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データー好きの私が色々なニュースから興味を持った題材を時々お送りしています。今回はeラーニングのお話です。
長年、社会人の通信教育のお手伝いをしてきましたが、これまでの紙をベースにしたテキストと理解度確認の添削リポートによる教育から、電子化(eラーニング)への移行が加速しているようです。
今回はそうした変化の様子と、私の次の仕事の模索をためいき混じりに書いてみます。お時間があったらお付き合いください。
eラーニングの拡大
産業能率大学総合研究所が、2025年2月に通信教育やeラーニングの活用実態を調査しリポートを発行していました。今回は、そのリポートの一部をご紹介しながら自身の今後を迷走(妄想)します。
まずは、こちらのグラフをご覧ください。
出典:産業能率大学 総合研究所 産業リサーチ2025 p.5より
特に気になったのは、私の仕事につながる通信教育の減少が予想以上の低下だったことです。一番上が通信教育で、2019年に64.6%でしたが、2024年は44.1%と20.5ポイント低下しています。
一方、eラーニングを導入する企業は2019年の57.6%から、2024年は75.6%と17.8ポイント増加しています。現在実施している教育手段で、最も多かった回答は「eラーニング(Web上、パソコン上で学習を進めるもの)」という結果でした。
「外部講師による集合研修」(70.9%)が第2位でしたが、これも11ポイント低下しています。また、講習会やセミナーの参加は、79.7%→46.4%と33.3ポイントと大幅な低下となりました。
eラーニング以外の全ての教育手段において実施率が低下しています。
通信環境の向上や、リモートワークの普及などでDXやリスキリングといった教育需要が高まり、そのニーズを満たす教育手段としてeラーニングの導入が増えている様子がわかります。
以下のURLから詳細が読めます。
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コロナ禍が変化点
今回の記事からもう少し振り返ると、2020年のコロナ禍で外出制限があり研修環境も大きく変化したようです。
たとえば、私が持つ中小企業診断士の資格更新は、5年で5回の理論更新研修を受けなければなりません。コロナ禍以前は、東京の両国にある研修会場まで出かけていって集合研修を受けていました。
それが、コロナ禍で外出制限によって、Zoomによるネット研修に変わっています。
当時のことをこんな記事にしています。
それ以前の様子は、こんな感じでした。
そういえば、通信制大学でもスクーリングという集合研修が、その当時、外出制限の中で、オンライン研修に変わっています。
そうした変化の中で、高校にもネット中心の学校が台頭していました。
その一つがN高等学校です。生徒数は約2万7千人だそうです。
この学校はネットと通信制の制度を利用したネットの高等学校になります。自宅にいてすべての授業が受けられて高校の卒業単位が取れます。KADOKAWAとドワンゴが協力して設立した学校です。(情報ソース:テレビ東京 週刊ビジネス新書)
ここの生徒の多くは、声優や映像関係の仕事を目指しているそうです。通学の無駄や学校行事に時間を取られることがなく、発声の稽古や機器の操作を学ぶ時間が取れるのでN高等学校を選んだとインタビューで答えていました。こうした将来の目的がはっきりしている学生にはネットを活用した通信制の高校は最適なんでしょう。
詳細はこちらの記事に詳しく書いています。
このようにネットによる研修や学習が拡大している様子を振り返れば、紙ベースの研修から、eラーニングが拡大しているのは自明でした。
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次の仕事?
私のバイトの1つは通信教育のリポート添削です。これまで約30年にわたってやってきましたが、最近の様子を見ると、いよいよ衰退期に入ってきたようです。
始めた頃の会社員時代は自分のお小遣い稼ぎくらいの少額でしたが、今は年金の不足分を補う重要な収入源になっています。
あと5年は、なんとか持って欲しい願っていましたが、いよいよアラームが鳴り始めました。
真面目に、次の収入減を探しておかないとやばいです。変化の兆しはいつも突然なので困ってしまいます(^0^;)
さて、そのヒントはネット環境を利用した教育やコンサルでしょうか?
とはいえ、たとえばココナラで自分の経験や強みを販売している出品者は2024年5月時点で40万人を超えているそうです。すでにレッドオーシャンぽいです(^◇^;)
その中で、いくつかのキーワードを掛け合わせて、ブルーオーシャンを見つけられると良いのですがねぇ(^^)/
とにかく検討を始めなければいけません。そして、そうした様子も時々、記事にしてみたいと思います。
まずは、これまで書いてきたブログ記事を整理して、コンテンツにまとめる作業をしていこうかと思っています。可能なら名刺代わりに本の出版までいけるとハッピーなのですが……
問題は、私の優柔不断で作業が遅いことです。頑張らないと…時間遅れは致命的ですから…
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでやってください。
終わり