まねき猫の部屋

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ダンスの「シャッセ」からクックパッドの利用者減を考える

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ご訪問ありがとうございます。

新しいことを学ぶ時は、上手な人を見よう見まねで真似ることが多いですね。

知識も経験もない段階では、言葉も動作も分かりにくいので見て知るのが容易です。

最近のYouTubeなどの動画が盛んになっているのは、そんな一面があるからでしょう。

料理のレシピ検索で独壇場だったクックパッドの利用者が減っているそうです。

読む文化から見る文化への移行を事例から考えてみたいと思います。

 

お時間があったらお付き合いください。 

目次

1.初めてのことは見ることから始まる

2.クックパッドの利用者が減っている

3.あなたの知らないことを知って学ぶ

4.まとめ

 

 こんな記事も書いています。 

www.my-manekineko.net

 

1.初めてのことは見ることから始まる

 いきなりですみません。

 あなたは、エアロダンスなどで使う「シャッセ」という動きをご存じですか?

「もちろん、知っているわ」

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「初めて聞く言葉だね」

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色々な反応が有りそうです(*^O^*)

 

ご存じ無い方の為に、
YouTubeの映像を「フィットネスの勧め」さんからお借りしました。
映像時間は約50秒ほどですが、
最初の10秒を見ればなるほどとわかります。

youtu.be

出典:YouTube 「フィットネスの勧め」より

 

 いかがでしたか?

「この人上手(^^)」

「ああ、見たことがある」

「なるほどね、これをシャッセというか」

など、反応はさまざまありそうです。

でも、見るだけで「シャッセ」の理解が深まります。

 

さて
これを言葉だけで説明するとどうなるでしょう。

「フィットネスの勧め」を参考に書いてみます。

右へのシャッセ
1.立った状態から体を左に倒しながら
       膝を落して右足を一歩横に出す。

  このとき左手は肘を曲げ軽くこぶしを作る。

2.両膝のバネを使って伸び上がるように
  床から両足を浮かして右へ移動する。

3.浮き上がった状態から左足を床につけ、
  上体はやや左に傾斜させる。

4.左足に続いて右足を床につけ、
  左足を右足の後ろへクロスさせる。

5.戻るための準備として右足を浮かせる。
 (反対方向へ同様にシャッセをして移動する)

どうでしょう。

「シャッセ」をご存じの方は、こうした文章だけでもほぼ理解していただけるかもしれません。

しかし、「シャッセ」をご存じ無い方には、イメージしにくかったのではないでしょうか?

このように言葉だけだと、知らない人には分かりづらいことがあります。

 

「フィットネスの勧め」さんから図解も作ってみました。
文章だけよりはイメージしやすいかもしれません。

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このように、

ダンスを学ぶだけでなく、料理や芸事、スポーツ全般において、初心者が学ぶとき、上手な人を見て真似ることから始めることが多いですね。

指導する側も、言葉では説明しきれないことを分かっているからまず見せて真似ることを勧めます。

そうした点から、動画は初心者が学ぶ上では、最適の方法だと言えそうです。

 

 

 

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お忙しい人は、「プチ」とすると終わりに移動します。 

終わりへ

 

2.クックパッドの利用者が減っている

さて、この動画という伝達手段のわかりやすさが、クックパッドの利用者減少を招いていると言われています。

 

 クックパッドのレシピ検索サービスは、ご存じだと思いますが、念のため、クックパッドのアプリ登録画面の紹介から引用します。

月次利用者数約5400万人・掲載レシピ数315万品以上!
日本最大の料理レシピ検索・投稿サービス「クックパッド」の公式アプリ。
レシピに特化して、最大限使いやすく・便利にしたアプリでは、時短、節約、簡単、ダイエットなど気になるテーマからお菓子、パンなどのカテゴリー、料理名や食材から検索できて、どんなレシピも簡単に見つかります。

 

 

 参照:クックパッド アプリ登録画面

play.google.com

 

紹介文に月間の利用者が約5400万人とありますが、ここ数年でかなり減少しています。

2012年から最近の2019年6月までの推移をグラフにしてみました。

 

クックパッド利用者推移2013年~2019年2Q直近で減少している

参照:クックパッド(株) 経営資料から数字を著者がグラフに作成

 

具体的な数字を見てみましょう。

ピークは2016年10月-12月期の6416万人/月でした。

それが、直近の2019年4-6月期では、5483万人/月と933万人減っている状態です。

 

この要因の一つに「クラシル」などの動画で料理レシピを紹介するアプリの出現が影響していると言われます。

「クラシル」は、2016年2月にサービスが始まった料理レシピの人気アプリです。

(2018年7月にヤフーが93億円で買収)

 

ニコニコ大百科から引用します。

「世界で1番、料理がわかりやすい」をテーマにすべての料理を解説付きのわかりやすい動画で紹介。動画の長さは1分以内に収められている。
動画再生回数は月間で1億7,000万回、SNSのフォロワー数は290万人に上る。

引用:クラシルとは (クラシルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

アプリのダウンロードが17年12月に1000万を超えたと伝えられています。

参照:

レシピ動画の後発クラシル 大量投入で逆転、世界一に|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE

 

また、同様の料理動画サイトが多く出ています。

DELISH KITCHENもその一つです。

2016年12月に公開されています。

delishkitchen.tv

 

クックパッドの減少時期と、こうした動画サイトの公開時期が一致していることがわかります。

 

そして、クックパッドのもう一つの問題点と言われているのがこれです。

クックパッドのレシピ数に推移

レシピ数が300万品と多いこと。

最新のデータでは317万品だそうです。

 

クックパッドは素人からプロまで多様な人がレシピを公開しています。

その結果、最近何が言われているかというと

「目的のレシピが見つけにくい」

ことです。

よく言われる情報の海でおぼれる状態になりつつあるようです。

 

一方のクラシルは、専門家によるレシピ公開を原則としています。

公開情報の管理もされていることでしょう。

この点は、オープンなクックパッドとは対象的です。

 

料理レシピの動向を事例にして、学ぶ環境変化の兆しを見てきました。

 

動画という学習手段が、文字文化より受け入れやすくなってきたこと。

情報が多いことが必ずしも、初心者には適していない可能性がうかがえます。

 

初心者には、選ばれた分かりやすい動画の方が適している可能性があります。

そして、

情報量が多いことが必ずしも良いとは言えない時代になってきたのかもしれません。

 

この様子が、最近の「はてなブログ」を含めたブログの世界にも当てはまっているように感じたのは私だけでしょうか?

この点もいずれ考察してみたいと思います。

 

3.あなたの知らないことを知って学ぶ

 これ以降は、自分のために書いたコラムです。

お忙しい方は、スルーしてください。

 

終わりへ  

 

世の中には色々な知識があふれています。

その中で、あなたが知っていることと、知らないことを理解しておくことが学ぶ上で参考になります。

たとえば、
あなたの知っていることと、知らないことを、世の中の既知と未知で区分してみるとこんな感じになります。

あなたと世の中の理解の区分

 

AI(人口知能)技術が格段の進歩を遂げています。

人工知能はいま、50年来のブレークスルーを迎えつつあと言われています。

ディープラーニング」と呼ばれる学習技術の登場によるものです。

 

2013年にマイケル・オズボーン准教授は、今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると書いて話題になりました。

 

人間の仕事の質が変わっていくのでしょう。

機械に奪われるという表現は、マイナスな印象があるが、機械が価値を提供して人がやりたくないことを代わってやってくれるなら歓迎できることです。

 

かつて、洗濯板で洗濯をしている時代は、洗濯は重労働でした。

しかし、洗濯機が登場し、絞りもしてくれる二層式が表れ、最近は乾燥までしてくれる全自動の出現でずいぶんと生活は楽に便利になりました。

 

このようにやりたくないことを機械にやってもらえたら、嬉しいはずです。

 

昔の人が考えた洗濯の自動化

とはいえ、そうした未来は今想像しているものとは違う可能性があります。

今の全自動洗濯機の姿を、昔の人は予想できていなかったことからもうかがえます。

 

そんな時代の変化の中で、人が学ぶ知識や技能も変化していることでしょう。

 

とはいえ、人が行う仕事で変わらない部分もあるといわれています。

たとえば、

これまで経験したことのないことの「大局的な判断」が求められる仕事や、

接客業における「対人間の高級なインターフェース」が求められる仕事

などです。

 

 

そうした時代に向けて自身の技能を磨いていきたいものです。

新たな自身の知識と技能のマップをぜひ作ってみましょう。

 

 

4.まとめ

・初めてのことは、言葉では説明しきれない
 まず見て真似ることが良い

・初心者が学ぶ時は、動画が良い
・あなたの成長したい未来のマップを作ってみよう


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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よろしくお願いいたします。

 

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終わり

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