まねき猫の部屋ーブログ

健康や人生についての想うことを発信していきます。週1回のゆるい更新です。

新型コロナウイルス生存期間記事から報道のされ方を憂う

メディア報道の仕方に疑問を持つ日々

新型コロナウイルスの減衰時間を正しく知る

コロナウイルスの感染者数が減ってきましたね。

皆さんの自粛努力が目に見えてきました。

また、頑張っておられる医療関係者や外で働く方には心から感謝いたします。

そうした中、コロナに関するメディア報道に疑問を感じています。

たとえば、ダンボールに付いた新型コロナウイルスの生存期間についてです。

24時間と報道している記事が多いですが、どんな条件で何を基準にしているかを説明されていない。

最大値だけ示して、危険感をあおっていませんか?

こんな伝え方をするから、配達する人に礼を欠いた行動をする人が出てきます。

今回は、コロナウイルスの生存期間について自分なりに考察したことを書いてみます。

ついでに、一次感染期間の収束時期も予測してみました。

良かったらお付き合いください。

 

 

目次

 

 

新型コロナウイルスの生存期間

報道のされ方

米国立アレルギー感染症研究所などのチーム論文を元に、新型コロナウイルスの生存期間についてメディアが色々な報道をしています。

 

たとえば、Yahooの例です。

新型コロナウイルスの最大生存期間の報道Yahooの例

引用:Yahooニュースより

参照URL:

新型コロナ感染症:ウイルスはどれくらい長く物質上にいるのか~残存率低下の条件とは(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

ご覧になった方も多いと思います。

ダンボールが24時間(^_^;)

プラスティックは72時間(;゜ロ゜)

心配になりますよね。

受け取った宅配のダンボールは24時間さわってはいけないのだろうか?

ドアノブは危険

スーパーのトングはもうさわれない(;゜ロ゜)

などなど…

 

しかし、

これらの報道は、適切に実験結果を伝えているのでしょうか?

 

たとえば、

残存期間と書いてありますが、

この実験が、

どんな条件で

どんな閾値(しきいち:判定基準)で

評価したかは説明していません。

 

 

もうひとつ例を見てください。

こちらは朝日新聞デジタルから

新型コロナウイルスの寿命の放送例-朝日デジタル

引用:朝日新聞デジタル

参照URL:

コロナウイルス、感染力を保つ長さは? 空気中は3時間 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

 

やはり条件などは書かれていません。

しかも、寿命という表現です。

引用論文名が書かれているのが救いです。

 

そこで、引用論文を確認してみました。

その論文に載っていた図表が、以下になります。

各メディアはこの発表を参照しているようです。

論文の図-色々な物質状での新型コロナウイルスの最大生存期間

引用:米国立アレルギー感染症研究所などのチーム論文から

参照URL: https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2004973

 

内容から、

実験の室温条件は、21~23度 相対湿度40%だったことが書かれていました。

 

この条件は、普段の生活では寒くない?

ウイルスに取ってはどうなんでしょう?

比較的生存しやすい条件の様では?

 

調べると、

SARSコロナウイルスの代わりに腸管ウイルスを代用した温度と湿度を変えたときの死亡速度を実験で求めている情報があります。

 

腸管ウイルスの湿度と温度による脂肪速度の違い

参照:NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)編集委員会

引用URL:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やるべきこと、してはいけないこと

 https://npojip.org/sokuho/No183-s2.pdf

 

同一条件ではありませんが、20度では湿度80%でもウイルスは長く生きていけると書かれています。

 

話しを元に戻します。

先ほどの実験における閾値(判定の基準)も論文には書かれていました。

検出限界の3.3個とのことです。

こうした点から寿命と書いているようです。

しかし、言葉の捉え方は人それぞれです。

平均寿命と理解すると、約半数が生き残る期間になってしまいます。

 

ダンボール上のウイルス生存期間

さて、

論文内容から、

ダンボールを例に

私なりに解釈してみました。

ダンボールでの新型コロナウイルス量の減少を予測した図

実験条件:温度21~23度 湿度40%
かなり涼しい。

 

半減期についての考察はこんな感じです。

ダンボールでの新型コロナウイルス量の半減期を予測した図

 

こうした実験では、信頼度の区間が示されます。

多くは、信頼度95%です。

正規分布の標準偏差ごとの面蝉-信頼度95%は1.96シグマ

これは、分布が正規分布という世の中の平均的なバラツキの姿から推定していることを示しています。

また、標準偏差というバラツキの程度を示す指標が、プラスマイナス1.96の範囲で

信頼度が95%であることを説明するものです。

 

ダンボールの例では、

ウイルスの量が半分になる時間は平均で約3.5時間

そのバラツキは、信頼度95%で

最小2時間

最大5時間

程度と説明していることになります。

 

先の図の減衰時間からすると、約10時間でウイルスが十分の一の、100個以下に減ることになります。

 

しかも、温度条件は21〜23度 湿度40%でした。

ウイルスにとっては過ごしやすい条件らしい。

 

メディアは、読んでもらってナンボです。

どうしても、刺激的な表現が多くなるのは仕方ないでしょう。

 

受け手も、その事を承知の上で判断するから、

メディアは判断材料もわかりやすく説明してほしいものです。

 

 

 

 

新型コロナウイルスの一次感染収束時期

Yahooのコロナ記事の冒頭には、日々の感染者のグラフが載っています。

Yahooのコロナ感染社数の推移

参照:Yahooのコロナ感染関連記事から

昨日時点で、新規感染者の数は59名と少なくなりました。

このグラフからも近いうちに一桁台に入る様子がイメージできます。

 

収束時期の推定

 

自分なりに書いてみたのがこれです。

コロナ感染者の週別発生数の実績と予測値

日々の感染者数は、変動が大きいので週でまとめています。

そのデーターから自分なりの予測をしてみると、

週の新規感染者数が1桁に乗るのは、

6月14日~20日の週となりました。

 

感染者の累積数予測

上の予測から推測した

感染者数の累積値は約16,800人と推定されます。

コロナ感染者の累積値の実績と予測



 

厚生労働省クラスター対策班メンバーの西岡教授は、未対策の場合、流行終了までに国内で約85万人が重篤な状態になると公表していました。

8割おじさんこと西岡教授

 引用:NHK ニュース9の放送から

 

立場上の発言でしょうが、伝え方は工夫が必要と感じます。

 

平均的にはどんな感じで

皆さんが努力したらこんなに良くなって

努力しないとこうした最悪に結果が出る

 

みたいには言えないのでしょうか?

 

今後の改善を期待したいものです。

 

 

 

 

 

 

この予測はあくまで、私個人の予測です。

ご承知ください。

 
また、これはあくまで一次感染の推移です。

ワクチンの開発が待たれます。

 

以下は参考までに推論の考え方を載せました。

お忙しい方は、読み飛ばしてください。

 

 

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推論に用いたデータと考え方

感染者推移のデータ

予測に用いたデータを記録しておきます。

厚生労働省のHPから公表値を抽出したものです。 

参照: 報道発表資料 |厚生労働省

日別のデータを週でまとめたものです。

新型コロナウイルスの週別新規感染者発生数の推移

 

 

推論の予測モデルについて

感染者の増減推移は、釣り鐘状に変化すると仮定しています。

 

そこで、
時系列分析モデルの傾向変動分析法の1つである
ロジスティック曲線を利用しています。

 

この分析法は、普及率の予測モデルとしてもっとも広く使われてきたもので、一般的には成長曲線モデルと呼ばれます。この曲線の良い所は、微分方程式で表される少パラメータの非線形モデルな点で扱いやすい式となります。

 

ロジスティック曲線の式

 

ロジスティック曲線式

 

kが感染者の総数 tは経過期間 a,cは曲線のカーブを決める係数となります。

 

予測した数値

 

さきほどのデータを用いて、出した予測の値がこれになります。

コロナ感染者の予測データ



 

 

まとめ

 

コロナウイルスの報道は偏って前提がない場合が多い

・報道は自分で解釈して割り引いて考えた方が良い

・ロジスティック曲線を用いた個人的な予測

 一時感染の収束時期は6月14日~6月20日の週

 一時感染者の総数は、約16,800人

 

あくまで個人の意見です。

判断は各自の自己責任でお願いします。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

終わり

 

 

 

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