人生

本作りの苦労話を少々。今回は表紙編です。10月10日にAmazonなどで販売する本では、作成に当たって、初めてなりに色々な苦労をしました。経験者には、なんでもないことなんでしょうが(^0^;) 最初は知らないことだらけです(^0^;) そうした気づきを記録のついでに、記事にしました。良かったらお付き合いください。
電子書籍も販売できるようになりました(^0^)/
初めて記念で、Amazonの最低価格250円で販売中です。詳細は文末に掲載しています。
1.表紙作りに試行錯誤
「パブファンセルフ」という、0円で本を出版できるサービスで、本を出版しました。当然ですが、作成するに当たって、最低限作成が必要なデータが、表紙と本文です。
今回は、その表紙作りの様子と苦労話しをお伝えします。
お金を払えばオプションで、本文から表紙も作ってくれますが、少しでも費用を減らしたいので自作することにしました。
パブファンセルフでは、以下の様な本の選択が出来ます。

サイズは、A4から、新書サイズまで選べます。
表紙の紙質や、用紙も2種類から選択できます。
そして、表紙作りに当たって、まず気をつけることはサイズの仕様です。
こちらが、サイズ別の仕様です。この仕様を満たす、JPGのファイルを作成する必要があります。(その後にPDF化して登録します)
まずは、表と裏の仕様です。

引用:パブファンセルフユーザーマニュアルより
例えば、私の場合はA5サイズなので以下となります。
A5サイズは、幅148mm 高さ210mmですが、それに全方向+4mm加えたサイズです。
なので、幅156mm 高さ218mmのJPGファイルを作成します。
続いて、背表紙です。

引用:パブファンセルフユーザーマニュアルより
こちらは、本のページ数とカラー版かモノクロ版かで、幅が変わります。
私は、カラー版の141ページでしたので、
ページ数141P×0.0596=8.4mmに左右+1.6mm+1.6mm
幅11.6mm 高さ218mmとなります。
サイズが決まったら、その大きさを意識して内容を作っていきます。
2.表紙のイラスト作り
表紙のイメージは、アニメ風の女性がOJT計画書の書かれたスケッチブックを持って、アピールしている感じとしました。
私が日頃書いているブログのイメージに合わせたものです。
そこで、まずは女性のイラスト作りから始めました。
最初に、イメージに近い写真をフリー素材から入手
(といってもいつもブログで使っているストック素材です)
それを、生成AIに読み込ませて、イラスト風に作成してもらいました。

最初に、Geminiに依頼しましたが、なかなか思うようなイメージのイラストが出来てきませんでした。Canvaも試してみましたが、だめでした。
そこで、Cockpitで試したら想いのほか上手くいきました。
最初は、漫画風②でしたが、もう少しイラスト風にしてと、お願いしたら③のイメージにたどり着きました。
後は、表紙では背景は不要なので消してもらって④が出来ました。
簡単そうに書いていますが、これだけで丸1日(5時間くらい)かかっています(^0^;)
でも、自分で書くよりは10倍は速いでしょう。ありがとうございました。
次は、④の素材を使って、表紙用のイラスト作りです。

イメージは、スケッチブックを正面に持つ感じにしたいので、①のイラストを読み込ませ身体の向きの変更を生成AIにお願いしました。
こちらは、Geminiを使っています。ちょうどGeminiの新しい生成AIがインストールされて、顔のイメージを損なわずに向きの変更が出来るようになったからです。
ご覧の通り、②のような正面向きへの変更はスムーズでした。
次は、表紙ではスケッチブックを大きく見せたいので、スケッチブックの拡大をお願いしました。ところが、図の通りサイズを大きくしてと頼んでも、下に大きくなってしまい、③のような結果となります(^0^;) 何度コマンドを変えてもイメージ通りにできませんでした。自分の実力の無さにがっかりしました。
あきらめて、ここからはPhotoshopで自力作成をしました。

スケッチブックの下の部分がいらないので、左の図①に、下半身とスケッチブックの下の部分の線をつけた図を、かぶせて真ん中の図②を作成しました。
この段階で、作成したイラストの類似画像を検索しておきます。今回は書籍の発売なので、万一訴訟にならないよう事前に調べておきました。
Googleの画像検索のお世話になりました。

相当数の類似画像が出てきました。そのなかでも似ている画像をピックアップしたら、すべてイラストACさんのフリー画像でした。いくつか例を載せます。

これなら大丈夫そうです。作成したイラストを利用することにしました。
作成時に、Photoshopで肌色と髪の毛、爪の着色もしています。
最後にアピールポイントのOJT計画書をスケッチブックに貼り付けて③の完成です。
その他、指の所の計画書が下になるように操作したり、生成AI特有の背景のノイズを除去しています。
本のタイトルやアピールポイントを書いて表紙の初版が出来ました。
ここで、再度③をGoogleで類似チェックをしています。
さすがにここまで加工の進んだイラストでは、類似画像は出てきませんでした。
(本が発売ステータスに進んだ時も検索したら、私の記事がヒットしました(^0^))
さて、表紙作りは無事に終わりましたが、イラストを生成AIで加工すると、白にみえる背景にかなりのノイズ入っています。
その除去は相当にやっかいでした。消したつもりでしたが、微細に残っていました。このことは、本文作成の時にまた話題にします。
ここで表紙をGeminiに見てもらって、修正案のアドバイスを受けました。
指摘された点は、3つです。
1.ステップをもっと強調すること
2.想定読者へのアピールをもっと強めに
3.メリットもきちんと書くこと
でした。
こうしたアドバイスをもらえたのはうれしい。
そして、アドバイスに合わせて、作成してもらった修正イメージがこちらです。

ステップを吹き出し風にすることや、アピールポイントが増えています。それ以外は、ほぼそのままでした。
生成AIの特徴でしょうが、日本語は苦手のようです。読めない(^0^;)
このGeminiのアドバイスを参考に、自分で修正し表紙にしたイメージがこちらです。

3.完成した表紙をアップロード
背表紙も作成して、表、裏、背表紙が出来たところで、パブファンセルフに読み込ませて、登録と内容の点検をしてもらいます。
点検は、AmazonのCMKカラー仕様や透明化未処理のチェックなどです。
文字がAmazonの要求仕様に合っているかは、自分でチェックしないといけません。まあ、無料ですから(^0^) また、カット位置などは自分で確認するしかありません。
ファイルをアップすると、文字範囲などの仕切り線が入ったPDFファイルを出してくれます。他、作成ソフトの忠告やアマゾン仕様に適合しない部分のエラーがメールで届きます。

自分で点検するのは、
・赤い線の中に文字が入っているか
・黒い点線が本をカットする部分になるのでイメージ通りか確認
・ISBNなどの情報が裏表紙に入っているので内容を確認
の3点です。
背表紙の作成については、作成過程の説明を省略しましたが、8.4mm内にタイトルを綺麗に納めるのは大変でした。本が薄いので、狭い範囲にうまく納まらないのです。
JPGファイルでは綺麗に入っているようにみえます。しかし、PDF化すると「ずれる」という現象を何度も経験しました。
また、アクロバットProでJPGからPDFを生成すると余計な白い部分が入ってしまいました。表紙や裏表紙では発生しませんでした。
当時は、原因が何か不明でしたが、最近わかりました。PDFのバージョンを1.4にしなければならなかったみたいです。(仕様にちゃんと書いてありました(>_<)理解していない)
当時は、仕方がないので、PhotoshopでPDF化してから、アクロバットProに再度PDFを読み込ませて、再再度PDF出力をするなんて力業の訳のわからないことをしていました(^0^;)
それで、当時はなんとかチェックをクリアしていました(^◇^;)
また、わざわざアクロバットProを通す必要が無いと思うのですが、使用するソフトもAmazonの仕様ではチェックするそうで、かならずアドビProを通してくださいと、パブファンセルフのマニュアルに書いてあるので従うしかありません(^0^;)
背表紙の文字位置をミリ単位で、左にちょいとずらしては、チェックをかけるを何度も繰り返してパスするPDFを作成しました。
(こんな課程は図表をつけるのも恥ずかしい)
こうしてようやくすべてのチェックをクリアして無事に表紙、裏表紙、背表紙の登録完了となりました。
4.おわりに
今日は初めて上程した本の表紙作りについて、あれこれを書いてみました。
初めての作業は、知らないことだらけで大変でした。とはいえ、ノウハウも学べたので次回作はもっと楽に出来そうです。
そして、もう1つ学びを深めないといけないのがイメージ作りです。
マーケティングの世界では、商品で大事なのは最初に見て感じたイメージだそうです。興味を引くキャッチコピーやイメージ、写真が大事とのこと。
今回も。本の売れ行きに影響するので気合いをいれてつくりました。が、こればかりはセンスが大事です。今考えると、いっそココナラで専門の人に頼んでもよかったかもしれません。
次回は、利用してみようかなと思います。
また、ここまで読んでいただいた皆様の感想もお教えいただけるとうれしいです。
魅力ある表紙作りの参考にさせていただきます。
次回作も、ぼちぼち着手していきたいので、よろしくお願いいたします。
最後に、こちらが、今回上程した本のAmazonサイトの案内です。
こちらは、ペーパーバック版のご案内です。
本の概要です。

サイズはA5です。141ページですが、その内47ページはカラーです。
なので、ちょっとお高い本になってしまいました(^0^;)
そうそう、
電子書籍も販売できるようになりました(^0^)/
こちらが、電子版のご案内です。
ペーパーバック版と見分けが付きません(;゜ロ゜)
両方同じページに載せて欲しいのですが、まだ未熟でやり方が分かりません。
電子書籍は250円で販売します。
初めて出版記念で、Amazonの最低価格で販売中です。少し落ち着いたら、価格は上げる予定です。
ちょっとでも興味を持っていただけたら、ポチッとしていただけると幸いです。
合わせて、
こちらが利用した「パブファンセルフ」のHPの画面です。

ご興味のある方は、以下のURLからご覧になってください。詳しく本の作り方が書いてあります。とはいえ、実際に作業は、表紙の作成をご覧になったように試行錯誤の連続でした。その辺りは、継続記事も参考にしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

終わり


