皆さんは、１９７２年から１９８３年にNHKが放送した少年ドラマシリーズをご存じですか？私は大ファンでした。特に「タイムトラベラー」は熱狂して観た記憶があります。しかし、この当時の録画は、ほとんど残っておらずNHKは番組を発掘するプロジェクトで、各家庭などに残っている記録媒体を探しています。今回、図らずも私も多少の貢献が出来たというお話です。
良かったお付き合いください。
1.カセットテープに「暁はただ銀色」
昨年、片付けをしていたら古いカセットテープが出てきたことを記事にしました。
レコードを保管していた押し入れから、古いカセットテープも出てきたのです。
ケースに入っていたのは、
・私の高校時代の部活を録音したテープ（49年前）
・娘の０歳と２歳のバブーと歌のテープ（34年前）
・会社に入った頃のサークルのテープ（44年前）
・家内のお気に入り歌手の歌テープ（41年前）
などなどとお伝えしましたが、実は……
昔のNHKの少年ドラマシリーズを録音したテープも入っていました。
49年前のテープです。どうしようと考えてしまいました。
一部のカセットテープは、テープも切れている状態でした。
とりあえず、カセットテープを分解してつないで聴けるようにはしましたが、かなり劣化が進んでいます。自宅のカセットテープレコーダーでは、再生音が小さくて聞き取れない部分もある状態でした。
そこで、こうしたアナログ資産は、しかるべき所にお譲りしてデータ保管していただくのが良いと判断しました。そのしかるべき所とは、NHKの番組発掘プロジェクトです。
スポンサーリンク
2.NHKの番組発掘プロジェクト
NHKは、古い番組の発掘プロジェクトをやっています。
参照：NHK 番組発掘プロジェクトより
URLはこちらです。
2014年11月の特集 | NHK番組発掘プロジェクト通信
私の大好きな少年ドラマシリーズも、この活動でいくつか発掘できたそうです。たとえば、その成果はこうした書籍やDVDとして販売されています。
すぐに買いました。この本は私のお宝です。
![NHK少年ドラマシリーズ アンソロジーI (新価格) [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51DF0hkUXUL._SL500_.jpg "NHK少年ドラマシリーズ アンソロジーI (新価格) [DVD]")
そして、このプロジェクトの中で、私が見つけた「暁はただ銀色」の発掘も行っていることを知りました。
参照：NHK 番組発掘プロジェクトより
「暁はただ銀色」は、第１回「タイムトラベラー」の翌年の１９７３年に第１２回目の少年ドラマとして放送された番組です。
「タイムトラベラー」は、筒井康隆さん原作で「時をかける少女」として何度も映画化されているので有名です。
しかし、「暁はただ銀色」はたぶんご存じ無い方の方が多いでしょう。
NHKの番組の紹介から概要をご覧ください。
なぞの美少女転校生リカと彼女に恋する中学生ケン。彼女を撮った写真は何故か輪郭がぼけてしまう…地球を舞台にした宇宙人同士の戦いを描いたＳＦ 原作 光瀬龍
さて、テープについて、発掘プロジェクトの投稿機能で連絡を取ってみました。
音源だけだがテープがあること、状況はかなり悪いが発掘しますか？と。
それから、数日後にメールで返事がきました。
その抜粋です。
今回ご投稿のあった「暁はただ銀色」は１９７３年４月２日から６回に渡って放送された“少年ドラマシリーズ”で、ＮＨＫには、４・５・６の台本しか残っていない番組です。テープを切ってしまったという事ですが、投稿内容からまだ再生可能と判断させていただきました。ＮＨＫでは、こうした重要な番組は、音声だけでも残したい意向があり、是非とも下記へテープを送って頂ければ幸いです。アーカイブスへの登録には、デジタル化して登録されるため、そこからＣＤをＷＡＢファイルで作成し、原版と共にご返却いたします。
なんとデータ保存してくれる上に、原版と共にデジタル化したファイルも返却してくれるというではないですか。しかも、着払いでいいそうです。
早々に箱詰めして、NHKに送りました。
そして、1ヵ月くらい経って、戻ってきたのがこのCDたちです。
届いたCDを再生してみたら、さすがNHKの技術者さんです。ノイズも除去され音の乱れもほとんどありません。音の小さくなっていた部分もきちんと再生できています。
おかげで新しい宝物ができました。
ただし、音源は個人で楽しむ範囲で使うことが条件です。なので、お聴かせした所ですが、ブログなどに音源をアップできません。残念。
スポンサーリンク
3.おわりに
古いカセットテープからNHKの少年ドラマシリーズの「暁はただ銀色」が出てきました。発掘したテープはプロジェクトのおかげで無事にデジタル音源として保管されることになりました。
ただ、心残りがあります。
この番組は６回放送されています。しかし、最初に発見したのが第３話と５，６話でした。その後、さらに我が家を探索して第１話と２話を発掘して送りました。
しかし、第４話がどうしても見つかりません(;゜ロ゜)
仕方がありませんね。
発掘は、しばらく諦め記事として残すことにした次第です。
井上揚水の「夢の中へ」ではありませんが、
「探すのをやめた時 見つかることもよくある話で…」
と歌っています。
どうか、第４話が見つかりますように…
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでくれると嬉しいです。
終わり
