仕事
今日はバイトの中から、中小企業診断士の仕事について書きます。ちょうど、補助金申請の資料を締め切り前にアップできた所です。なので、今週はブログを書く時間がほぼとれませんでした(^0^;) そうだ、この仕事の事を記事にしてしまおう。というショート記事です。診断士のお仕事にご興味のある方はお付き合いください。
1.事業計画書の作成
中小企業庁は、中小企業に対して色々な補助金の制度を設けています。制度そのものには色々な意見があろうかと思います。が、今日はそういうお話は置いておきます。
さて、困っている申請事業者にとって、一番大変なのが事業計画の作成です。普段、ものづくりやお客さんを相手に仕事をしている訳で、計画書を作った経験のある事業者に、私はほとんど出会ったことがありません。
しかも、こうした計画書の作成は、会社に勤めていて企画の仕事や経営に係わる人なら分かると思いますが、本当に大変です。
そこで私のような中小企業診断士の出番となります。申請者のお助けが私のバイトとなる訳です。
作成は、だいたい以下のような流れとなります。
1.事前に決算書3期分や事業の資料をもらう
2.その会社についてネットで調べる
3.ネットミーティングで依頼主に話を聴く
4.聞き取り情報で資料を作成する
5.資料を納品。OKなら終了。NGなら修正
今は便利な時代となりました。コロナ禍以降は、すべて自宅で行います。
以前はその会社へ行って話を聴いて、資料が出来たら説明をするといった状況でした。
さて、計画書自体の作成は、以下のような流れです。
このフローは古いものですが、全体を俯瞰できる私のお気に入りの図です。
一言で言えば、目指す姿と現状を明らかにしてギャップを埋める計画を作ります。
とはいえ、そう簡単にギャップの発見や埋める案は出てきません。そのために、数字を見比べながら、外部環境分析をしたり、内部環境分析のSWOT分析を行います。
また、案を作るために色々な手法を駆使することになります。決算データの分析や予測値のシミュレーションも行います。こうした作業は地道ですがとても大切です。
そして、案さえできれば後は、後は資料にまとめるだけです。そう料理作りと似ています。
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2.実際の作成の様子
さて、実際の作業ですが、まずは決算書のデータをExcelに入力し、次に売上拡大ならどんな商品を、どのくらい、いつ、どのターゲットに売るかを数値化します。
数字関係の作業イメージ
数字関係が固まって、案ができたら、資料にまとめていきます。
多くの事業計画書は、本文10~15ページ、提出基礎データなどが5ページくらいのボリュームとなります。だいたい20~25ページを作成することになります。
今回、実際に作成した20ページの事業計画のイメージ図をご覧ください。
ダウンロードしても内容が読めないようになっている点はご容赦ください。守秘義務があります。
今回の20ページ内の文字数は18,337字でした。ご覧のように図表や写真も入っているのでそうした部分が結構な割合になります。図表の作成も結構大変なんです。
今回は3月5日(火曜日)に相談が来て、3月8日(金曜日)にはミーティングをして、資料は後付けの3月11日に届き、そこから10日間で作成し、3月20日に資料を納品しました。かかった時間は大体50時間くらいです。20ページの資料ですから、大体1日2ページを作った計算です。1ページ2.5時間で書き上げた計算になります。このペースは私自身の新記録でしょう。
(注:前半の5日くらいは、資料は作成していません。Excelで計算したり、案立案に時間を取られています。なので、作成に入ると1日4ページくらいのペースだと思います)
とはいえ、週刊誌の漫画家さんより効率が悪そう(^0^;)漫画家さんを尊敬しています。
報酬は、着手金と成果報酬に分かれます。着手金は安いです。うまく採択されればそれなりの報償金がもらえます。
採択されないと、神奈川県の最低賃金以下の時給になります。(コレでお察しください)
採択されると、20 代の月給以上もらえます。
博打性が高いかも知れません(^◇^;)
今のところ、私のやった計画書の採択率は80%を超えています。平均は大体50%くらいです。今回も無事に採択に届くといいのですが……
3.おわりに
なんとか今週もブログの記事をアップすることができました。こんな様子なので誤字や脱字、文章の間違いなど沢山ありそうです。はてなさんには、文章更正の機能を是非搭載してほしいと願うのは無理ですかね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうした記事も読んでやってください。
終わり