まねき猫の部屋

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漫勉neoという番組と私の漫画との関わり

漫画を趣味にして良かった

浦沢直樹の漫neoに魅了されています

 今、浦沢直樹の漫勉neoという番組に魅了されています。
私は、テレビはニュース以外はほぼ見ませんが、こうしたドキュメンタリー番組は大好きで欠かさず見ています。
さて、この漫勉という番組は、人気漫画家の仕事現場に定点カメラを設置して、その仕事ぶりと浦沢直樹さんがゲストの漫画家とその人の作業風景を見ながら対談する構成になっています。
その会話から、ゲストの漫画家が持つ非公開テクニックが解説付きで見られたり、漫画家の心情が聴ける、漫画家を目指す人にはたまらない番組ではないでしょうか?
かつて漫画家を夢見ていたことがあるおじんの私ですが、その道で成功したプロの考えを知ることができるのは勉強になります。
いつか記事にしようと思っていました。

が、番組紹介はもっと上手な人がいるので遠慮しました。

そこでこの番組をネタにして自分の漫画との関わりを振り返ることにしました。
おじんの独り言の記事です。お暇ならお付き合いください。

 

目次

 

 こんな記事も書いています。  

www.my-manekineko.net

 

 

漫勉neoとは?

今、NHKのEテレで毎週木曜日 午後10時から放送しています。

 

www.nhk.jp

 

今日の夜ですね。
すでに8回目です(^_^;) 
(記事にするのが遅いよ)


8回目のゲストは、坂本眞一さんです。

NHKEテレ 浦沢直樹の漫勉neoより第8回坂本眞一さんの予告画面

出典:NHKEテレ 浦沢直樹の漫勉neoより

 

耽美で写実的な絵の坂本眞一さん。最先端のフルデジタルの作画場面を公開してくれるようです。新作の「ドラキュラ」をモチーフにした執筆初日に密着した番組構成の様です。どんな様子か今から楽しみにしています。

 

NHKの番組HPから漫勉neoの概要を引用します。

普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場にカメラが密着し、最新の機材を用いて「マンガ誕生」の瞬間をドキュメント。その貴重な映像を元に浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいきます。

 

この番組を企画したのは浦沢直樹さんです。
説明する必要はないかもしれませんが、簡単にご紹介します。

 

YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」「あさドラ!」など多くのヒット作を生み出した漫画家です。手塚治虫文化賞文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞などの受賞も多数しております。「漫画が生まれる瞬間」の感動を伝えたいと、「漫勉」を構想。ギターも弾きバンドを組んでいます。今回のエンディングテーマ「漫画描きのバラード」も演奏含め浦沢さんの手によるものです。

 

浦沢直樹さん-漫勉neoより

  

 

 今回の、「漫勉neo」はシリーズとしては5回目の放送です。


初回は2015年9月にシーズン1が放送されています。
時々ふと思い出したかのように放送します。
(そんな訳ないですが)


毎回数人の漫画家を紹介して期間限定版で放送が続いていました。
(シーズン0としてパイロット版も2014年11月9日にありました)


しかし、
2017年3月にシーズン4として、4人の漫画家をドキュメントして途切れていました。


Wikipediaに各シーズンのゲストが詳しく書かれているので、関心のある方はそちらを参照してください。

浦沢直樹の漫勉 - Wikipedia

 

さて、
今回の漫勉neoが放送されることを、全然気付いていませんでした(^_^;)


10月の中旬、なにげにBRレコーダーの録画記録を見ると番組が放送されているではありませんか(^_^;)

 

BRレコーダーの録画記録の映像

 

3年半のご無沙汰です。
しかも、タイトルも「漫勉neo」としてリニューアルされていました。


普段テレビはニュースくらいしか観ないし、新聞の番組欄も斜め読みなので放送を、まったく気付きませんでした。

(やれやれ、困った物だ)

仕事が終わったその日に、やっと観ることができました。

BDレコーダーのお気に入り録画機能はこうした時にありがたいですね。

 

第1回目は、ちばてつや先生でした。 

漫勉neoに出演するちばてつや先生

出典:NHKEテレ 浦沢直樹の漫勉neoより

 

番組の中で、ちば先生が漫画家を目指すなら模写をすべきと、推奨していました。
そして、なんと浦沢直樹先生の「明日のジョー」の模写も見れました( ^o^)

さすがに上手い。

ちば先生も記念にすると喜んでいました。

 

ちば先生が、
「腕がおぼえるんだよね」と、おっしゃっていたのは至言ですね。

 

 

ほかの番組では、
漫画家は、「頭に書きたい具体的なイメージが湧かないと書けない」

と浦沢さんが言っていました。


模写が出来ても書きたいことが具体的にイメージできないと駄目なんですね。
こうした番組を観ると、自分が漫画家を目指せなかったかがよくわかります。

 

さて、
自分と漫画の関わりを振り返ってみますか。

 

お忙しい人は、ここでスルーしてください。

 「終わりへ」を「プチ」とすると文末に飛びます。 

 

終わりへ

 

 

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私と漫画の関わり

私が中学1年生の時にさかのぼります。


その時期にしては、仲の良い女の子の友達がいました。
Iさんとしておきます。


中学生レベルですから、数人の男女のグループがワイワイする程度の仲です。
思春期のたわいも無い会話を楽しんでいたのです。
2人でデートなんて、こじゃれたことはしませんでした。

(惜しい)

 

中学学生時代の友達

Iさんは漫画を書くのが趣味で、時々自作のノートに書いたものをちらっと見せてくれたりしていました。

しかし、ひょんなことから、そのノートの奪い合いになって、ノートが破れてしまいました(^_^;)


泣く…Iさん…

 

学生時代-女学生が泣いた

 

どうすれば良いか分からず立ちすくむ私…
当時のいきさつは具体的には思い出せませんが、
私が漫画を書いて見せることを約束して、その場は許してもらえることになりました。

 

とはいえ、当時、私は漫画なんて書いたことはありません。
どうすればいいのかをIさんに聞きました。
「まずは、好きな作家の模写をしなさい」

だそうです。

 

なんと、あのちばてつや先生の至言そのものです(^_^;)

そんなことを返すIさんって、今思うと凄すぎる…

 

その日から、せっせとノートに漫画家のキャラクターを描いては、見せる日が続きました。まあ、話す口実が出来たので良かったことにしましょう。

 

たとえば、こんな感じです。
我ながら、中学生時代のノートを後生大切に持っていたものです(^_^;)

(スキャンしてデジタルデータですが…)

 

中学生の時に書いた漫画の模写


左上は、サイボーグ009のジョーですね。
右上は、明日のジョー( ^o^)

下の2つは、動物の動きを練習した画です。


そして、1年後くらいに、なんとなくストーリーも書けるようになって、自作の漫画を見せる約束を果たしたのでした。

 

中学生のピースサイン

出典:無料イラストのIMT


しかし、そのIさんとは、3年の時にクラスが別々となってしまいました。
当時の自分には、交流を続けるきっかけ作りもままならず終わってしまいました。

 

とはいえ、それが私と漫画を結びつけるきっかけになりました。
書いてみると楽しいので、趣味で描く程度でしたが…

 

石森章太郎先生が、1974年に「マンガ家入門」という漫画の書き方を指導してくれる本を出版されています。そんな本を買い込んでは練習をした記憶があります。
この本は、文庫本で1998年に再編されたようで、まだ売っていますね。 

 

 

漫画を書いていたことは、私の入社面接にも役立ちました。


たぶん、こんな会話だったと思います。


面接官「あなたの趣味はなんですか?」
私  「漫画を書くことです」
面接官「漫画!なかなかそういう趣味を答える人はいませんね」
   「どうして漫画を趣味にしているのですか?」
私  「現実には起きないことでも、漫画の中では表現できるからです」
面接官「なるほど、私も漫画には関心があります」
   「未来を描いている漫画はけっこう商品化の参考になりますね」

以下略


そんなようなやりとりだったと思います。
今振り返れば、そんなことで合格するのだろうか?
と今頃冷や汗をかいています(;゜ロ゜)

 


しかし、その会社にめでたく入社出来ました。


しかも、入社後、責任者の次長さんにお会いしたら、なんとその面接官だったのです。
ずいぶんとその会話に関心を持ってもらえたようでした。
ありがたや、ありがたや


おかげで社会人人生を無事に過ごさせていただきました。
当時の次長さんに感謝感謝です。

 


社会人になってからは、ほとんど漫画を書くことはなくなりました。
当時、パソコンがブームになって、TK-80というトレーニングキットに夢中になって
アセンブラ言語でゲームなんかを作っていました。


しかし、時々漫画のスキルが活きる時がありました。

たとえば、九州の事業所に出向した先で、任されたチームのQCサークルの指導と、発表資料の作成に挿絵の依頼をされて書いたのがこちらの資料です。

 

事務作業が中心の女性チームが「ファイルの削減」をテーマに活動した時のものです。

 

漫画のスキルをQCサークルで活用した例


この発表はめでたく事業所の全体発表会に進みました。


そして、
ここに映っている猫が、このブログのモチーフ
「まねき猫」です(^_^;)

(つまり、これが書きたかったのかなあ(^_^;)…)

 

まねき猫の由来イラスト

 

その他、仕事で受けた専門教育の講義資料を作った時などに
表紙絵に漫画のスキルが活きています。

これは、1985年頃に書いた資料です。

若いエンジニアに、バイポーラICというアナログ集積回路の基礎知識を講義したときの資料です。

当時は、今のようなコピー機はなく、青焼きという方法で配布物を作っていた時代です。

なので、第2原紙というレーシングペーパーみたいなものに手書きしています。

懐かしい。

(いや~、完全に自分の郷愁のために書いている(^_^;)…)

 

バイポーラICの基礎

 

こうして改めて振り返ってみると、漫画と関われたのは私の人生に良い影響を与えてくれたと感謝しています。

 

以前、「役に立たない学びは無い」という記事を書かせていただきましたが、改めて実感する次第です。 

 

www.my-manekineko.net

 

  

 

 

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おまけ

不思議なもので娘も漫画を書くようになりました。
私以上に熱が入っていた時期があります。


同人誌を友人と作って、コミケなどにも出展していました。
血は争えない?(^_^;)


あるときは、
空きページの穴埋めに1ページ書いてくれと言われて渡したのがこちらです。


石ノ森章太郎先生の名作「サイボーグ009」に出てくる002フランソワーズをモデルにしてバレーを踊っている姿です。

サイボーグ009の002フランソワーズがバレーをする姿

(^_^;)

 

最近はとんと漫画を書く機会が減りました。

たまにブログの記事で、ちょうどのイラストが無いときに書くことがあります。

こちらは、質問の力を書いた時の中で使った「クリームシチュー上田さん」の絵です。


筆力がどんどん劣化している様子が再認識することになり残念です。

質問の力-クリームシチュー上田さん

 

www.my-manekineko.net

 

おまけのおまけ今後の放送日程

 今回のシリーズで放送された方は以下の方々です。


20年10月01日 ちばてつやさん
20年10月08日 岩本ナオさん
20年10月15日 すぎむらしんいちさん
20年10月22日 星野之宣さん
20年11月12日 諸星大二郎さん
20年11月19日 西炯子さん
20年12月03日 惣領冬実さん


番組HPから今後の放送予定を調べました。

次回以降は、再放送のようですね(^_^;)
ちなみに配信もやっているので、みたい方はそちらをどうぞ( ^o^)


12月17日「坂本眞一
1月 7日「諸星大二郎」(再)
1月14日「西炯子」(再)
1月21日「惣領冬実」(再)
1月28日「坂本眞一」(再)

 

 NHKの漫neoのHPを改めて載せておきます。

www.nhk.jp

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

こうした記事も読んでやってください。 

www.my-manekineko.net

 

 

www.my-manekineko.net

 

 

 

 

 

 

終わり