まねき猫の部屋

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有意味感

人生

0-表紙-有意味感-SOC-把握可能性-処理可能性

今日は「有意味感」という人生訓のご紹介です。私が自分の存在意義に疑問を持った時期に記録したものでしょう。もしかしたら、皆さんにも参考になるかもしれません。雑記のシュート記事です。「何それ?」と思われたらお付き合いください。

 

目次

 

  

1.有意味感

だれもが

「自分の存在」を認めて

くれることを求めている。

「君がいて良かった」

「君がいないと困る」

「今自分がここにいる」ことを

他人を通じて感じたい。

 

この言葉は、河合薫さんの言葉と記録されています。河合薫さんは、キャビン・アテンダントから、キャリア・コンサルタントに転身された方です。CAを辞めて、気象予報士第1号として多数のメディアに出演。その後、2007年に博士課程を修了(Ph.D.)。産業ストレスやキャリア発達、健康生成論の視点から調査研究を進めている異色の社会学者兼コンサルタントです。
この言葉は、2012年3月29日(木)に記録しています。11年もお世話になったのですね。

 

1-2-自分の存在

2012年の3月21日に父が亡くなっています。河合さんの言葉をメモした時期は、父の葬儀やその他諸々の事を実家で行っていた時期だったことになります。

父は、その前年から体調を崩して入退院を繰り返していました。

そして、父の晩年は、車の免許を返納してから、好きだった釣りにも行けなくなり、家にこもるようになりました。仕事も弟に譲り、何もすることがなく、ただただ家で食べて寝るだけの生活だったようです。(私は実家を出ていた)父の人生は、幸せだったのかなあと振り返ることも多かったように思います。

そして私自身も、当時56歳で、役職定年間近でした。その翌年から役職解除で一般職に降格することが決まっていた時期です。会社人生の最終コーナーをどう回りきるか模索していました。

そうしたことから、河合さんの言葉を自分事として感じていたのでしょう。

そんな言葉をそれから11年間、毎日眺めていました。

しかし、先日机の整理を兼ねて外すことにしました。でも、この言葉は忘れないように記録しておこうと思った次第です。

 

2.出所

今回、この記事を書くにあたって改めて有意味感の出所を調べてみました。
この言葉は、医療社会学者のアーロン・アントノフスキーさん(Aaron Antonovsky)が提唱したSOC(sense of coherence)の3つの感、「有意味感」 「把握可能感」「処理可能感」の内の1つでした。

 

2-1-生きる力-有意味感-SOC-把握可能性-処理可能性

 

細かい点は省略しますが、

有意味感は、「やるぞ感」と解釈すると分かりやすいそうです。(私的には、存在感です)

いま行っていることが、自分の人生にとって意味のあることであり、時間や労力など、一定の犠牲を払うに値するという感覚になります。自分は今の課題に取り組むことに意義を感じられることが大事だそうです。

そして、河合さんが示された、「他人からの自分の存在感を確認できること」も有意味感を向上することが出来ます。

特に部下を持つ方は、機会あるごとに発信してあげると部下も喜ぶことでしょう。

 

そして、残りの二つの感です。

把握可能感は、「わかる感」です。

自分の置かれている状況を一貫性のあるものとして理解し、説明や予測が可能であると見なす感覚のことだそうです。

たとえば、明日の仕事の何か把握できていたりする状態です。一方で、反対の状況は、明日の我が身がどうなるかわからない状況で不安になっている時です。トラブルに巻き込まれ明日がどうなるか分からない状況にならない様にしたいものです。 

把握可能感は、「できる感」です。

困難な状況に陥っても、それを解決し、先に進める能力が自分には備わっている、という感覚です。

目の前の課題が自分でできると感じることが大切なのだそうです。

 

SOC(首尾一貫感覚)は、生きる力を育む助けとなります。人生の壁にぶち当たったら思い出さてみてください。

 

3.おわりに

バタバタと忙しい日々を送っています。どうしようかなと思っている時に、こんな言葉の片づけをしている私でした(^◇^;)

せめて、皆さんの何かに役立てば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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終わり