は、ティーチングを予定しています。

 

目次

 

前回の記事はこちらです。 

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1.メンバーのやる気を高める 

 OJT進めるあなたからすると、受け手のメンバーにはやる気を持って取り組んでほしいものですね。


ところが、やる気を持ってOJTに取り組んでくれる相手の遭遇する機会はそう高くはありません。


たとえば、新人の例では、


・希望の職場に配属されなかった。
・職場の風土が自分と合わないと感じている。
・人間関係で悩みがある。


などから仕事そのものへのやる気が高まっていないケースが多いものです。


学卒新人の3年間の離職率はなんと30%以上です。

OJTでやる気を高める-」新規学卒就職者の離職率の状況


OJTを担当するあなたには、そんなメンバーの様子も察して、仕事へのやる気を高めるヒントも授けていくことが期待されます。


「そんなことまで期待されても、できるのかなぁ」


心配いりません(*^O^*)


ポイントを押さえれば、難しくありません。


OJTでは、動機付けのチャンスが沢山あります。


それぞれのポイントを確認していきましょう。

 

2.コーチングでやる気を引き出す

 OJTをしていると、メンバーから質問を受ける機会が多いものですね。そうした質問がメンバーから出てきたら、動機付けのチャンスです。

 

メンバーの考えや主体性を引き出して、やる気を高めてあげましょう。

そのために身につけておくべきスキルが、コーチングになります。


具体的には、
・傾聴のスキル
・質問のスキル
・承認のスキル
の3つになります。

コーチングでメンバーのやる気を引き出す3つのスキル


メンバーが質問してきたら、


まず、
傾聴のスキルで、

メンバーの考えをきちんと受け止める

 

つぎに、
質問のスキルで、

メンバーの考えを具体的に引き出す

 

そして、
承認のスキルで、

メンバーの考えを認め行動につなげる

 

と、進めていきます。


それぞれのスキルのポイントを確認しましょう。

 

傾聴のスキル

「傾聴する」とは、相手の話をしっかりと聴く態度を示して、言葉から読み取れる事実と表情やしぐさに表れる感情を同時に読み取り、メンバーの考えをきちんと受け取ることを言います。


留意点は次の3つです。

傾聴のスキルの3つの要素-聴く態度-感情を読み取る-考えを受け止める


聴く態度を整える

身体の体勢を整える 相手に身体を向ける、腕組みや足組はしない
表情でも受け入れる 柔和な表情で基本笑顔、視線は相手の目を見る


感情も読み取る

相手の目や口の動き、手や足のしぐさからも気持ちを読み取る


メンバーの考えを受け止める

適宜うなずく、小さな質問をして考えをさらに引き出す

 

質問のスキル

相手の考えを引き出すもっとも効果的な方法が、「相手に質問すること」です。


質問の仕方にはさまざまな方法があります。
一方、質問の仕方を間違えると逆効果にもなるので気をつけましょう。

質問のスキルは多くの質問の仕方を身につけること-開いた質問や閉じた質問などを使い分ける

主な質問の仕方

開いた質問

「その疑問について、あなたの考えを聴かせて?」


開いた質問とは、相手の考えを限定しない質問です。メンバーが自由に答えられる余地を残した聴き方をします。


ただし、相手が困って質問している時にいきなり開いた質問をしても答えられない時があるので、相手の反応を見て、閉じた質問→開いた質問という順で聴くことも必要です。

 

閉じた質問

「その問題は、A工程、B工程のどちらで発生しましたか?」
 →選択する問い


「その疑問への答えは、○○で良いですね?」
 →相手が「はい」「いいえ」で返信する問い


閉じた質問とは、考える範囲を限定し1つの答えを引き出す時に用いる質問です。


相手が、まだ会話に心を開いていない時に、まずは簡単な閉じた質問をして、会話のキャッチボールを始めるのに、よく用います。

また、重要なポイントで気持ちや結論を導き出すときにも用います。

 

未来質問

「なるほど、いい結果が出ましたね。では、次はどこに手をつけますか?」


質問に未来形が入った言葉です。文字通り次の行動を促す時に使います。

 

過去質問

「なぜ、問題は起きたのでしょう。その原因はなんだと思いますか?」


メンバーの気持ちを過去の出来事を振り返るように仕向ける質問です。
原因の分析などで多用しますが、使いすぎると気持ちが暗くなるので注意が必要です。


肯定質問

「その案、いいねぇ。それ、やっちゃおうか?実行するためには次はどうすればいい?」


メンバーの考えを同意したり認める質問です。
人は、自分の考えを肯定されると気持ちも積極的になり、やる気が向上します。

 

否定質問

「なぜ、早く私に話さなかったのですか?」


メンバーの考えを否定することで成長のきっかけを作る質問です。


とはいえ、否定質問をされたら、返答もネガティブなものになる可能性が高くなります。メンバーの気持ちも落ち込んでしまうかもしれません。会話が続きにくくなってしまうので、相手の状況をよく考えて利用する質問です。

 

質問のまとめ

 あなたは、相手が質問をしてきた場面や状況に応じて、色々な質問の仕方が出来ることが望まれます。


メンバーとOJTをしているシーンを具体的に想定してイメージトレーニングを積んでいくと力量の向上に役立ちます。

そう、野球のイチロー選手がバッターポックスに向かう前にやるあれです。


イメージトレーニングをすると、たくさん質問のストックも出来ますのでおすすめの方法です。

 

承認のスキル

メンバーの話を受け止め、適切な質問で考えを引き出せたら、最後は承認のスキルで、メンバーの考えを認め行動につなげていきます。


人は、だれもが自分の存在を認めてくれることを求めています。
他人を通じてそれを確認する一番の方法が承認のスキルです。


メンバーの行動と結果を受け止めて、「あなたのことを認めている」とメッセージを伝えていきましょう。

 

その方法は、「褒める」と「叱る」になります。

承認のスキルは褒めると叱る-承認の行為はタイミングよく具体的に話すのがポイント


承認の行為は、相手が行動したとき、結果を出したときに、タイミング良く行うこと、そして具体的に話すことがポイントです。

褒める

「今日の会議での説明はとても分かりやすくて良かったですね。特に原因の分析が論理的でモレやムダのない構成でした。対策との結びつきが誰の目にも納得のいく内容、参加者が皆、大きく頷いていましたね」


出来れば他のメンバーが居る場でオープンに話しましょう。

 

叱る

「さきほどの会議の説明は、とても残念でした。せっかく頑張って貴方が作成した原因分析の説明を省略して、自分のやりたいことだけを主張していましたね。聞いているメンバーの目線がみんな下を向いていたのは気付きませんでしたか?」


メンバーを叱るときは、あなたとメンバーが二人だけになれる場で、クールに伝えるよう心がけると良いでしょう。


もちろん、緊急の場合はその場で叱ることもあります。

 

忙しい方へ: 終わりへ

 

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3.ティーチングのポイント

  OJTでは、知識や進め方のスキルを教える場面が多くなります。
そのため、教える側にティーチングのスキルが求められます。


ティーチングのポイントは、


・相手に合った教え方をする
・分かりやすい伝え方をする


です。

 

詳細は、次回に詳しくご説明させていただきます。

 

4.まとめ

OJTでは、メンバーのやる気も高めて上げることが重要

・メンバーから質問がメンバーから出てきたら、動機付けのチャンス
・やる気を引き出すコーチングのスキル
 傾聴のスキル
 質問のスキル
 承認のスキル


メンバーとのコミュニケーションを再認識してやる気を引き出してみましょう。

 

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