コロナの推移予測とその後のV字回復に向けて
ご訪問ありがとうございます。
コロナウィルスの猛威が続いています。
対応に頑張っておられる医療関係者や外で働く方の努力に心から感謝いたします。
自分に出来ることをしっかり守って迷惑をかけないように努めます。
そうした中で、自分はブログで何を伝えられるか?
考え…この記事を記録として残すことにしました。
コロナ終息後と、一次感染の推移の予測です。
素人の予測です。その認識でお付き合いください。
こんな記事も書いています。
コロナ小康状態後の回復力を高める
コロナウィルスの感染者が日増しに増え、
ついに、全国に緊急事態宣言が出されました。
不要不急の外出、3密を避ける事態です。
出典:厚生労働省 HPより
私も出来るだけ外出を避けています。
外出をせざるを得ない時は、感染しないよう細心の注意を心がけいます。
こうした個人の生活の制約だけでなく、
企業活動も大きな制約を受けています。
早く感染が終息してほしいと願うばかりです。
しかし、専門家の方々は、最低でも1~2年は続くと警告しています。
コロナウイルスのワクチンが完成しない時点では、
一旦治まっても未感染者による2次感染拡大の可能性があります。
また、コロナウイルスには、幾つかの型があることが報告されています。
終息には、複数の型への抗体を持つ感染者とワクチン接種者が多数を占める「社会的免疫」が出来るまで困難な状況にあると思われます。
そのため、数年かかるのでしょう。
とはいえ、今のコロナウィルスの拡大は一旦落ち着くはずです。
今回の緊急事態宣言も、感染拡大を一時的に抑えるための取り組みです。
関係者は当初から感染拡大のスピードをどう抑えて、医療現場の崩壊を防止するか考えていました。
参照:第12回新型コロナウイルス感染症対策本部2020年2月23日資料より
いま、拡散防止を一人一人の行動で実現できるかが試されています。
実現したいものです。
そうして、実現できた暁には、活動を再開出来ます。
その時に備えて回復力も高めておきましょう。
回復力はレジリエンス(Resilience)とも表現され、
「逆境から素早く立ち直り、成長する能力」と定義されるものです。
詳細は、私が読者になっている
「はるうさぎ」(id:haruusagi_kyo)さんの記事で、
詳しく紹介されているのでそちらを参照してください。
かならず、陽は昇ります。
一方、回復後の世界観は変化しているはず。
たとえば、マスクの供給不足です。
中国に生産の8割を依存した生産体制の問題がクローズアップされています。
今後、色々なモノがコスト優先の集中化から分散化へ加速する可能性があります。
また、専門家の発言には、限界があることも認識されました。
たとえば、WHOのマスク着用への認識が典型です。
無症状のコロナウイルス保菌者がマスクなしで咳をすれば、飛沫がまき散らされて感染リスクが高まるのは当たり前の事です。
トランプ大統領は、WHOへの拠出金を一時ストップしてしまいました。
その是非はともかく、
専門家の一部は知っていることを正直に話さない。(と、私は感じている)
そして、人の価値観や人間関係も変化しそう。
コロナの影響で、個人のさまざまな行動認識が垣間見えました。
感染が疑われる中で、出社したり、遊び歩いた人が多く周知されることになりました。
その結果、人の行動規範がどう変化するでしょう?
「行動変容」が求められる中で注目しておきたい点です。
今後をしっかりと見極める。
外出を控えているこの時期に、
コロナ終息後の世界観を考えます。
と、未来の自分に約束しておきます。
国内感染者数の予測
さて、私の関心事に、
このコロナウィルスの一次感染拡大のピークはいつで、小康状態は見通せるかがあります。
厚生労働省のクラスター対策班メンバーの西岡教授は、未対策の場合、流行終了までに国内で約85万人が重篤な状態になると公表しました。
緊急事態宣言が出された中で、このケースはありえないでしょう。
一部の不謹慎者に向けたメッセージでしょうが、多くの普通の人の疑問にも答えて欲しい。
立場上、こうした発言しかできないのかもしれません。でも、感染推移の標準的予測も示して欲しい。
コロナの件ではっきりしたのは、専門家の発言は制約が多くて参考にならないこと。
ならば、自分で予測してみるしかない。
やってみました。
その結果を、記録しておきます。
未来の私が、予測の採点者です。
予測のモデルやデータは3項に示しました。
この時点の予測結果です。
感染者のピークは今週4月19日の週から5月の連休前後と予想しました。
ただ、先週の増加数が横ばい傾向なので、
すでにピークを迎えている可能性もあります。
ここ数週間で予測の正誤がはっきりするでしょう。
こちらは、一時感染者総数の予測です。
約32,000人となりました。
現在が10,000人を超えた所なのでどうでしょう?
信頼性区間からの推定下限値は17,000人と半分くらいになります。
データが少ないのでバラつく可能性は大きいです。
あくまで、私個人の予測です。
ご判断は自己責任でお願いします。
それと、これはあくまで一次感染の推移です。
ワクチンが未開発の現状では、再度感染拡大の可能性があります。
また、コロナウイルスは複数の型があるのでインフルエンザワクチン接種と同様に複数の抗体を身につけなければなりません。
その点も今後検討しなければならないでしょう。
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推論に用いたデータと考え方
感染者推移のデータ
予測に用いたデータを記録しておきます。
厚生労働省のHPから公表値を抽出したものです。
たとえば、4月18日の公表値です。
参照:新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について(4月18日公表分)
日別のデータを週でまとめています。
推論の予測モデルについて
感染者の増減推移は、釣り鐘状に変化すると仮定します。たとえば、オーストラリアの感染者の推移です。あくまでも一次感染ですが…
出典:時事通信社 ネットニュースから
そこで、
時系列分析モデルの傾向変動分析法の1つである
ロジスティック曲線を利用することにしました。
この分析法は、普及率の予測モデルとしてもっとも広く使われてきたもので、一般的には成長曲線モデルと呼ばれます。
この曲線の良い所は、微分方程式で表される少パラメータの非線形モデルな点です。扱いやすい。
ロジスティック曲線の式
kが感染者の総数 tは経過期間 a,cは曲線のカーブを決める係数となります。
さきほどのデータを用いて、最小二乗法で係数を求めました。
なお、最小二乗法の求め方も
自分の備忘録として記録しておきます。
この算出の仕方は、大村先生の「予測のはなし」を参考にしています。
係数算出の考え方
ロジスティック曲線は、
マルサス方程式を修正した「a=R(x)=a-bx」というモデルから求めます。
そこで、以下から最小二乗法の式を導出しました。
この式から、係数a,bを求めることができます。
詳細は割愛します。
まとめ
・コロナウィルスの拡大は一旦落ち着くはず
その時に備えて回復力を高めよう
・回復後の世界観は変化している可能性がある
集中化から分散への動きが加速?
ライフライン物資の調達は、供給安定化が課題
・人の価値観や人間関係も変化する?
人のつながりや、行動規範が変化するかも
・ロジスティック曲線を用いた個人的な予測
一時感染のピークは、今週4月19日の週から5月の連休前後
一時感染者の総数は、約32,000人
あくまで個人の意見です。
判断は各自の自己責任でお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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