2021年もコロナ禍からヒット商品?
日経トレンディが毎年11月にヒットの予測を特集しています。
毎年購入して、来年を占う参考にしています。
その特集から、2020年のヒット商品と、2021年のランキング1位~10位を一緒に見てみたいと思います。
お時間があったらお付き合いください。
こんな記事も書いています。
1.日経トレンディ2020年ヒット商品
2020年のヒット商品ベスト10
まずは、2020年のヒット商品にランクインした上位10位までを見てみましょう。
今年は、コロナ禍の影響で消費トレンドが大きく変化しました。第2位から7位までがコロナ関連の商品となりました。
選ばれた商品・サービスと(カテゴリー)
1位 鬼滅の刃(漫画)
2位 マスク消費(日用品)
3位 あつまれ どうぶつの森(ゲーム)
4位 Zoom(ビデオ会議システム)
5位 檸檬堂(レモンサワー)
6位 AirPods Pro(ワイヤレスイヤホン)
7位 モバイルオーダー(飲食店のスマホ注文)
8位 Shupatto(エコバッグ)
9位 今日から俺は!! 劇場版(映画)
10位 ゴキブリムエンダー(ゴキブリ駆除剤)
第1位の「鬼滅の刃」は、説明の必要がないほどの大ヒットでしたね。
累計発行部数は、1億部を突破し、12月4日に新刊が発行され、これまた凄い売れ行きのようです。
また、食品から衣服まで色々な商品とコラボして全部が売れる前代未聞の状況です。
そして、
第2位から7位までにコロナ禍による新しい生活様式が消費トレンドを変えた商品が並びます。
出典:東京新聞 2020年5月5日朝刊より
第2位のマスク消費
第3位あつまれ どうぶつの森
第4位のZoom
が典型的です。
2020年は、想定外のウィルスの出現で消費行動が大きく変化したことがうかがえます。
第5位以下の概要です。
5位 (レモンサワー)
日本コカコーラが始めて手がけるアルコール飲料。レモンサワー界に現れた「超新星」が突然トップに踊り出ました。家飲みが高級感のあるテイストを支持。
6位 AirPods Pro(ワイヤレスイヤホン)
これまでの開放型から密閉型に変更して消音性能を向上、自宅のテレワークでも活躍し首位を堅持しました。
7位 モバイルオーダー(飲食店のスマホ注文)
家での食事に店舗のテークアウト商品を活用。
注文から決済まで非接触でスムーズに、新様式がコロナ禍の飲食店を救いました。
8位 Shupatto(エコバッグ)
7月に施行されたプラスチィック製レジ袋の有料化で大躍進しました。シリーズ累計で700万個を突破。ノンストレスエコバッグが飛ぶように売れました。
9位 今日から俺は!! 劇場版(映画)
緊急事態宣言後のコロナのほとぼりも冷めない7月に思い切って公開した映画です。
ファミリー層をつかんだ総力宣伝で興業収入50億円を突破しました。
10位 ゴキブリムエンダー(ゴキブリ駆除剤)
部屋に何度かプッシュするだけで殺虫成分が隅々まで行き渡ります。シェア約3割を獲得。
11位以下は、以下のURLからどうぞ
もっと詳しく知りたい方は、日経トレンディ2020年12月号Kindle版もあります。
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2.2021年のヒット予測
さて、2021年はどんな商品が売れると予想しているか見てみましょう。
ウィズコロナの世界を読み解くキーワードは3つだそうです。
①前例のないエンタメ
新型コロナウィルスの影響が続く中、あらゆる産業が智恵を絞って新しいテクノロジーや施設体験を提供する。
②サステナコンシャス
サステナブル(持続可能性)が重要になる年。20年のレジ袋有料化でエコバッグが加速的に普及したように、リユース可能な容器や食のサステナ化が進む。
③「ダブル」で生きるDX
2021年のヒット商品を占う上で、キーワードになるのが「DX」です。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、デジタル技術でビジネスモデルを変えていくことを言うようです。
今年のヒット商品を見ても、コロナ禍によって否応無しにDXが進み、爆発的に売れた商品が目立ちました。
2021年ヒット商品予測ベスト10
では、2021年のヒット商品ベスト10を見てみます。
書籍では、30位までの紹介がされています。
出典:日経トレンディ2020年12月号p32-33
普段あまり聞き慣れないワードが並んでいますね。
1位 無人駅&グランピング
2位 多視点スポーツ観戦
3位 ビヨンド副業
4位 Loop
5位 コオロギフード
6位 空間丸ごと紫外線除菌ライト
7位 EVERING
8位 配膳ロボット
9位 長野でテレワーク
10位 マイクロD2C
こちらには、商品の簡単な説明が載っています。
各順位のキーワードを抜き出して見ました。
1位 無人駅&グランピング
「何もない」場所が、極上の旅先になると予想。
手つかずの大自然をリゾートに昇華するサービスが次々と生まれ始めています。
参考:土合駅
【DOAI VILLAGE】無人駅で辺境グランピング!?日本一のモグラ駅・土合駅に話題の新施設が爆誕!
2位 多視点スポーツ観戦
コロナ禍でスポーツ観戦に制限がかけられる中、多点カメラやCG,5Gなどの技術を利用して、スタジアムの好きな場所にワープし、「360度アングル選び放題」の斬新な観戦体験が可能にしたサービスの拡大が進む。
参考:
5G時代のスポーツ、エンタメ配信にイノベーションを起こす新たな「自由視点映像」とは | 電通テックの公式メディアBAE
3位 ビヨンド副業
ホームワークの普及と副業が社会認知され始め、ダブルワークや地方との遠隔作業と“月イチ出張”でキャリアアップにもなる地方副業が盛んになる。
多くの企業がサービスを提供すべく準備中。
マッチングプラットフォームとして、
「JOINS」
(JOINS)
「Skill Shift」(みらいワークス)
が稼働している。
20年年内に、人材大手のパーソルホールディングスが、「Loino」(パーソル イノベーション)で参入する見込みと報道されています。
地方特化型副業マッチングプラットフォーム 「Loino(ロイノ)」の事業化が決定|ニュース|パーソルイノベーション - PERSOL INNOVATION
4位 Loop
廃プラ問題にケリをつける一大プロジェクト、サステナブルプロジェクトが始動。
大手企業が続々参加。「ぜひ使いたい」容器が企業への愛着を生む。
テラサイクルの容器再利用事業Loopに13社が参画、来年秋から東京で試験運用 | SUSTAINABLE BRANDS JAPAN
5位 コオロギフード
次世代たんぱく質として、「こおろぎ」が環境に優しい新たな“食材”として料理に使われ始めた。
コオロギが地球を救う?|コオロギせんべい | MUJI 無印良品
6位 空間丸ごと紫外線除菌ライト
コロナ対策のニューノーマルとして、殺菌性と安全を兼ね備えた照明で消毒の手間を軽減する除菌ライトが普及する。
7位 EVERING
支払いは、指輪をかざすだけ。「おサイフ指輪」で新キャッシュレス生活が始まる。
「EVERING」(エブリング)は、VISAのサイフもスマホもいらない指輪型タッチ決済対応ウエラブル端末を21年春に提供予定。
スマホすらいらない 「指輪でキャッシュレス決済」が来年広まる:日経クロストレンド
8位 配膳ロボット
外出自粛やステイホームで危機にあるレストランを救う非接触型「配膳ロボット」が21年に登場する。
ソフトバンクが「Pepper」の技術を用い、ロボット接客「Servi」(サービィ)を販売する予定。こうした接客がスタンダードになる時代がやってくる。
飲食店を救う配膳ロボット レストランを「非接触型」に変える :日経クロストレンド
9位 長野でテレワーク
コロナ禍で一気に加速したテレワーク。リゾート地ではワーケーションへの対応が着々と進んでいる。特に長野県白馬村と軽井沢で開発が進んでおりビジネスパーソンの流入をもくろんでいる。
10位 マイクロD2C
D2Cとは、「Direct to Consumer」の略で、”消費者に対して商品を直接的に販売する仕組み”のことを指す。だれでもブランド作りを可能にするプラットフォームが出そろった。
D2Cの新トレンドは「細分化」 21年はブランド立ち上げ容易に:日経クロストレンド
1位から10位をざっと眺めてみました。
はてさてどんな商品がヒットするでしょうか?
期待して観察していきたいと思います。
3.まとめ
日経トレンディ2020年12月号から
2020年のヒット商品と2021年のヒット商品ベスト10をご紹介しました。
コロナ禍で2020年の消費トレンドは、相転移を起こしたと言われるほど変化しました。
2021年はどんな商品がヒットするでしょうか?
動向に注目していきたいと思います。
追伸
今週は、年末の駆け込みで、学生のリポート提出が普段の5倍!(^_^;)
添削の合間に記事をなんとか書き上げました(;゜ロ゜)
記事の稚拙な部分があったら忙しさに免じてご容赦ください。
時間が出来たら、日経トレンディのヒット予測の結果を考察してみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もうすぐ確定申告の時期ですね。
こんなことが有っても大丈夫なように準備しておきましょう。
終わり