3つの視点

3つの視点「Will、Can、Must」を振り返ることで、メンバーの動機付けポイントや育成のヒントが得られます。3つの視点は、今のメンバー状況を見える化する手法でもあります。メンバーにやる気を出させる上で活用してみましょう。こんな時だからこそ、一度立ち止まって自身を振り返ってみましょう。あなたの何らかの気づきに役立てば幸いです。
内発的動機づけ
内発的動機づけとは、その人が自発的に見いだした動機による行動要因です。たとえば、「知的な好奇心を得られた」や「達成感や成長感が満たせる」などが動機づけの源泉になるものです。
ただし、外発的動機付けとは異なり、直接的な刺激は与えることが難しいので、働きかけの工夫が必要です。
内発的な動機づけを行う際は、はじめは外発的動機付けを利用して、行動を促したら徐々に内発的動機づけにシフトしていくよう導くことが有効とされています。
参考までに、外発的動機づけは、文字通り、外からの刺激で行動を引き出すこと。たとえば、「この仕事を成功させれば、昇給できるよ」や「今期の目標を達成できないと降格になるよ」などです。 外発的動機付けは、速攻性があり、働きかけやすいですが、刺激が無くなると行動の継続性が無く、元に戻ってしまう特徴があります。
では、内発的動機づけを促進する着眼点を、3つの視点から確認していきましょう。
3つの視点
3つの視点とは、
「やりたいこと(Will)」
「できること(Can)」
「やるべきこと(Must)」
から自分の動機や「やる気」を見える化する方法です。

マネジメントで有名なドラッカーさんが考えた手法です。
それぞれの内容を見ていきましょう。
やりたいこと(Will)
あなたの実現したい夢や、やりたい仕事、人生における価値観などになります。
多くは、あなたの夢や将来の姿を描くことになります。
「美味しいスイーツの作れるパテシエになる」
「独立してコンサルタントになる」
「マネジメントに昇進して、もっと大きい仕事をする」
「こんな製品を開発したい」
「You Tuberで有名になり、収入を得たい」
「副業して、より多くの収入を得たい」
などなど……
人それぞれの「やりたいこと」があるはずです。

どんなことでも良いので書いてみましょう。書き出してみることが重要です。
もに、やりたいことが思い浮かばない人は、次の「やれること」から振り返ってみましょう。自己分析をしているうちに「ああ、これが自分のやりたいことだった」と再発見する機会も生まれます。
再発見できればGoodですね( ^o^)/
やれること(Can)
あなたの今の能力や経験になります。いままで培った人脈や持っている資産もその一部になります。あなたの今を振り返ることで発見していきます。
「入社2年目で、開発の一部を担当できた」
「ソフトのシステムをリーダーとして仕上げた」
「フラワーアレンジメントでお客様に褒められた」
「介護の仕事でお客様から感謝された」
「営業で大きな商談をまとめられた」
「投資をこつこつ続けて資産が500万円になった」
「研究会に3年通って技術の人脈が出来た」
かつて、孫子が「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と
「自分を知ることが、戦いにおいては必須だと伝えています。

やるべきこと(Must)
あなたが組織から期待されている仕事や、生活していく上で任されていること
「やりたいこと」と「やれること」のギャップ
になります。
特に、「やりたいこと」と「やれること」のギャップが「やるべきこと」としてあなたが取り組む課題とも言えます。

たとえば、
将来、自分の得意を活かして独立したいことが「やりたいこと」で、
現状は、社内で経験値を高めているのが「やれること」だとすると、
「やるべきこと」は、
・独立して困らないように最低6ヶ月分の生活費を貯める
・ブログやYouTubeを使って発信する力を高める
・副業をスタートさせる
などなど
「やるべきこと」
が、あなたの次の行動のヒントになります。
3つの視点で書いてみる
「やれること」Canから書き始める
始めに「やれること」Canから書き出してみるのが有効です。
書くシートはこんな感じです。

こうした用紙をエクセルなどで作成してみましょう。
とにかく書いてみることです。

「やれること」
「やりたいこと」
が書けたら
それを元に
「やるべきこと」
もイメージしてみます。
やっている仕事や担っていることも書いておくと良いでしょう。
白紙の部分があっても気にしない。一度印刷してたり、書いたモノを見える所に
貼っておきましょう。あせらず、じっくりと仕上げていけば良いのです。
Will、Can、Mustの事例
先ほどの「やれること」の例から、Will、Can、Mustを書いてみたのがこちらです。

「なんだこの程度で良いんだ」と思っていただければ幸いです。
まずは、仕上げてみてくださいね。
やる気や動機を引き出す
ここまでの検討内容を3つの円に埋めてみます。

さきほどの事例から、導き出した「やる気」や動機は
・教えること(から得られる) 有意味感
・健康で安定した生活
と設定してみました。
「なんだこの程度でいいんだ」と思っていただけたのではないでしょうか?
ポイントは、とにかく
いきなり完成を目指さないこと。
ウイスキーを熟成させるように時間をかけて観察しながら、少しずつ書き上げていきましょう。
書きかけのシートを目に付く所に置いておく
見える所に貼って置く
いつも使うノートに挟んでおく
などなど…
思いついたら書き加えて完成度を高めてみてください。

毎日、1回は眺めてみる。
そうすることで、次の行動計画作りに進めます。
ご参考
計画づくりは、戦略マップという展開法がお勧めです。
おわりに
自分の動機や「やる気」を
高めるキーワードを探す方法に
3つの視点がある。
・3つの視点とは、
「やりたいこと(Will)」
「やれること(Can)」
「やるべきこと(Must)」
から自分のやる気を発見する
・やりたいこと(Will)は、
あなたの実現したい夢や、やりたい仕事、人生における価値観
多くは、あなたの夢や将来の姿を
・やれること(Can)
あなたの今の能力や経験
いままで培った人脈や持っている資産
・やるべきこと(Must)
あなたが組織から期待されている仕事や、生活していく上で任されていること
「やりたいこと」と「やれること」のギャップ
・始めはCan「やれること」から作る
・空白があっても大丈夫。完成をあせらない
最後まで読んでいただきありがとうございました。

終わり
