老化物質AGEを溜めないために知っておきたいこと
ご訪問ありがとうございます。
身体を老化させるAGE(終末糖化産物)という物質をご存じですか?
この物質が歳と共に身体に蓄積し老化を早めることが注目されています。
これまでは、老化は「酸化」が原因だと言われていました。
身体に取り込んだ酸素の一部が活性酸素に変わる現象です。
しかし、近年「糖化」も老化を早める原因と分かってきました。
この「糖化」に関わるAGE(終末糖化産物)について概要をまとめました。
ご興味があったら、おつきあいください。
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お忙しい方は一部だけでもご覧ください。
こんな記事も書いています。
糖化と老化物質AGEについて
糖化とは、タンパク質が加熱によって糖質と結びついて、AGE(終末糖化物質)という老化を促進させる物質を作る現象を言います。
AGE(終末糖化物質)は、
・食品として入ってくるもの
・身体の中で生成されるもの
の2つがあり歳と共に蓄積していきます。
食品として入ってくるAGEは、調理の仕方でその量が大きく変化します。
たとえば、唐揚げやホットケーキのこんがり焼けた部分はとてもおいしそうですが、その焼き色にタンパク質と糖が加熱で糖化したAGEを多く含んでいます。
つまり、調理法を工夫してできるだけ低い温度で加工してAGEの少ない状態で食べることが大切です。
また、体内でも毎日少しずつ、化学反応によってAGEが生成されます。
体内の過剰な糖質がタンパク質が体熱で結びついてAGEが生まれています。
このAGEの生成をおさえるには、血液中の血糖値を高くしないことです。
AGEが増えると、顔のシワやたるみが増えて老けて見えるといった外見上の老化だけでなく、糖尿病や骨粗しょう症などの病気の原因となる言われています。
また、AGEは歳とともに増加し蓄積されることが分かっています。
出典:AGE測定推進協会 第17回 日本抗加齢医学会総会
(URLは、http:で「保護されていない通信」となるため省略します)
AGEを増やさない生活を心がけたいものです。
そのポイントを調理法と生活面から見ていきましょう。
AGEを増やさない料理法
AGEは、食べ物から摂取した約10~30%が腸から吸収されて、その7%が体内に蓄積されると言われています。
そのため、食品から摂るAGEを出来るだけ増やさないことが重要です。
そのAGE量は食材の調理の仕方で大きく変わります。
たとえば、鶏の胸肉は生の状態では、AGE量は692KU(90g)です。
しかし、唐揚げにすると、なんと8750KU(90g)と約13倍にも増えてしまいます。
ご紹介したようにAGEは、タンパク質と糖が過熱されて生成されます。
そのため、調理する温度が重要です。
ゆでた鶏肉はAGEが968KUとそれほど増えません。
水を利用した調理は、水の沸点100度以上に温度が上がらないためです。
一方油を使った調理は、180度と高温のなるため焦げてAGEが増えることになります。
そのほか、魚介類や卵の調理法によるAGE値はこんな感じです。
参照:「NIKKEI STYLE」
URL:
老化の元凶AGEを防ぐ 医師に聞く食事の7ルール|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE
こうした調理の影響を理解してAGEを増やさないようにしていきたいものです。
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AGEを溜めない生活とは
さきほどご紹介したように、AGEは年齢と共に身体に蓄積し増加していきます。
しかも、生活のスタイルによってその蓄積量が変化すると言われます。
食事からの摂取を減らす
AGEが増えない調理心がけると共に、
血糖値の上がりにくい食品を摂ることも重要です。
AGEは、体内の余剰な糖がタンパク質と結びつくことで生成します。
そのため、食後の急激な血糖値上昇を抑えることが大切です。
たとえば、低GI食品を摂取することが有効です。
低GIGL食品の詳細は以下の記事を参照してください。
また、食事を摂る順序を工夫し野菜などを先に食べることや、酢などを一緒に摂ると腸からの糖の吸収が穏やかになります。
こうした食べ方にも注意したいものです。
適度な運動
運動をすることで、余剰な糖の消費が進みます。
また、運動によって筋肉の量が増えると基礎代謝が増えて糖そのものを消費しやすい身体に変わります。
その他、
抗糖化物質(カモミール、ヨモギ、緑茶、ビタミンB1、ビタミンB6など)を摂るとAGEを増やさない効果があります。
身体のAGEを測る
自分のAGE量が気になってきますね。
AGE値を測定する方法には2つのやり方があります。
・血液から調べる方法
・皮膚に特殊な光を当てて測定器で調べる方法
です。
血液で調べる方法では、健康診断や人間ドックで
「ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)」
という値が測られています。
この指標は、糖尿病のチェックに用いられているものです。
通常のヘモグロビンが長時間、高血糖状態に晒された結果の糖化値を示しています。
一度検査結果をご覧いただくと良いでしょう。
測定器で測る方法は、
一部のAGE(ペントシジン、クロスリン、ピロピリジンなど)がある波長の光を当てると蛍光することを利用して測定します。
詳細は、こちらを参照してください。
こうした測定器が開発されたおかげで
最近は色々な場所で、測定をしてくれるようです。
参照:
https://www.sharp-sbs.co.jp/spotlight/2018/03/ages-sensor-case/
私も、通っているジムの近くで測定をしていただきました。
その結果がこれです。
206AUと、自分の年齢における標準値より低い結果でした。
良かった(*^O^*)
「AGE」と近くの地名で検索してみましょう。
AGEを測定してくれる所が見つかるはずです。
最近は各地の自治体が健康測定を積極的に行っているので、市のHPも見てみると良いかもしれません。
なお、有料で測ってくれるサービスもあります。
参考までにURLを付けておきます。
出典:健康ラボステーションの体内糖化度測定
URL:
https://kenlab.net/registration/
まとめ
糖化とは、タンパク質が加熱で糖質と結びつき、
AGE(終末糖化物質)という老化物質を作る現象
AGE(終末糖化物質)は、
・食品として入ってくるもの
・身体の中で生成されるもの
の2つがある
低い温度で加工するとAGEが少なくできる
生活のスタイルによって蓄積量を減らせる
AGEの値は簡単に測れるようになってきた
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでやってください。
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終わり
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