いつもご訪問ありがとうございます。
今回は、PDCAサイクルの評価段階やプロジェクトの完了などで行う振り返りの手法としてKPT法をご紹介します。私の記事への検索でKPTが結構多いので単独にまとめてみました。
(今日もショート記事です。(;^_^A )
(訪問も散発ですみませんm(_ _)m)
KPT:(ケプト)という言い方をします。
いろいろな雑誌などで紹介されているので、名前をご存じの方も多いと思います。
元々は、ソフトウエアなどのアジャイル開発で用いられることが多かったのですが、いろいろな方面の振り返り手法として定着してきました。
模造紙や付箋紙、ペンがあれば、だれでもすぐに行うことができます。
ぜひ、利用してみてください。
注:アジャイル開発=仕様や設計の変更があることを前提に開発を進め、徐々にすり合わせや検証を重ねて完成させていく開発手法 のこと
1.KPT法とは
KPTは、Keep、Problem、Tryの頭文字を取って命名された手法です。
参加者全員が、付箋紙にKPTを書きだして、シートに張り付けていくことで「見える化」していく手法です。
Keep、Problem、Tryとは、
1.(Keep)
良かった事、続けたい事、工夫した事
2.(Problem)
問題だった事、新たな問題点
3.(Try)
1と2を踏まえ、次回やってみたい事
、新たに挑戦したい事
になります。
このKPTを付箋紙に書き出していきます。
作業のイメージは以下の通りです。
実際にKPT法を使って振り返りを行ったシートの事例をお見せしましょう。
この例は、ある品質問題について行ったものです。一人がおよそ10枚の付箋紙を書くので、10人で100枚程度の付箋紙が図のようの展開されています。
2.KPT法の進め方
基本の進め方は以下の通りです。
1.メンバー全員が集まったら、付箋紙の書き方を説明する
2.個人ベースで、それぞれ付箋紙にKPTを書いてもらう
3.書き終わったら、一人一人発表しシートに張り付ける
4.終わりに、今回の作業ポイントを確認する
*:完成したシートは、後日職場に貼っていつでも見えるようにします。
1.付箋紙の書き方
メンバーに付箋紙への書き方の注意点を伝えます。
一番大切なこと:
KPTについて1枚に1つのことだけを書く
2つ以上のことを言いたいときは、紙を分ける。
あとは、細かいことです。
字は大きくわかりやすく書く:
細い字や小さい字は読みにくいので書かないようにしてもらいます。
シートに貼って見やすくします。
KPTの種別を書く:
そのシートがKPTのどれかを標記しておくこと。剥がれても元に戻せます。
名前を書いておく:
細かい検証が必要な時にだれが書いたものかわかるようにしておくためです。
2.個人ベースで書いてもらう。
注意点
・付箋紙は、一人10枚以内にすること
・時間は30分に制限する。
・Keepは最低1枚は書いてもらう。あとは自由。
この時間と枚数を制限していることがとても重要なポイントになります。
集まるポストイットは、10人いると約100枚、20人なら約200枚くらいになります。みなさん時間が足りないという割には、きちんと10枚近く書いてくれます。
書く文章は以下の点に気を付けてもらいます。
3.一人一人張り出していく
書いたポストイットを、一人ひとり発表しながら張り出します。
発表時間は1人4分以内で行ってもらいましょう。
Keepから発表してもらい、あとは発表者の自由
10枚を張りながら説明してもらいます。
(といっても大体オーバーします。ファシリテータの方の力量が試されます)
各人が発表しているときに、質問はOKとします。
ただし、議論は厳禁です。
聞いている人で、同じ内容の付箋紙を持っている人は、
賛同して張り出しをするのを歓迎します。
これをするとすごく盛り上がります。
4.書き出した内容を全員で確認する
書かれたものの中から、今回のポイントを全員で確認していきます。
重要なことや実行することには、丸を付けたり色を付けて強調しておきます。
影響度と緊急性で2軸分析して、ロジックツリーに書き出すのも有効です。
その場で、実行することが決まったら、担当も決めてしまいます。
その場では決められない部分は、だれが計画に落とすかを決めます。
そこのところまでは最低はっきりさせておきます。
こうして決めたことを、普段の進捗会議などで確認していくことになります。
3.注意すること
ここまで、書いたこと以外の注意点を書いておきます。
・進行役をかならず立てる。
チームリーダーがやってもいいが、若いメンバーにやらってもらうとチームワークづくりにも役立ちます。
・時間の管理をしっかりと行う。特に発表者が話すぎる場合は、注意を促す。
・チョコレートやキャンディーを用意していつでも食べられるようにする。
糖分の補給と話し合いが和みます。
・必要に応じてフレームワークを利用する。
テーマがはっきりしているときは、QCDや7S、4Mなどのフレームワークをサブキーワードとして示しておくと意見が出しやすくなります。
5.まとめ
進め方の手順を守る。
1.メンバー全員が集まったら、付箋紙の書き方を説明する
2.個人ベースで、それぞれ付箋紙にKPTを書いてもらう
3.書き終わったら、一人一人発表しシートに張り付ける
4.終わりに、今回の作業ポイントを確認する
注意するポイントがあるので参照すること
本日は以上です。
以下は、ブログや☆のお礼です。
忙し方は、以下の「終わりへ」をクリックすると最後の飛びます。
今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
6.前回のブログのお礼
前回も、たくさんのブコメ、をいただき、感謝です。
返信兼ねてお礼申し上げます。
つうぷとぅんさん(id:tsuputon7)非言語コミニケーションはフィンテック社会でますます重要だと思います 一対一の時に自分の両手の平を相手にさりげなく見せる素振りを多くするだけで,営業成績が上がると聞いたことがあります エネルギー循環です
→おっしゃる通りです。非言語コミュニケーションで相手とラポールを築きやすくなるそうです。つうぷとぅんさんは、言葉以外のこうしたコミュニケーションにも詳しそうですね。
パパさん(id:papayapapa)私はボディランゲッジが好きなんです。人間も動物の一種なので、動作で物事が一定程度わかります。メラニアンの法則に近いです。足の組み方、手の組み方、視線で相手が友好的かどうか、仕事でも役に立ちます。
→パパさんはメラニアンの法則と言っているのですね。対人との交流で役立てているのでしょうね。視線で相手の考えていることが結構わかりますよね。近いうちにそうした微表情のことも記事にしていたいです。
亀仙人さん(id:ichisin)どれも納得できる話ですね^^私は相手を目で捉えと同時に身体で捉えるように心掛けています。言葉よりも身体から発する情報の方が正しいと感じるからです。
→さすが、仙人さん。気も含めたエネルギーの交流から体調も読み取ったり、直したりできるので、こうした点はお得意ですね。
mashleyさん(id:mashley_slt)子供の表情や仕草から本心を読み取る仕事をしていて言葉がいかにあてにならないか実感したことがあります。的確な図を使われていてこの記事そのものが言語以外の情報がいかに人に影響を及ぼすか証明されてますね!
→mashleyさんはお子さんと交流するような、お仕事もされていたのですよね。言葉を上手に話せない分、非言語での理解は必須ですね。図をおほめいただき嬉しいです。相当時間かかっています(;^_^A さすが、目の付け所がmashleyさんです(^^)/
あずおさん(id:aqua_feather)まねき猫さん、私のことをどこかで見てます?(笑) いつも、欲しいタイミングなんです。月曜日に顔を会わせて話をすることの重要性を実感する出来事がありました。電話だけではホントに伝わらないと感じました。
→そうなんです。実は埼玉に隠しカメラが設置してあります(^^)…嘘です。フェースツーフェースで話をすると本当にいろいろなことが伝わってきますね。月曜日のその出来事というのが興味あります(^^)/
鯛さん(id:tai_mijinko)なるほど!言葉の内容よりも 、表情や声の特徴みたいに五感で判断しているって感じですかね!
→五感で判断していることって、意識しないけど多いそうです。元芸人の鯛さんは人と接する機会が多いし、人の反応を無意識に把握され活用されているのでは?(^^)o
皆様、ブコメありがとうございました。
(id:naoto0211)
(id:torus1)
(id:mapleheart3)
(id:zeeckohey)
(id:nqo5ke8s)
(id:keiko2go6)
(id:gjeovbg)
(id:pojargkg)
(id:qedgte)
(id:willbegood)
(id:mixnats)
☆ありがとうございました。
りょうこさん(id:flowcare)
→いつもありがとうございます。
勉強させていただいた微表情のことは、近いうちに記事にしてみたいと思います。
参考にさせていただきました。
ニエさん(id:nie3) 高価な★感謝です。
(id:Ayako28),(id:catpower)
(id:mashley_slt),(id:tsuputon7) たくさんの☆ありがとうございました。
(id:grazieatutti),(id:eigorainbows)
(id:mraka2015),(id:artart1982),(id:aqua_feather)
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(id:mixnats),(id:flowcare),(id:nyanteicafe)
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(id:ichisin)(id:papayapapa),(id:riyunion2)
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(id:YutoCruyff):(id:kytips99),(id:torus1)
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終わり