まねき猫の部屋

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直観力を鍛えて、意思決定のスピードと質を高める

人生は意思決定の連続-直感を鍛える

新年度を新しい環境で迎えられた皆さま、新たな旅立ちを心からお祝い申し上げます。

今年は、コロナウィルスの影響で今までに無いスタートとなりました。
影ながら応援させていただきます。

そこで、新たなシーンで役立つ直観力の高め方をお伝えします。
私たちの人生は、意思決定の連続です。
効果的・効率的に意思決定を行い、目指す人生を悔いなく歩んでいきましょう。
興味を持たれたら記事にお付き合いください。

 

目次

数字をクリックするとジャンプします。

1.人生は意思決定の連続

2.直観力の効用

3.直観力とは

4.直観の鍛え方

5.まとめ

この記事は2018年10月5日の記事をリメイクしたものです。

 

1.人生は意思決定の連続

 人生は、

意思決定の連続といっても過言ではありません。

 

意思決定-女性が上げた手をを振りかざして決断する図

写真:写真AC フリー素材より


思い出してみましょう。


どこの学校に行くか、
どこの会社を受けるか、
人生のパートナーとどう出会うか

 

などの重要な意思決定から、

 

今日の洋服は何にしよう、
夕飯は何を作ろう、

といった身近な意思決定まで

様々な決断をしながら生きています。


そうした1つひとつの意思決定が、

新たな人生や素敵な出会い、

創造的なアイデア創出につながって

いるはずです。

 

その意思決定は、
たとえば、1時間ごとにするとしたら…


1日16時間だと、

1日 16回

1年で16×365日

=5,840回

もの回数になります。


この5,840回の選択が、

1年後のあなたの人生の立ち位置を決めています。

 


これからも、多くの意思決定をしていくことでしょう。

人生は山登りと同じ-意思決定の結果で行き先が異なる



 

また、そうした意思決定の多くは、素早い判断が求められます。

・上司からの突然の相談

・恋人からの思わぬ反応

・移動中で電車が事故

などなど色々ありますね。

 

ピエール・ブイヨン作-女神の前髪は前にしかない



なにしろ幸運の女神は、前髪しかつかめないそうですから(^_^;)


そこで、
意思決定のスピードを早めた上で、効果的・効率的に決断をしていきたいものです。

それに役立つのが直観力です。

 

 

2.直観力の効用

 

色々な方が、直観力の効用を書いています。

ご紹介します。


メンタリストのDaiGoさん


DaiGoさんは、沢山の本を出されています。

書くスピードも速い。

その本の1つに「直観力」があります。 

直観力

直観力

 

 

「おわりに」から、少し引用します。

 

 近い将来、タスクやマネジメントの分野をほぼ機械が行うことができるようになったとき、私たち人間に求められるものは何でしょうか。


それは、間違いなく「クリエイティビティ」、コンピュータが遠く及ばない人間の著観的な創造力です。分析や計算では到達できない領域で答えを引き出す「直観」こそ、人が担当できる不可侵な分野なのです。


これからの時代、「直観」こそ、人間がコンピュータや人工知能の台頭から、”生き残る”ために切り札なのです。


また、この本の中で直感を科学的に検討した実験事例も紹介されていました。

ぜひ、確認してみてください。

 

 

三木雄信さん

三木さんは、ソフトバンクの孫さんの秘書などをされていた方です。

孫さんは、直観の大切さを自身が提唱する高速PDCAの中で推奨しています。

実際にソフトバンクの中で実践させているのだそうです。

 

企画におけるPlan出しは、
時間をかけても無駄で、
「直観」に頼ればいい。

 

 こうした点を、超高速PDCAという本で紹介しています。

マンガ形式の本も出ているので、こちらがわかりやすくお勧めです。

マンガでわかる! 孫正義式 超高速PDCA

マンガでわかる! 孫正義式 超高速PDCA

  • 作者:三木 雄信
  • 発売日: 2018/03/24
  • メディア: 単行本
 

 

その一部を少し引用します。

 

f:id:my-manekineko:20181004110658j:plain

出典:「まんがでわかる 孫正義式 超高速PDCA」三木雄信著

 

 

仕事の早い人は、
直観力を使ってP(企画)

をすばやく完了

そして、次のステップD(実行)に移行します。

なので、仕事が早い( ^o^)

 

仕事の基本PDCAサイクルを超高速PDCAでは高速で回す

 

将棋の羽生九段

 

著書「人工知能の核心」から

直感についての言葉です。 

 

人工知能の核心 (NHK出版新書 511)
 

 

引用します。

よく取材で「何手先まで読めるのですか」と質問されます。

略 
実は私たちは大量に手を読んでいるわけではありません。
むしろ、棋士

直観によって、まずはパッと手を絞り込むのです。

ただし、ここでいう直感は、決してやみくもなものではありません。
あえて言葉で表現するなら、
「経験や学習の集大成が瞬間的に表れたもの」

です。


これは、その棋士の、これまでの歩みやストックしているデータによって裏付けられています。

 

環境変化が加速し不確実な要素が多い現代だからこそ、直観を活用して意思決定を早めましょう。

 

 

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3.直観力とは

 

Daigoさんや羽生さんの言葉から「直観」の定義を整理してみました。

 

「直観」とは、私たちの意思決定プロセスの1つであり、
これまでの経験や学習から潜在意識が脳のデータベースの情報から教えてくれる導き」

 

定義から、直感の構造を図にしてみました。

直感は多くの経験を積み、脳が瞬時に類似経験を出してくれるプロセスといえます。

直感は多くの経験を積み脳が瞬時に類似事例を出してくれるプロセス


人が経験や学習したことは、過去の経験則として技の記憶として蓄積されます。


そして、ある事象が発生すると脳は直観を通過させる特殊なフィルターを経由して類似の経験がないかを瞬時に検索して、答え(導き)を出すというものです。

そのため、早い決断ができると説明しています。


その前提は、経験や学習をきちんと積んでいるということです。

 

 この点を端的に説明しているのが、「勝つための状況判断学」の著者松村劭さんです。
松村さんは、軍隊における名将の思考過程から直観の発想プロセスを説明しています。

 

 

勝つための状況判断学 (PHP新書)

勝つための状況判断学 (PHP新書)

 

 

ちょっと古い本ですが、
Kindle版なら無料で読めます。

 

こうした思考プロセスは、人工知能ディープラーニングに類似しています。


人工知能は人の思考回路を模倣して作られていますので当たり前かも知れません。

 

 

我々が持つ直観という強みを、活用できるうちに活かしたいものです。

 

 

4.直観の鍛え方

 

さきほどの直感の思考回路から鍛えるヒントが見えてきます。


*経験値を高める
ゲームをしたことのある人はわかると思いますが、RPG(ロールプレイングゲーム)型のゲームではダンジョン(戦う場)で敵と対戦します。
しかし、敵が表れても自分の経験値が足りないとあえなく敗退となります。

何度もトライして経験値を高めることで、強敵を倒すことが出来るようになります。

 

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出典:ドラゴンクエスト 戦闘シーンから引用

 

これと同様に、実生活でも経験値が足りないと、直観は働きません。

たとえば、料理の素人は、レシピの検索から始めることになります。

しかし、経験豊かな経験者は、料理の名前を聞いただけで作業が始められますし、

写真を見ただけ、味見しただけで作れます。

直観で、どう作業すればいいかが分かってしまいます。


こうしたことは、仕事の場面でもベテランと初心者で、解決のスピードや完成度がまったく違う場面としてよく目にします。
経験値の差が、直観で解決できる割合を左右します。

 

ベテランと初心者の直感の差は経験値の差


そのため、新しい環境では、新しい仕事に誘われたら進んで参加しましょう。

また、積極的にセミナーや勉強会に参加するのもいいですね。


そして、歴史の本や経験を疑似探検できそうな啓発本を読むこともお勧めします。


 
*「良い失敗」をする
直観が当たらない人は、直観を感じても失敗を恐れて「正しく行動に移していない」ことが多いそうです。


この点は、「失敗学」の畑村洋二郎先生も同じことを言っています。

 

 

最新図解 失敗学

最新図解 失敗学

  • 作者:畑村 洋太郎
  • 発売日: 2015/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


いまの世の中、不確実なことが多いので失敗する可能性も高い。
そこで、「良い失敗」を沢山することだそうです。


良い失敗とは、個人の成長する過程で必ず通らなければならない体験だそうです。
そのため、失敗しても大丈夫な小さな体験を、あえてしてみることが大事だそうです。


あなたも良い失敗をたくさんしてみましょう。

  

5.まとめ

・決断をすばやく行うには直感に従う
・直観は、潜在意識が教えてくれる導き
・直観が働く人は経験値の高い人
・良い失敗をして直観を鍛える

直観力を鍛えて意思決定のスピードと質を向上させていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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終わり

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