まねき猫の部屋

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ファンヒーターが壊れた


0-表紙ーファンヒーターが壊れたエラーE02

ファンヒーターが壊れました。寒くなってきたので、ファンヒーターを出して稼働させたら一旦着火しますが、エラーE02を表示して停止してしまいました。購入して3年でまだ無償修理期間だったので、早々に販売店に修理に出しました。そして、5日後に戻ってきました。さて、その原因に書かれていたのは、なんとヘアートリートメントなどのシリコーン配合製品を使用したことによる部品の被膜化とのことです。予想外の理由でした。そんな故障から修理完了までの様子を記録しておきます。同じような不具合でお困りの方は何か参考になるかもしれません。

 

目次

 

ファンヒーターが壊れました

外気温が10度以下になって、エアコン暖房だけでは、部屋が暖まりにくくなってきました。そこで、ファンヒーターを出して稼働させることにしました。ちょうど、灯油の巡回販売で新しい灯油もしっかりと用意できていました。準備は万端と保管していたファンヒータを取り出し、灯油を入れて稼働させました。

ポンプの動く音がして、灯油を送りはじめ、点火プラグもパチパチと言い始めました。着火し暖かい空気が流れてきた所で、突如、火が消えてしまいました。自動で再度始動し始めるものの再度同じ動作で消えてしまいました。表示窓には「E02」とエラー表示がされています。

何回か繰り返してみますが、動作エラーのままです。

1-1-ファンヒーターが着火エラーとなるE02

 

取扱説明書を取り出して、エラーコードの症状を確認すると、

1-2-取説のエラーE02の説明

E02のエラーの説明は、
原因 油フィルター・油受皿内に水やごみがたまったため、着火ミス、または自動消火した。

処置方法 カートリッジタンク・油フィルター・油受皿内の水やごみを取り除き、運転 入/切スイッチを押し直す。処置を行っても繰り返し作動するときは使用を中止し、お買い上げの販売店にご相談ください。

とあります。

まずは、油フィルターの点検をしてみました。確認方法は、以下のように書いてあります。

1-3-油フィルターの水混入の確認方法

油フィルターは綺麗な状態でした。灯油も途切れず流れます。

1-4-油フィルターを確認したー問題なし

 

こちらは、油受皿の様子です。一度灯油をすべて抜いています。水は入っていない様子でした。

1-5-油受皿の様子も問題なし

 

幸い無償修理期間だったので、翌日、販売店に持ち込んで修理してもらうことにしました。
とはいえ、ファンヒーターって重いんですね。車に乗せて、テナントが集まるビルの隣の駐車場に停めて、そこから3階の販売店まではこびましたがかなり大変でした(^0^;)

台車などは不要と、自力で運ぶことにした自分の判断を後悔しました…反省

みなさんは、運び込むときは台車を利用することをお勧めします。

 

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石油ストーブの出番

さて、ファンヒーターの修理はおよそ1週間かかるとのことでした。
その間も外気温は10度以下の日が続くので、代わりの熱源を用意することにしました。

それが、こちらの石油ストーブです。

2-1-修理中に活躍した石油ストーブ

この石油ストーブは、災害時に電気やガスが使えないときの熱源と煮炊きを兼ねて保管しているものです。

ファンヒーターと違って、電気は不要(乾電池で着火)。灯油さえあれば一回の給油で大体1日か2日は連続運転が可能です。ご覧のように上にやかんを置けば、常時お湯が沸かせます。

まさか、こんな事態で使うことになるとは思いませんでしたが、1週間十分に活躍してくれました。

さすがにファンヒーターほどの熱量は出せないので、暖まるまでにかなり時間がかかりました。やはりファンヒーターは暖房の主役級です。久々の石油ストーブの出番で、そうした弱点も確認できたのは良かったです。

皆さんは、災害対策で熱源をどうしていますか? 石油ストーブ以外の方法もあればお教えください。

 

修理から戻る(故障の理由)

予定より早く、5日ほどで修理が完了したと連絡が来ました。翌日受け取りに行ってきました。さすがに引き取りは、依頼の時に重くて苦労した反省を活かし、台車で駐車場まで運んでもらいました。

家に戻り、灯油を30%程度入れて試運転してみました。
見事、一発着火しました。
無事に修理完了していました。

さて、故障の原因は何だったと思いますか?

なんと、炎検知器がシリコーン被膜に覆われて、着火を検知出来なくなっていたとの見立てでした。炎検知器を部品交換したようです。(部品交換としか書かれていませんでした(^0^;)

添付されていた資料の一部がこちらです。

3-4-注意書きーシリコーン等によるファンヒーターへの影響

 

資料にあった炎検知器に白い酸化物が付着した写真がこちらです。

 

3-1-原因は炎検知器がシリコーン皮膜で覆われていたらしい

 

燃焼部の炎検知器が白化して電気を通さなくなって火が消えてしまうのだそうです。

 

3-5-シリコーン等による影響の原理

資料の続きです。

資料から引用します。

シリコーン等による影響の原理

石油ファンヒーターでは炎検知器とバーナの間を流れている微量な電流を測定し、燃焼状態を常に監視しています。シリコーン等の配合の製品を石油ファンヒーターと同時使用された場合、悲惨・蒸発したシリコーン等が燃焼用空気と共に燃焼室内部に入り込み、高温によって「シリコン酸化物(白色の粉)」として炎検知器に付着します。

シリコン酸化物は高温でも分解されにくく、一度付着すると自然には取れません。また、電気絶縁性が高く、電気の流れを阻害して安全装置が異常と判断し運転を停止させます。

ということで、ヘアートリートメントなどに配合されたシリコーン配合物が、炎検知器に付着して、着火不良になることが説明されています。

 

3-2-ファンヒーターを使用中に使ってはいけない製品

 

ファンヒーターを使用中に使ってはいけない製品は結構ありそうです。

注意書きーシリコーン製品の成分表示と影響度について

3-6-注意書きーシリコーン製品の成分表示と影響度について

 

実際に、Web検索をかけたら、この炎検知器が白く皮膜化している画像が沢山出てきました。それを紙やすりなどで自分で落とせば直せるという動画も沢山あることを知りました。

3-3-ファンヒーター内部の炎検知器が白くなった様子

参照したURL

blog.goo.ne.jp

 

こうしたシリコーン等による影響を防ぐための注意事項です。

 

3-7-注意書きーシリコーン等による影響を防ぐために

要約すると以下の3つです。

・ファンヒーター使用時にヘアケア製品を使用しない
シリコーン配合製品を同時に使用しない
・利用する時は、十分換気を行うこと

みなさんも、ファンヒーターを利用されているときは、ヘアートリートメントなどの扱いにはご注意ください。

 

おわりに

冬が本格的に始まる前に、ファンヒーターの故障を修理出来て良かったです。
シリコーン製品を使うと、こうした故障が出ることを初めて知りました。
以後気をつけていこうと思います。

皆さんもご注意ください。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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終わり